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アシスタントディレクターからのキャリアステップ
番組制作の第一歩はアシスタントディレクターとして基礎から学ぶことです。
将来プロデューサーを目指すのか、ディレクター(演出)を目指すのか、
いずれの道もまずはアシスタントディレクターを経験することから始まります。
では、アシスタントディレクターからスタートする
番組制作スタッフのキャリアステップはどのようになっているのでしょう?
チーフアシスタントディレクターになるまで
アシスタントディレクターからチーフアシスタントディレクターになるまで、
1~3年くらいが平均です。
会社によってはすぐにチーフアシスタントディレクターを任されたり、
どーんと飛び越えて1~3年でディレクターに抜擢される方もいます。
チーフアシスタントディレクターからディレクターまで
だいたいチーフアシスタントディレクターからディレクターまでが、1年~4年くらい。
大卒で入社したとして30歳前くらいでディレクターと言ったところでしょうか。
もちろん本人の資質や会社のキャリアアップ制度の違いなどにより、
20代半ばでディレクターとしてスタートする方もいます。
アシスタントディレクターとしてスタートするなら早い方が良い理由はここにあります。
20代後半でスタートした場合、
アシスタントディレクターの自分よりも年下のディレクターが先輩になる可能性があります。
気にしない方は問題ありませんが・・・。
進む道は1つじゃない
さて、アシスタントディレクター又はチーフアシスタントディレクターからディレクターになるとは限りません。
プロデューサー志向の方はアシスタントプロデューサーになるという道もあります。
もしくは制作デスクとして事務的なことを中心に制作陣をフォローするキャリアステップもあります。
アシスタントプロデューサーの先は
アシスタントプロデューサーからプロデューサーを目指すことが一般的ですが、
アシスタントプロデューサーのままプロフェッショナルを目指す方もいます。
制作デスクからアシスタントプロデューサーに転向する方、
又は制作デスク(兼)アシスタントプロデューサーの方も見られます。
会社や番組によって役割の多少はありますが、
臨機応変に対応出来る力を発揮するには、
やはりアシスタントディレクター時代の学びによるところが大きいです。
ディレクターになってから
さて、ディレクターになってからもステップアップはあります。
ディレクターからチーフディレクターになります。
さらには番組の制作・演出を統括する総合演出を目指します。
プロデューサー(兼)ディレクターや演出という方もいます。
制作会社の代表クラスになるとお見かけします。
ここまで来れば言うまでもなく番組制作のプロ中のプロ。
このような方達は制作だけではなく、
映像編集などの技術的なことにも長けています。
もちろん調整力やはたまた営業力など、
一流のビジネスマンとも言えるかも知れません。
ちなみに、番組制作からCMや映画製作の道が拓ける方もいます。
同じ映像制作業界で、どこにどんな機会が生まれるかわからないものです。
アシスタントディレクターとして数ヶ月勤務しただけで、
先が見えないと言って辞めてしまう方もいます。
どの業界にもキャリアステップはありますが、
番組制作は上記で説明したように結構わかりやすいのではないでしょうか?
もちろんステップアップに伴って年収もアップします!
道は平たんではないかも知れませんが、
夢を叶える道は存在するのです!
番組AD編
【アシスタントディレクター】大城さん(27歳)
1) 入社してすぐに何をしましたか?
新卒で入社して番組制作に関してまったく知識はなかったのですが、入社2日目から新番組の企画に携わりました。リサーチ業務やロケ、編集作業などはやりながら覚える状態でした。
2)テレビ業界で働く女性ならではの苦労はありますか?
徹夜続きでお風呂に入れないなんてこともあり、タレントさんとの打ち合わせの時にはとても恥ずかしい思いもします(笑)でも同じ番組内には育児をしながらプロデューサーをしている女性もいます。そんな先輩を目標にしています。
3)息抜き方法はありますか?
私はマッサージでリフレッシュすることが好きでよく行きます。あとは、ネットで買い物!ついつい色々な物を買ってしまいます・・・。
4)どんな人がテレビ業界に向いていると思いますか?
テレビが好きなら楽しいはず。私もかなりのテレビっ子で、どんなに疲れて家に帰っても録画した番組を観ちゃいます。
【アシスタントディレクター】荒川さん(24歳)
1) 就職活動はどうでしたか?
情報を生で届ける番組制作に興味を持ち、大学時代の就職活動では報道番組を制作している会社を受けていました。のんびり構えていたせいもあり、なんだかんだで就職が決まったのは卒業後でした。それでも希望は叶い、報道・情報系の番組を制作しているTBSの関連会社に入社する事ができました。
2) 入社してからの流れを教えてください。
入社後は、番組制作の流れや業界用語、機材名などを覚えることから始まり、1週間ずつ研修生としてさまざまな番組に配属されました。最終的に通販番組に配属が決定しました。希望していた報道番組ではなく、通販番組への配属は想定外ではありましたが、ロケやスタジオ収録などすべてが新鮮で、覚えることも多く考えている暇もありませんでした。半年後には1人ロケを任せてもらえるようになり、周りに自分と言う存在を覚えてもらえたことが嬉しくて、少しくらい辛いことがあっても、もったいなくて辞められません(笑)
3) 何か心がけていることはありますか?
忙しくしている先輩を少しでも助けられたらと思うのに、自分はまだ何も出来ないからなかなか仕事を振ってもらえない。早く仕事を任せてもらえるように、分からないことは積極的に質問して覚えるようにしました。先輩達から注意を受けたら「次からは○○をします」と確認するようにしています。間違っていれば教えてくれるので、ミスを重ねることはありません。
4) 目標はありますか?
近い将来の目標としては、テロップ原稿を早く作れるようになりたいです。そしていずれは「番組をもっともっと良くしたい」と考えています。先輩方が作り上げたものに、自分なりの感性をプラスして、今以上に幅広い層の視聴者に見てもらえる通販番組を作りたいと思っています。
イベント編
【イベント企画・制作】山本さん(23歳)
1) ベンチャー企業の良いところは?
すぐ上の先輩でもプロフェッショナルで、短期間に成長出来る環境です。
大企業のクライアントにも同行させてもらい、新人の私でも企画書を提出するチャンスを貰えることもあります。プレッシャーはありますが、やりがいは十分得られます。
2)新卒で入社してすぐ何をしましたか?
企画コンペを通らなくてはイベントが出来ないので、いかに企画書をいかに美しく作るかを徹底的に学びました。ポンっと1枚の企画書を渡され、まったく同じ物を作ることから始まりました。色、レイアウト、何もかも同じに作らなくてはならないのです。最初は1枚作るのに5時間かかりましたが、今では1時間以内で作れるようになりました。
3)心がけていることはありますか?
新人でも積極的に意見を言うようにしています。
相手の意見を否定するだけではなく、必ず代案を出して相手を納得させるようにしています。たとえ相手がクライアントでも自分の意見を必ず持っていきます。ただ、先輩についていくだけではなく、クライアントの役に立ちたいと心から思って取り組んでいます。
求人票の見方
就職活動をしている人であれば、いくつも見ているであろう求人票。
自分の希望に合っているか、企業の出す条件に当てはまるか、内容をよく確認しなくてはなりません。
マスコミ業界の、特に制作現場で働く場合、「勤務時間」が不規則になるなど勤務形態に特徴があるため、業界ならではの求人の表記も見られます。
求人票の見方を、改めて確認してみましょう。

業種・事業内容
業種の項目には「放送」「映像」「エンターテインメント」「広告」「出版」「WEB」など、おおまかな業界区分が表記されていることが多いでしょう。
これに対し、事業内容の項目には「番組制作」「CM制作」「映像編集」「芸能プロダクション」「イベント制作」など、会社の事業について、業種より詳しく記載されています。
いずれも、会社が主にどんな事業をしているか、この項目で確認できます。
求職活動の際には、会社がどんな事業を行っているかを確認し、その業界について調べておくことも大切です。
職種
マスコミ業界の職種には、例えば「番組ディレクター」「映像編集オペレーター」「WEBデザイナー」「イベントディレクター」「芸能マネージャー」などがありますが、会社の事業内容と職種の項目をあわせて見れば、どんな仕事をするのかが大体わかるはずです。
マスコミの業種や職種などは、「マスコミのお仕事とは」のページでもご紹介しています。
雇用形態
雇用形態の項目では、「正社員」「契約社員」「アルバイト」など、会社との雇用契約のかたちが確認できます。
「正社員」とは一般的に、期間を設けずに雇用される契約です。
ときどき「賞与も退職金も貰えるのが正社員だ」と勘違いされる方もいますが、賞与や退職金は会社の定めによるので、必ずあるものではありません。
マスコミ業界の求人では「契約社員」の募集が多い傾向があります。
給与
給与の項目では、月給制、時給制、日給制などの給与形態や、給与の額、手当の種類などが確認できます。
ときどき「年俸制」という表記も見られますが、年俸制だからといって、1年分の給与をまとめて受取れるわけではありません。
月割りにして、毎月受取ることになります。
勤務地
会社の所在地と勤務地が異なることは、よくあります。
例えば番組制作会社に入っても、実際にはテレビ局内で勤務をしたり、他の制作会社に派遣されて勤務したり、ということがあります。
勤務時間
基本となる始業時間と終業時間が表記されていますが、マスコミ業界では特に、担当業務によって勤務時間帯が変わることはよくあるので、「担当番組による」などと注意書きがされているものも多いです。
フレックスタイム制(1ヶ月の総労働時間だけ決められていて、労働者自身が始業終業の時刻を決定する)や、変形労総時間制(1ヶ月や1年のうちに繁忙期と閑散期がある場合、平均して法定労総時間になるように勤務時間を決める)
裁量労働制(プロデューサーやディレクターの職種で、その性質上、業務の遂行方法や時間配分をその労働者の裁量にゆだねる)、という勤務態もあります。
加入保険
求人票に記載されている「加入保険」とは、会社が加入している保険のうち、採用された従業員に適用される保険の種類のことです。
健康保険、厚生年金保険、労災保険、雇用保険がすべて適用される状態のことを「社会保険完備」と表記することもあります。
必要な経験・スキル
この項目では文字通り、企業が求める経験やスキルを記載してあります。
特定のアプリケーションソフトの使用経験を必須としている求人も、よく見られます。
必須条件に満たないにもかかわらず、そのことに断りを入れずに応募をするのは、求人企業を混乱させ印象を悪くする可能性があります。
チャレンジしたい場合は、「実務経験は無いが、現在勉強中」など、根拠となる事実を伝えて応募するのが良いでしょう。
上記で求人票の主な項目を確認しましたが、項目名や表現の仕方は求人票によって異なります。
内容をよく読み、興味のある仕事をどんどん見つけていきましょう。
就職・転職無料サポートとは何ですか?
キャリアトレインの「就職・転職無料サポート」とは、専任のコンサルタントがマンツーマンで面談を実施させていただき(登録面談)、経歴や適性をふまえた求人の紹介や、企業面接の設定、採用条件の交渉などをあなたに代わって行うサービスです。
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ご経験やご希望によっては当社からのお仕事の紹介が難しい場合がございます。