マスコミ業界大研究

硬派な社会派ドキュメンタリーを得意とするDsTOKYO

元女優の高樹沙耶容疑者が大麻取締法違反により現行犯逮捕された事件。なんとDsTOKYOのスクープなのです!DsTOKYOは情報・報道・ドキュメント番組を中心に、警察や病院の密着取材など、数々の話題作を制作してきました。そんな制作現場の最前線で活躍するDsTOKYOの皆さんにお話を聞きました。

取締役社長 三井 貴美也さん

ディレクターズ東京 三井社長

<プロフィール>
1988年中央大学法学部卒業。同年㈱テレビ山梨入社、報道局に配属され警察担当記者となる。身代金目的誘拐殺人事件やオウム真理教事件、大物政治家の脱税事件など様々な事件を取材、数々のスクープを飛ばす。96年、東京に活動の場を移し情報・ドキュメンタリー番組のディレクターとして活躍。2000年に自ら制作会社を立ち上げ、幅広いテーマの番組を制作。最近では海外との共同制作も行っている。

□■情報・報道・ドキュメンタリー番組の制作とは?□■

他のジャンルの番組との違いはありますか?

まず全ての番組は、視聴者(国民)のためにあります。その意味ではジャンルに関係なく、テレビ制作の根本は全て一緒です。さらにそのジャンルの違いも、近年はボーダーレス化が進んでいます。例えばバラエティ番組では、タレントがエベレストに挑戦したりダンス大会で頂点を目指したり…とドキュメンタリーの手法が多用されています。一方ニュース・情報番組でも、お笑い芸人がコメンテーターやレポーターとして登場することも珍しくなくなりました。作り手にはオールマイティなセンスが求められています。

それではジャンルによって何が違うのか?それは視聴者のニーズによって作り方が違います。視聴者の「知りたい」という欲求に応えるのがニュース・情報番組です。そこでは何よりも公平性・正確性・速報性が求められます。これに対し視聴者に「娯楽」を提供するのがバラエティ番組です。笑いやクイズ・歌など様々なエンターテイメントによって視聴者の心を豊かにする演出が必要となります。当然のことながら視聴者のニーズが変われば、作り方も変わります。だから時代が移り変われば、テレビ番組も変貌するのです。

大変なところは何ですか?

まず皆さんに言いたいのは、仕事で一流になろうとしたらどこの世界でも大変です。何かを犠牲にしなければ、一流を手にすることは出来ません。その上でテレビ制作の現場を見た時に、「勤務が不規則で拘束時間も長くて大変だ」と言われますが、実は本当に大変なのはそこではありません。ディレクターであれば、いかに他人と違う独創的なVTRを作れるか?が勝負となります。10人のディレクターと同じVTRしか作れないのなら、仕事は10回に一度しか回ってきません。そこでキラリと光る個性を見せるからこそ、頭角を現すことが出来るのです。そのためディレクターは独自のアプローチで「いかに視聴者に分かりやすく伝えられるか?」に頭を捻ることになるのです。

やりがいや魅力は何ですか?

テレビの最大の魅力は、日本全国の(海外共同制作なら世界中の)人々に自分のメッセージを伝えられることにあります。1時間の番組を作るとするなら、公共の電波をまるまる1時間独占出来るのです。仮にその番組の視聴率が10%を記録したとしましょう。単純計算で1200万人の人が番組を見てくれたことになります。

警察番組を制作していると、「私はテレビで警察24時を見て刑事を志しました」という警察官に出会うことがよくあります。人の人生をも左右するテレビの影響力もやりがいのひとつです。また有名芸能人が逮捕される瞬間をスクープすれば、他のテレビ局、新聞社、雑誌社が一斉に後追い報道します。それを高見の見物するのは鳥肌が立つほど快感です。

□■DsTOKYOについて□■

社名について

社名「ディレクターズ東京」(DsTOKYO)には、「テレビ制作の主役はディレクターである」というこだわりがあります。ディレクターとは映画で言えば監督にあたります。ディレクターが番組の方向性を決め、演出上の責任を全て負います。そんなプロフェッショナルの集団がディレクターズ東京なのです。

また「東京」にも意味があります。そこは言わずと知れた世界有数のメガシティー、主戦場としては最高の舞台と言えます。そこから全国へ、世界へ、様々な番組を発信したいという想いが込められています。業界内では「Ds(ディーズ)」と呼ばれることもあります。

DsTOKYOではどんな方を求めていますか?

ディレクターズ東京という会社は多様な人材を求めています。テレビがこの世に誕生して60年余り経ちますが、いわゆる王道はありません。どんな人でも成功する可能性を秘めています。その理由は、さきほど申し上げた通りテレビが時代を反映し変貌するメディアだからではないでしょうか。「We Can Do It!」ぜひチャレンジしてみて下さい。

DsTOKYOではアシスタントディレクターを募集しています!(新卒・中途歓迎)

アシスタントプロデューサー・人事 Iさん(ラジオ業界6年 テレビ業界7年目)

ディレクターズ東京Iさん

<プロフィール>
ラジオ局のアシスタントとして6年間勤務。その後、テレビの業界へADとして他社に入社。局常勤のADとして、主にデイリーの番組および特番を担当。1年間産休に入るのを機に前会社を退社。その後DsTOKYOへ入社し、弊社在職期間は4年目。DsTOKYO唯一の子持ち。保育園が休みのときは、会社に連れてくることも。「そんな時は、社員が子供の相手をしてくれています(笑)」ゆくゆくは、代表の三井のようなプロデューサーになるため、日々精進中。

 

 

面接ではどんなことを聞きたいですか?

・どんなジャンルをやりたいのか
・将来どんな番組を担当したいのか(既存の番組でも良いし、思い描く夢の番組でも)
・今、思い描いているテレビの仕事に対しての夢や希望(これを言っていただけると、この時点でギャップを少し埋めることが出来、早期退職へのリスクが少なくなります。)

テレビ業界に入る前に考えてほしいことはありますか?

・一般職(9時~5時などの仕事)とは違い、スケジュール通りに動かないことの方が多い。(決まった時間、仕事をしたい方には向かないと思います。)
・視聴者に何かを伝える。とても夢のある仕事ですが、それには常に「責任」というものと隣り合わせです。それはADさんであっても同じです。責任があるからこそ、番組が放送された時の嬉しさがあるのだと思います。

番組制作の仕事で大切なことは何ですか?

今している仕事が、直ぐには結果が見えないことの方が多いです。でも、1年後または10年後、必ず花が咲き、自分を助けてくれます。色々な経験や仕事を、自分の引き出しにしまって欲しいです。

どんな方がDsTOKYOに向いていますか?

・周りと比べることなく、自分の仕事が出来る方
・自発性がある方
・「番組制作をしたい!」という熱い想いを持っている方

これまで未経験で入社した方に特徴はありますか?

弊社の社員のほぼ全員が、未経験で入社しています。現在まで在職している社員に共通している所は、「テレビ番組を作りたい。ディレクターになりたい」という気持ちです。あとは、一生の仕事にしたい!という熱意です。

入社後のどんな道を進むことになりますか?

1年間は全員ADを経験していただきます。その後は、自分のやる気次第です。弊社の企画を制作する「会社常駐」と、キー局に出向し、番組を制作する「局出向」の社員がおります。どっちが良いか希望は聞きますが、1年目のADさんに対しては、代表の三井と私が相談をし、どちらが向いているか判断し、会社の方針に従っていただきます。その後、「どうしても、こうしたい!」という意見がある場合には、言っていただけたら、希望に沿うよう人事をします。

続く方、続かない方の違いはありますか?

どんな仕事でも、考えながら仕事が出来る子は、続きます。言われたことだけしかやらない子は、続きません。理由は、考えながら仕事をする子には、ディレクター達が色々な事を教えてあげようとするので、新しい仕事が常に待っているからです。言われた事しかやらない子は、「やる気が無いのかな?」と思われ、「教えてあげたい!」とディレクター達が思えない為、新しい仕事が与えられないからです。

社員にはどうなって欲しいですか?

自分たちの夢を叶えて欲しいです。ゆくゆくは、巣立って行った社員たちが、「ディレクターズ東京で育ったやつはスゴイやつばかりだ!」と弊社の名前を広めていってほしいです。(笑)

DsTOKYOの魅力は何ですか?

・会社常駐のスタッフが少ない為、様々な企画に携われる。
・局出向も行っている為、「テレビ局で働きたい」という子も働ける。(契約社員ではなく、全員正社員です。)
・一見冷たく感じる方も多いのですが、弊社は仕事以外の拘束(飲み会や社員旅行など)はありません。基本的に自由参加です。
・特番などを幾つも抱え、忙しい年もありますが「ボーナス」として還元しております。(2015年12月支給)

御社の求人を見た方へのコメントをお願いします

興味を持たれましたら、一度連絡をしてみてください。「面接」という名前ではありますが、堅苦しい感じではなく、「話をちょっと、聞きたいと思って」という軽い感じで大丈夫です。まずは、自分が続けられそうなのか。やりたいと思えたのか。など、お会いしてお話をしたいと思います。都内の方や、スケジュールが合う方だと、内定まで2週間ほどです。

17卒新規スタッフ募集中!

■ディレクター Tさん(テレビ業界5年目)

<プロフィール>ディレクターズ東京
4年制大学卒業後、1年間就職浪人をしたあと、DsTOKYOに入社。2年間ADを経験後、3年目からはディレクター修行に入る(ディレクター修行中は、短い尺の番組ではディレクターとして立ち、長尺などに関してはロケディレクターを担当)現在は、主に特番のディレクターとして活躍。

 

 

番組制作の仕事を志望した理由は何ですか?

人が見たことの無い景色や、真実を伝える仕事をしたかったからです。

理想と現実のギャップはありましたか?

理想が大きくなかったため、ギャップはありませんでした。しかし、オンエアまで時間がかかっていることには、驚きました。(仕込~ロケ~編集~オンエアのスケジュール感)

どんな風に仕事を覚えましたか?

わからないことは、まわりに聞き、「わからないまま」にはしませんでした。

ディレクターになる為に努力したことはありますか?

ディレクターがオフラインをしているときには、隣にいるなどして、PCの使い方や、VTRのつなぎ方を盗みました。構成も、一緒に作るなどして構成の書き方を覚えました。

何が出来たら一人前ですか?

日々、常に勉強中です。ディレクターにはゴールはありません。

新人にはどうあって欲しいですか?

社会に出る前に、基本的な社会人としてのルールは覚えて入社して欲しい。(報告・連絡・相談や、挨拶をしっかりする。メモを取るなど)あとは、早くディレクターになりたい!という気持ちを常に持って、仕事をしてほしいです。

情報・報道・ドキュメンタリーを制作する上での心構えはありますか?

自分が「絶対にこれだけは負けない」という分野を作ることです。

これからのテレビ業界で求められるスタッフとは?

分け隔てなく様々なジャンルが担当でき、その中でも自分の強みがあるジャンルがあるスタッフ。

ADになろうとする方にメッセージをお願いします

見た目ほど華やかな世界ではなく、地味な作業や仕事が何年も続きますが、続けた先にしか見えない景色が必ずあるので、向き、不向きを即決するのではなく、とりあえず続けることが大事です。

アシスタントディレクター 百丸  遼さん

ディレクターズ東京

2014年入社:専門学校卒
出身地:宮崎県田野町

なぜ番組制作の仕事を選んだの?

元々、警察官を目指していましたが、ある時「なんで警察官を目指したんだっけ?」と考えた時、テレビで見た警察密着系のドキュメンタリー番組であることを思い出したんです。テレビは人に夢を与えることが出来るのだと思い、番組制作の仕事を選びました。

DsTOKYOを選んだ理由は?

業界を目指した理由である、警察密着ドキュメンタリーを制作していたという事が一番の理由です。

内定を得る為に頑張ったことは?

面接などで「自分がどのような番組を制作していきたいか」「これからの目標」などを明確に言えるようしっかりと考えました。

テレビ業界を志すにあたり、やっておいた方が良いことは?

いっぱい遊ぶ事も、なにかの肥やしになると思います。

現在の担当番組は?

社内制作番組を担当しています。
テレビ朝日「VSスーパードクター」、BS日テレ「緊急出動!ドクターヘリ」

新人時代に心掛けていたことは?

先輩や上司が言った事はとりあえずメモ!同じことを何度も聞かないように心がけていました。

番組制作者として大切にしていることは?

取材対象者への感謝の気持ちです。あくまで取材をさせて頂いてるんだという気持ちは必ず持つようにしています。

番組制作の仕事を頑張れる理由は?

大変だなと感じる瞬間ももちろんありますが、それを超えるくらい「仕事が楽しいな」と感じるので。

将来の目標は?

ジャンルを問わないディレクターになりたいです。

番組制作の仕事は「休めない帰れない」というイメージは本当?

大げさだと思います。ただし、普通の職種よりは休めないし、帰れないと思います。

DsTOKYOはどんな会社?

意見の通りやすい会社。1年目でも、意見を述べればちゃんと考えてくれる会社だと思います。チャンスが皆平等に訪れると思います。大きい会社では長い下積みを積まないと訪れないチャンスも、DsTOKYOでは、すぐにチャンスが訪れるかも!


 

「制作スタイルを大改造しました! ~タノシナルが作る、新しい制作システム~」

2012年、テレビ番組の制作&編集スタッフが集って創設した「タノシナル」(中央区八丁堀)これまでの制作現場のあり方を大きく変え、独自の制作スタイルで、いま注目の制作会社です。

番組制作はもちろん、数千人規模のイベント、メジャーな企業とのコラボ企画、そして自社が運営する新たなWEBサイト展開も進めています。

取材でうかがった会議スペース(下の写真)は、まるでインテリアショップかカフェのよう!

タノシナル社内写真

タノシナル名刺
ご挨拶した際にいただいた名刺もとってもユニーク!
上下関係や役職がないフラットな制作体制なので、名刺に肩書はありません。それぞれができる仕事にチェックを入れるシステムなんだそうです。

『みんなでつくる!』が会社の基本姿勢のため、全員「パシリ」にチェックが入っていたのが印象的でした。

プロデューサー、ディレクター、ADといった従来の職制を廃止。全員が「クリエイター」というフラットな制作体制とは一体どんなものなのか? 社員の方にお話をうかがいました。

タノシナル佐久間プロフィール

 

佐久間実空(さくま・みく)さん
別の制作会社から転職。TOKYO MX「エクストリームBeauty」で演出を担当。


 

タノシナル伊藤プロフィール

 

伊藤宏治(いとう・こうじ)さん
大手ポスプロから転職。テレビやイベントの映像編集、自社サイト「ソノテガ!」のプロジェクト管理を担当。


 

タノシナル小林プロフィール

 

小林龍介(こばやし・りゅうすけ)さん
別の制作会社から転職。番組のテロップやイベントのロゴデザイン、舞台美術やグッズ製作まで幅広く担当。


 

タノシナル天谷プロフィール

 

天谷窓大(あまや・そうた)さん
元大手IT企業のプログラマー。社内のシステム構築、自社イベント「エクストリーム出社」などを担当。


 

 

タノシナル談笑風景

クリエイターが本来の演出作業に集中できるシステム!

━━ 佐久間さんは別の制作会社から転職されたそうですが、タノシナルに入社して思ったことは?

タノシナルインタビュー_佐久間佐久間:クリエイターが演出作業に集中できるタノシナルの制作体制に驚きました!

━━ 具体的には、どんな体制なんでしょうか?

佐久間:一つは、ロケ場所探しや映像使用の許可取り、ネタのリサーチといった仕込みの業務を「コーディネーター」という専門スタッフが担当してることです。

━━ 「仕込み専門のスタッフがいる」というのはスゴイですね!

佐久間:数多くの制作現場を経験してきた方たちなので、ADさんがやるよりも、プロの仕事をしてくれるから心強いんです!

小林: 僕は、元ADなんですけど、うちのコーディネーターさんは仕事が早い!

佐久間:これって“ADあるある”だと思うんですけど、インタビューの文字起こしがあるのに、許可取りやリサーチもしないと間に合わない・・・…みたいなことありますよね。

小林: あるある!泣きそうになるよね(笑)

佐久間:でもタノシナルには、コーディネーターさんがいるから。私がロケとか現場に出ていても動いてくれているので、安心して現場に集中できます!

━━ 演出作業で頭がいっぱいのときに、これは助かりますね!

佐久間:そうなんです! 今ってコンプライアンスとかも厳しいから「抜けてた」「忘れてた」じゃ済まないことも多いので、めっちゃ助かってます。

うちでは編集室に寝泊まりすることはありませんね

━━ 伊藤さんは、ずっとエディターとしてお仕事をされてきたんですね。

タノシナルインタビュー_伊藤

伊藤:はい、そうですね。新卒で入って10年以上、大手ポスプロでエディターをやってました。その頃は、毎日毎日編集室にいて……もう住んでるって感じでしたね(笑)。
人気のトーク番組担当だったんですけど、膨大な収録テープに囲まれて、ずーっと卓の前に座っていましたね。

━━ 聞くだけでも過酷な環境ですね……

伊藤:そうですね、スタジオの予約表に普通に“10時~34時”って書いてあるんですよ。「34時ってなんだよ!」って(笑)そんな環境で仕事を続けることに疑問を持ち始めたとき、タノシナルで働いている友人に誘われまして…… 迷わず転職しました。

天谷:おお…… そうなんだ!

━━ タノシナルでは、ポスプロの編集室は使わないんですか?

伊藤:使いませんね。タノシナルには、テロップやイラストなどをつくるデザイナーとエディターから構成される「編集デザインチーム」というのがあって、編集室に一切入らないで、社内で映像を作れるんですよ。

タノシナル小林プロフィール佐久間:デザイナーさんもエディターさんも経験が豊富なので、私がオフラインしたデータを渡してイメージを伝えるだけで、どんどん形にしてくれるんです。

小林:僕は主にデザインを担当してますが、社内のみんなでつくっていく感じが楽しいですね。
ぶつかる時もあるけど(笑)

━━ 制作会社だとテープの入った大量の紙袋を見かけますが、こちらにはありませんね?

伊藤:はい。それはテープで編集しないからです。タノシナルでは、ファイナルカット、もしくはプレミアを使ったデータ編集しかやりません。だから僕、もう何年もハコ(編集室)に入ってないです。

佐久間:やりくりテープとか、この会社に入ってから見ないですね。

小林:タノシナルでは、テロップを入れる時もデザイナーとエディターの作業環境をネットワークでつないでデータ編集してるんです。

━━ “作業環境をネットワークでつないでいる”…… どういう事ですか?

伊藤:社内のサーバーに全社員がつながっていて、ロケやスタジオで収録した素材を誰でもさわれて作業ができるってことです。
だから、オフラインしたデータをもとにみんなで一斉に作業したりもできるんです。
一度に複数のデザイナーがテロップを入れたり、エディターが加工したり…… これで作業効率がかなりアップしましたね。

佐久間:私がつないだ拙いオフラインが、見る見るうちに変身しちゃうんです!

「朝早く来て、早く帰る」がモットー

佐久間:タノシナルは、朝9時半の始業ですからね。前いた会社は昼過ぎにボサボサ頭で出勤して、そのままダラダラと徹夜勤務という環境だったので、最初は時差ボケ状態でしたね(笑)

天谷:朝出てきて、みんなで一斉にオフィスを掃除するんです。だからゴミもたまらない。

佐久間:そう!部屋がキレイって仕事にもイイ影響が出るんだなって気づきました。気持ちに余裕みたいなものが生まれるんですよね。

━━ 朝早く始業して、遅くまで作業していたら、大変ですよね?

佐久間:うちは基本的に残業禁止なんです。遅くまで残っていると「早く帰らなきゃ!ちゃんと個人の時間を大切にしないとダメだよ!」と言われます。

伊藤:最初は「今日のうちに片づけちゃいたいのに……」と不満な気持ちもあったんですけど。

小林:そう!そう!でも、夕方仕事が終わって、空いた時間でライブに行けたり、他業界の友達と遊ぶことができたり。すごい暮らしに色が付きましたね。

佐久間:あー、その感じすごくわかります。ずっとデスクにいては思いつかない発想が、外に出るとたくさん吸収できちゃう。

タノシナルインタビュー_佐久間&伊藤伊藤:タノシナルに来る前は、編集室と自宅の往復だったからな(笑)

佐久間:伊藤さん、社内で息子さんの話をすることが増えましたよね。

小林:奥さんにしかられた話も多いけどね(笑)

テロップ原稿が簡単にできちゃうシステム

天谷:僕は元の会社ではプログラマーだったんですが、タノシナルにきて、はじめにやったのが「テロップAMAYA」というテロップ発注システムの作成です。

━━ 「テロップAMAYA」とはどんなものですか?

タノシナルインタビュー_天谷天谷:僕は、映像制作の現場ははじめてだったんですが、「これからテロップ原稿を作らなきゃ……」という声をよく耳にしたんです。
オフラインって結構大変じゃないですか、なのにそれが終わってテロップ原稿を作らなきゃいけない。みなさんバテバテの中でやってるんですね。

佐久間:わかるー(笑)

天谷:そこで、ナレーション原稿を流し込むだけで、テロップ原稿がつくれるシステムをつくってみたんです。

小林:これは画期的だと思う!

テロップamaya_天谷:まだ手書きの方も多くて、スタッフ間で共有できないこともあったので、原稿の作成から発注までを手軽にネットでできるシステムにしたんです。

ネット上で原稿の確認ができるので、いつでも他の社員がチェックすることが可能です。

また担当者が原稿を修正すると登録している社員に自動的にお知らせメールが入ります。

小林:これは画期的だと思う!

“タノシナルが変わったことをしている”とアメリカから視察に!

━━ なんでも先日、編集デザインシステムのウワサを聞いたスゴイ方が来社されたそうですね。

伊藤:はい。来社されたのは、AdobeのAfter Effects(アフターエフェクツ)の米国シアトルの開発スタッフさんたちです。

佐久間:Adobeといったら国際的な企業じゃないですか!ビックリしましたね(笑)

伊藤:僕らのようにテープを一切使わず、専門のデザイナーを置いたり、効率的なシステムを構築して運用しているのは珍しいらしく……視察にいらっしゃったんです。

天谷:どうしてウチを?と聞いてみたんですけど「Adobeのソフトをすごく変わった方法で使用していると聞いたので」と答えが返ってきて…

小林:タノシナルにしかできないことをやっていると、いいことあるんだ!って思いました(笑)。

伊藤:いまシアトルの開発チームのシミュレーションに協力しています。

自社イベントで有名企業とコラボレーション!

━━ 映像制作以外にも、新たな領域にどんどんチャレンジされていますね。

天谷:タノシナルでは、非日常的なことをやってから出社する「エクストリーム出社」というイベントを行っています。

水鉄砲運動会
約100人の会社員が通勤途中に参加した「早朝水鉄砲運動会」

小林:エクストリーム出社は、もともと天谷の個人活動だったものをタノシナルで事業化したんです。

天谷:アマゾンジャパンさんとコラボして朝から「水鉄砲運動会」をやったり、好きな化粧品が使える「コスメバイキング」を開いたり、いろんな企業さんとコラボさせていただいてるんです。

伊藤:それといま、タノシナルが運営する自社サイトをスタートさせるべく、全社プロジェクトが動いています。依頼された仕事するだけではなく、自分たちが楽しくなることを自分たちの会社で行っていきたいと思っています。

━━ タノシナルは新たなメンバーを募集されますが、どんな人に応募してきてほしいですか?

天谷:新しいことをやってみたい人、いま仕事の環境を変えてみたいと思っている人。

佐久間:やりたいことがあるんだけれど、どうしていいかわからない!という人もぜひ!

伊藤:あとは、めちゃめちゃ過酷な現場にいる人、ぜひ一度タノシナルに来てみてほしいです。

小林:タノシナルのドアを開けるてみるとおもしろい事が待っていますよ(笑)。

談笑風景しめくくり

 

 

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先輩ADが語る「これが僕らの原動力」~厨子王流“TVディレクターの目指し方”~

日本テレビ『ザ!世界仰天ニュース』や『所さんの目がテン!』など、情報バラエティ~ドラマまで、幅広いジャンルの番組を数多く手がけている厨子王株式会社。番組制作会社では珍しい企画総合演出番組が多いのが特徴です。そんな厨子王(株)で働くアシスタントディレクターの皆さんにお話を聞きました。

厨子王株式会社 アシスタントディレクター 速水勇さん

厨子王AD①

<入社5年目>
大阪府出身/尚美学園大学 芸術情報学部卒
大学卒業後、技術会社に就職。1年後、厨子王(株)に中途入社。
担当番組:『所さんの目がテン!』

厨子王に入社した経緯は?

大学が映像とか音響を学べるところで、最初は音声マンとか音関係がやりたくて入ったんですけど、映像ゼミに入ったことがきっかけで制作の方に興味を持つようになったんです。
卒業後は技術会社に就職したのですが、その会社は制作業務もやっていて、やっぱり最初から最後まで一貫して携われる制作業務の方が楽しいなと思って。そこで仲が良かった人が先に厨子王に入っていて、紹介を受けて僕も入ったんです。

最初の担当番組は?

日本テレビの番組で、ミステリー小説を再現ドラマにしてスタジオの人が謎解きをするみたいな番組だったんですけど、すぐに終わってしまって。そこから『ザ!世界仰天ニュース』を1年半くらい担当して、その後、今も担当している『所さんの目がテン!』という流れで来ました。

これまでに一番大変だったことは?

思っていたのとほぼ一緒だったっていうのはあるんですけど、技術会社にいた時からテレビ業界についてはなんとなくわかっていたので。2~3日寝られないとか、僕は大丈夫ですし(笑)。ディレクターと意思疎通を図るのが大変ですね。こっちはいいと思っていても、ディレクターは違うと思っていたり、現場に入ってからトラブルになってしまうのは辛いです。

頑張ってこられた原動力は?

僕はそもそもテレビ業界しかやりたくないっていう意思がありました。絶対にディレクターになって、業界に居続けるっていう芯がずっとあったんです。なのでブレませんでした。怒られてもそこを原動力にしてきたということはありましたね。辛い時もいっぱいありますが、辞めたいと思ったことはないです。

厨子王AD②

テレビ業界に一生居たいと思ったのはいつ?

技術会社から転向した時から腹を決めていましたが、仕事は最初から本当にずっと楽しくて、制作の仕事をしていなければ人生で行かないような場所に行ったり、知らない世界を垣間見れる楽しさがあります。

アシスタントディレクターの仕事で一番楽しいことは?

現場をいちばん把握して全部を仕切れるところです。ADが情報収集してきたことを、ディレクターが知らないとか。「俺の方が知ってるぞ」なんていうちょっとした優越感とか(笑)
「でもこうした方が面白いんじゃないですか」っていう提案とかまで出来たらいちばん面白いと思います。

後輩を育てる苦労はある?

正直言ってしまうと、あれこれ教えるより自分でやった方が楽なんです。でもそれだと後輩が伸びないので、任せる勇気っていうのがいるのかも知れませんね。

テレビ業界に入る前にやっておいた方が良いことは?

入ってから覚えることの方が多いから、特にないんですけど。ただ、Word、Excelとか、パソコンが使えないのは不利かも知れないです。映像の知識は特にいらないと思います。
あとは、テレビをたくさん見ることじゃないですかね。番組制作の仕事はやっぱり好きじゃないとやってられないと思います。

厨子王のここが良い

厨子王は社内の雰囲気が良くて、みんな仲が良いです。普段の担当番組以外にもヘルプで色々な番組を手伝うこともあるので、ほぼ全員と関わることが出来ます。みんなとフラットに話が出来る風通しの良い会社です。

テレビ業界を目指す人にメッセージを

やりたいって思ったら僕はやった方がいいと思うんです。興味があるなら飛び込んでみるっていうのは絶対に良いことだと思います。そして、やると決めたら簡単に諦めない心を持ってほしいです。

厨子王株式会社 アシスタントディレクター 木村翔太さん

厨子王AD③

<入社4年目>
山梨県出身/東京工科大学 メディア学部卒
大学卒業後、新卒で厨子王(株)に入社。
担当番組:『ザ!世界仰天ニュース』

厨子王に入社した経緯は?

高校の時に学園祭で劇をやったんですけど、なぜか僕が台本を書くことになって。やってみたら裏方ってすごく面白いなって思ったんです。つくることの楽しさを知ったことで、テレビ業界に入りたいと思って、大学はメディア学部に入りました。
就活ではテレビ関係しか受けていなかったのですが、厨子王の会社説明会に行った時、社長が「全局制覇する」って言っていて、それが自信に満ち溢れていて、自分もこの人についていったら成長できるんじゃないかと思って厨子王に入りました。

担当番組は?

入社してからずっと『ザ!世界仰天ニュース』ですが、合間合間で特番もやっています。『仰天ニュース』は長い番組なので、ルールとかスケジュール感とかが決まっていて、それを把握しているのでやりやすいんですけど、特番は決まっていないことが多いので、臨機応変に対応しなければならないのが大変だと思います。タレントさんが出るロケとか、『仰天ニュース』ではあまり経験しない感じの番組もやってみたいと思っているので、特番でそういう機会があるのは楽しいです。

現在の目標は?

ディレクター試験に早く合格することですね。

ディレクター試験とは?

年に1回社内で行われる試験で、それに受かったからと言っていきなりディレクターの仕事を任されるというわけではないんですが、ディレクター候補ということで給料面でも少し違ってきます。1年以上在籍していれば挑戦可能で、毎年テーマがあって、例えば今年は「『夢』をテーマに5分の番組を作ってください」というものでした。テーマがない年もあって、「どこどのスポンサーで、こういう時間帯で流れる5分のCMを作ってください」というのもありました。おのおの5分の尺で作るんですけど、情報を詰め込もうとすると時間がなくなったり。

ディレクターになるために努力していることは?

この仕事をしてるわりにはあまりテレビを観る時間がないんで、もっといろんな番組を観て、テロップの入れ方とか、演出の仕方とかを勉強したいなと。
あとはやっぱり身近にディレクターがたくさんいるので、その人たちを見て吸収していきたいなと思っています。

ディレクターになったら作りたい番組は?

スタジオ収録の時に、自分が作ったVTRが流れるんですが、それを観てお客さんが驚いてくれたり感動してくれたり、そういった反応を見れるだけでもやりがいを感じる瞬間なので、ディレクターになって人の心を動かすようなVTRを作れるようになりたいです。

厨子王AD④

厨子王の良いところは?

上から下までみんな隔たりなく、話しやすいというか、フレンドリーって言うのとはちょっと違うかも知れないですけど。みんな仲が良いからチームワークはすごく良いと思います。やっぱり番組はみんなで作ってくものなので、そこは大事だと思います。
あとはグループ会社に編集所があったり、あと最近は車両会社も立ち上げようとしていて。
ロケとか編集とかを、外部に頼らなくても出来るっていう部分が良いと思います。

会社の行事は?

年明けに研修旅行っていうのがありますね。基本的には、1年以上在籍している人は皆行けるんですけど。特別な理由がなければほぼ全員行きます。昨年はグアムで、その前はセブ島に行きました。

研修旅行では何をするの?

普段、制作の人しかVTR作りはしないと思うんですけど、例えば総務の人とか。研修旅行では全社員を何班かに分けて、15秒のCMを5本ずつぐらい作って、競い合うんです。行った先で商品を買って、それをCMみたいにして。1日だけ自由時間はあるんですけど、あとはみんなで撮影して編集したり。1位になった班は、ごほうびがもらえるっていう。

テレビ業界を目指す人にメッセージを

なかなかテレビ業界で働くことをイメージすることは出来ないと思うんですけど、入ってみたら最初はもしかしたら「あれ?なんだ、楽勝じゃねーか」って思う部分もあるかも知れないんですけど、でもやっぱり大変なときはホントに大変で。でもそんな時でもくじけないで、前向きに頑張れる心の強い人が入ってくれたらと思います。
あとはやっぱり責任感を持つことが大事です。自分の担当しているものを完成に持っていく、そういう気持ちがある人と仕事をしたいなと思います。

厨子王株式会社 アシスタントディレクター 大熊早貴さん

厨子王AD⑤

<入社8年目>
神奈川県出身/日本大学 生物資源科学部卒
大学卒業後、他社の制作会社を経て厨子王(株)に中途入社。
担当番組:『珍種目No.1は誰だ!?ピラミッド・ダービー』

番組制作を志望した理由は?

大学が理系だったんですけど、番組制作の仕事もずっとやってみたいと思ってたんです。
テレビが好きで、単純にミーハーだったんです。どうやって作っているのかなっていう、テレビの見えない部分に興味がありました。大学時代はイベントのアルバイトとかしてたり、非日常が好きだったっていうのもあります。体力とか必要だし、やるなら若いうちから入った方が良いと思っていました。就活では技術職の会社も受けていたのですが、普通のオフィス勤めよりいろいろな経験が出来るし、普通なら行けないような所に行けたりとか、絶対楽しいと思って飛び込みました。

担当番組は?

今はTBSの『珍種目No.1は誰だ!?ピラミッド・ダービー』を担当していますが、入社してからはいろいろな番組を転々として定まることがないです。NHKの番組もやっていますし、『トコトン掘り下げ隊! 生き物にサンキュー!!』とか日本テレビの『ザ!世界仰天ニュース』も担当しました。

色々な番組を渡り歩く大変さは?

マニュアルがそれぞれの番組でバラバラなので、手探りでようやく覚えたなと思っても、番組が終わったり。そういったことは大変ですけど、毎回違うことがやれるので面白いです。

これまでで一番大変だった仕事は?

TBSの番組で女性タレントと一緒に「ツナ缶づくり」をするという企画があったんですけど、マグロを釣るところから始まるんです。マグロ漁に5日間出て、缶詰工場に2週間くらい泊まり込みでやったんですけど、もう帰りたくて帰りたくて。朝5時に漁に出て一日中ずっと船の上で、酔って吐いて、これはやばいと。で、それ以上粘るのは断念したという・・・。

女性スタッフならではのエピソードは?

一般の方の家にお邪魔する時などは、女性スタッフの方が安心してもらえる気がします。男性スタッフより良いとよく言われますね。あと、いち視聴者として女性目線だと良いことはあります。特に女性目線の番組を作る時には、男社会のテレビ業界はどうしても偏ってしまうので。

女性スタッフならではの大変なところは?

男性に比べて力がないことです。撮影機材が重いので。ロケ行く時も力が欲しいなといつも思います。

作ってみたい番組は?

もともと大学で環境保全系の勉強をしていたので、エコ番組に憧れて入ったんです。自然の力で電気を作るとか、勉強していた知識を活かしたいと思っています。これまで全然活用されていないので、忘れかけてるけど(笑)

厨子王AD⑥

テレビ業界にはどんな人が向いている?

テレビが好きな人。単純作業よりいろいろなことをやりたい人。アクティブに新しいことをしたい人。興味を持って色々調べたり興味を持って出来る人がいいと思います。そして、ストイックじゃないとですね。私は寝れないとかは覚悟して入っているんですけど、風邪もひかないし、丈夫なのかな(笑)

辞めたいと思ったことは?

ツナ缶の時もちょっと思いましたけど(笑)でも、実際に辞めようと思わないのは、番組の節目節目で達成感を感じられることが大きいですね。番組が過酷であればあるほど(笑)
新たな番組を一から始める時も楽しいと思えます。
自分がリサーチした人をディレクターに選んでもらえて、放送に出演してくれたりする時も達成感が味わえます。ADは一番最初に提案することができる立場なので楽しいです。

今チャレンジしていることは?

月に8日は休みを取る制度があるんですけど、効率良く仕事をして休めるようにしたいです。いろいろな場所に出かけたいです。外で得た知識で仕事に活かせることもあるので。

厨子王の良いところは?

シャワールームや仮眠ベットがあるのは安心感です。いざというときに使えるので。人間関係も和気あいあいとしていますね。よくみんなでご飯を食べに行ったりとかもします。

テレビ業界を目指す人にメッセージを

少しでも興味があるなら入ってみた方が良いです。私が本当に興味だけで受けて入ったので(笑)仕事が過酷だということだけがネックでしたが、入ってみて楽しいことはいっぱいありましたし、いろいろなことにチャレンジ出来ます。


 

日テレ人気バラエティを手がける!現役テレビマン座談会

失敗しても最後に笑えたらOK!~僕らの仕事はマジで“面白い”と言い切るワケ~

日本テレビ『ぐるぐるナインティナイン』や『月曜から夜ふかし』『しゃべくり007』『人生が変わる1分間の深イイ話』『有吉反省会』など、数々の ヒット番組に携わる株式会社ザイオン。これら人気番組の制作を手がける現役のディレクターとプロデューサーの皆さんの座談会をお届けします。

座談会メンバー紹介

諏訪さん

《演出・ディレクター》諏訪一三さん(業界歴26年)
『ぐるぐるナインティナイン・おもしろ荘』では総合演出となって数々の芸人を発掘


 

中西ディレクター

《ディレクター》中西裕樹さん(業界歴17年)
『月曜から夜ふかし』ではお馴染みとなっている名物ディレクター


 

石原プロデューサー

《プロデューサー》石原由季子さん(業界歴22年)
『マツコ会議』で度々画面に登場するプロデューサー。ザイオン取締役。


 

長瀬プロデューサー

《プロデューサー》長瀬徹さん(業界歴15年)
『深イイ話』『有吉反省会』のプロデューサー。ザイオン採用担当・取締役。


 

 

座談会スタート!!

座談会スタート

テレビ業界に入ったきっかけは?

石原由季子さん(以下、石原)まず諏訪さんは25年くらい前にパチンコ屋でスカウトされたんでしょ(笑)。

諏訪一三さん(以下、諏訪)スカウトっていうか、パチンコ屋で知り合った人がたまたまテレビ業界の人で、「テレビの仕事がしたい」って相談したら「じゃあ、テレビの制作会社紹介してあげるよ」って。

石原25年も前はそういう時代だったのよ、居酒屋でスカウトされた人もいたし。

諏訪その人に「いつまでも遊んでるんじゃないよ!」って説教されて…(笑)。

長瀬徹さん(以下、長瀬)僕は、自分が小学生や中学生時代に放送していた『元気が出るテレビ』の影響が大きいですね。テレビみていて、本当に元気が出てたんです!だから自分も「元気が出るテレビ」みたいな番組を作ってみたくなって…。

石原面白かったもんね。

数ある制作会社の中でも、なぜザイオンを選んだの?

石原プロデューサー2石原私は業界の先輩たちに、「番組制作をやるなら、自分の看板になるからゴールデンタイムの番組にこだわった方がいいよ」って言われてたので、私はずっと“どバラエティ”をやりたいっていうのがあって。それで当時から、ザイオンでは“どバラエティ”のぐるナイがあったからザイオンでやりたいって思ったのよね。

諏訪制作会社の選び方って人それぞれポイントがあると思うけど、自分の好きな番組をやっている会社を選ぶのも、選択肢の一つとしては大事なことだと思うね。うちに『しゃべくり007』をやりたいってスゴイ熱意を持って入ってきた女の子がいるけど。

石原その子は韓国から来たんだけど、韓国で『しゃべくり007』をみて、自分なりに日本語とテレビの勉強をしたみたいで…。彼女は、『しゃべくり007』をやるために日本に来たんだよね。それでザイオンに入りたい!って。その熱意は凄かった。

中西裕樹さん(以下、中西)僕は地元でフラフラしてたときに、友達に誘われて上京したんです。元々お笑いに興味があったし、テレビ業界のバイトもしてみたいと思っていて、ザイオンをたまたま求人誌で見つけて「ふら~」っと受けに行ったんです(笑)

長瀬「ふら~」っと入ったんだ。

石原「ふら~」っと入ったら、運命の出会いだったってやつね。

中西はい、テレビの裏方であるザイオンの先輩たちに面白い人が多くて、裏方の仕事も超楽しかったんです。オモテより裏方のほうが面白いのかなって思った。

諏訪きっかけはそれぞれだけど、やっぱり人との出会いって大切だと思うね。

中西ディレクター2

中西ザイオンはいい先輩ばっかりでしたね。家族みたいな。電車がなくて帰れない日もたまにあって、先輩が「飲みに行くぞ」って誘ってくれて。それで始発まで飲んでましたね。そんなことでも幸せに感じてましたね。

石原会社の先輩たちは美味しい食事をご馳走してくれるの。流行のお店にも連れて行ってくれたり。流行のお店を知っていることも大事だから、「先輩はスゴイな、自分もはやく後輩におごれるようになりたいな!」って思ってましたよ。

中西僕も飲みに行ったらADにお金は払わせないですよ。

--カッコイイですね。

石原カッコイイっていうか、社風ですよね。

中西和気あいあいとしてますよ。

長瀬キャラクターの濃いスタッフが多いですよね!

諏訪最近は女性のADも多いしね。

AD時代の大失敗エピソードは?

中西僕は当時、先輩に命より大事だぞって言われていたロケ済みの収録テープをなくしたことがあるんですよ。

一同:うわ・・・(ドン引き)

中西それと、カメラを壊したことも…。 それは沖縄にタレントさんとロケに行った時、海での撮影だったんですけど、タレントさんが海にドボンと落ちちゃって…。「ああぁ!」って追いかけたら自分で持ってたカメラもそのままドボンって…。トランシーバーも携帯も全部水没しちゃって。それが放送されて「笑い」になったんで…。まぁ、後日怒られましたけど。

石原諏訪さんは20年以上前だと思いますけど、ADの頃から仕事ができましたよね!なんでもできるスーパーADって言われて。たけしさんのお笑いウルトラクイズで・・・

諏訪なんで俺のことを石原が話すんだよ(笑)。失敗っていう失敗はないんだけど、あるとしたら奥多摩でロケやった時に車の運転係だったんだけど、タレントさんを乗せて急いで東京に戻らなきゃ行けないのに、真逆の名古屋方面に下ってたっていうのはあったね。

石原当時は「スーパーAD」っていう、なんでもこなすADをそう言ってて、みんながまさに諏訪さんみたいなADを目指してた。

諏訪さん2

諏訪当時出演者もスタッフもハンパない人数の大型番組だった『お笑いウルトラクイズ』のチーフADを一人で任されるっていうのは、絶対にミスできないっていう相当なプレッシャーがかかるわけですよ。そんなプレッシャーの中で常に仕事してたからね。

石原中には理不尽な先輩もいるわけですよ。でも諏訪さんはそういう先輩の言うことを全部メモってて、「何時何分にこう言いましたよね!僕、間違ってませんよね!」って言うの。

諏訪嫌なやつ(笑)!でも仕事の基本はメモを取ることだよね。それだけでも失敗は減ると思う。大失敗してものちのち笑い話にしたり、失敗エピソードが伝説になったりするから、この仕事は面白いなって思うね。

中西僕は、ADが失敗しても最後に笑えたらOKにしちゃいますね。(笑)

テレビ業界で働くために必要なことは?

中西D&石原P

中西忍耐、体力、やる気、あとテレビが好きなこと!

石原責任感とTPOをわきまえること。

諏訪忍耐だなぁ。あといろいろな情報にアンテナを張っていた方がいい気がする。普段の生活でも番組作りのヒントになることを探しているなぁ。アンテナを張るっていう訓練を常にしておかないといざと言うときに思いつかないね。

長瀬僕は気をつかえるかどうかだと思う。こうすると資料が見やすいとか、これがあるとタレントさんがやりやすいんじゃないか、とか。いろんな意味で気をつかえること。

石原確かに仕事が出来なくても、気をつかえる子は周りに評価されるよね。

辞めたいと思ったことは?

中西僕は入社当時の17年前に1回だけ。昔、ADになりたての頃に渋谷にガングロギャルの取材に行った時、相手がすごい取材に慣れてるギャルで「ギャラいくらくれるの?」「なんて言えばオンエアされる?」なんて言われて。その時に当時のテレビのイヤな部分が見えて、「もしこんなことが日常だったらテレビなんてクソだな」って思った。「こんなんだったらテレビなんかやりたくないな」と。

諏訪お前、それカッコよくないか(笑)。

中西かなり昔の話ですけどね。僕も入りたてで若かったですね。でもそれ以降、辞めたいと思ったことはないですね。

長瀬僕も本気で辞めたいと思ったことは一度もないですね。

石原私もないかなぁ。

諏訪さん3

諏訪俺はAD時代、『お笑いウルトラクイズ』って本番前にADが安全確認のためにシミュレーションやるのよ、逆バンジーとか夜のスカイダイビングとか。車で海に突っ込んだ時に死にそうになって…ダチョウ倶楽部さんの「殺す気かー!」っていう気持ちがよくわかった(笑)でもそういう体験も面白いと思っちゃう自分もいるんだよね。だから辞められないよね。

今の仕事を「やってて良かった」と思うことは?

石原いくら仕事が大変でも、収録やロケの本番ではタレントさんが大爆笑させてくれるんですよ。その時に、それまでの苦労が吹っ飛んじゃう。幸せだな~って思う。あと、最近はTwitterとかで視聴者の反応がわかるじゃないですか。いいことも悪いこともあるんですけど、意見が返ってくるのは嬉しいですね。力になる。明日も頑張ろうかなって。

諏訪周囲の反応を直で得られるのはクリエイティブな業界ならではのこと。自分で作ったネタとか、考えたものを周りの人から「あれ面白かったね」って言われると。この感覚はやった人じゃないとわからないから幸せだよね。

--ADさんの中にはやらされている感を抱く人もいるようですが。

石原それはね、目の前の仕事しか見てないからじゃないかな。3年先を見据えて、いまの仕事をすることがポイントなのかなって思います。

中西仕事の中で自分なりにやりがいとか幸せを感じることを見つけられれば、そういう感情を抱くこともなくなると思いますよ。

今、やりがいを感じていることは?

長瀬プロデューサー2

長瀬僕は番組で自分がキャスティングしたタレントさんが別の番組などにも出るようになってブレイクすることが最近嬉しいなって。人の人生が変わるというか。

諏訪『ぐるナイ おもしろ荘』っていう若手発掘コーナーに出てもらって、それがきっかけで売れて、バイトをしないと生活が出来なかった芸人さんたちが、芸だけでご飯を食べれるようになると嬉しい。

中西僕は自分が作ったVTRが、ネットの年間検索ワード1位になった時は嬉しかったです。「作ったの俺!」みたいな。世の中にちょっとだけなにかを残した感がありますね。あとは取材協力してくれた人から「楽しかったです」って言われたり、取材したお店の売上が上がったり、何かのお役に立てたかなと思うと幸せですね。

テレビ業界は今後どうなっていく?

諏訪若い子たちがテレビを観なくなったって言われてるけど、テレビの武器って家族揃って観られるエンターテイメントっていうところだと思う。テレビならではだから、淘汰されるものではないと思う。だから若い子たちには安心してテレビ業界に入ってきてくださいと言いたい。

石原あとテレビは今後、いろいろな媒体とコラボして、より面白くなると思います。

長瀬僕はなんとなくですが、東京オリンピックがきっかけで何か変わるだろうなって思います。

中西ディレクター3

中西僕は逆に考えないようにしています。テレビって今を写す鏡だと思うんですね。今、この瞬間に面白いものを切り取って、放送する。それをたくさんの人が見てくれる。テレビのその形態が大好きなんです。

諏訪よくテレビ業界が今後どうなるかって話題になるけど、バラエティ番組に関していうと、絶対になくならないと思うんだよね。いつの時代も“笑い”って絶対に大事だからね。

中西僕もバラエティ番組はなくならないと思います。

一同:(同感)

今後の目標は?

長瀬僕は番組の企画を一本通す、自分で考えたものをやりたいと思ってます。

石原それくらい企画を通すのは難しいんです。

長瀬プロデューサー3

長瀬だから企画を何本か通してる諏訪さんに嫉妬する(笑)

諏訪宝くじを当てるのと企画が通るのと、どっちが確率が高いかと言ったら…

長瀬企画が通る方が…難しい??(冗談・笑)

一同:・・・大変!(笑)

諏訪僕もザイオン制作の番組を増やしていきたいかな。それが会社の顔となり、名刺となっていくわけだからね。だから企画書を作るとか、そういった努力を常にしていかなくちゃだよね。

石原私はみんなの働きやすい環境をつくっていければいいなって思ってます。みんなの将来を含め、みんなのハッピーを目指してます。例えばですけど、女の子のスタッフにはなるべく休んで、恋愛もしろって言ってます。仕事は逃げないから、と。私が掴んでこなかったハッピーを・・・ね(笑)。

中西僕は今後も常に笑えるVTRを作っていきたい。少し前からは後輩ディレクターを育てることも重要だなって思って、ディレクターとしてのテクニックを教えてますね。

こんな人にテレビ業界に入ってきてほしい!

石原プロデューサー3

石原みんなと仲良くコミュニケーションを取って仕事が出来る子。そういう子が出世もしていくだろうし、先輩も支えるだろうし、下も育てると思う。

長瀬やっぱり何事にもポジティブで、ガッツがある人が一番。

中西僕はただテレビが大好きなんです!って純粋な子。

長瀬最近採用した子はなによりもテレビ好きでした。

諏訪テレビ業界に憧れている子もいいと思う。テレビ業界ってどういうところなんだろうって興味を持って入ってくるほうが楽しいだろうし、入ってみて分かることもたくさんある。女の子もどんどん入ってほしい。

--最近女性のADさんがとても多いようですが。

中西うちは各番組で女性のADが活躍してますね。

石原みんな責任感ありますよ。

長瀬けっこう優秀ですよ。

諏訪女性ならではの気遣い。細かい気配りができる。

テレビ業界を目指す若者にメッセージを!

石原テレビ業界ってこんな仕事なんだろうなって、最初からイメージができてる子は続けられてる。イメージしないで入った子は「こんな感じだと思ってなかった」って辞めちゃう。こんなことやりたいなってイメージしてから入ってほしいな。

長瀬面接してるとわかるんですけど、テレビ業界のことをけっこう詳しく調べて来る子は好感がもてますね。自分のやりたいことを明確に持ってることが重要だとおもいます。

諏訪さん&長瀬P

諏訪:テレビ業界に入れば人との繋がりがすごく広がっていくし、お金もそこそこ儲かりますよ。俺も若くして都内に一軒家買いましたし。ローンも終わってるよ(笑)

一同:凄い(笑)

諏訪なにか聞きたいことがあったらとりあえずお話だけでも一度ザイオンにいらっしゃいよ。

中西話は少しそれますが、人が行かないところにもロケで行けたり、海外ロケにも行けることがテレビやってて幸せなところですよね。

諏訪一般社会では体験出来ないことが、100倍以上体験出来るのは楽しいよね。

石原海外だって、観光で行かないような僻地(へきち)に行ったりできるよね。

諏訪経験することが全部自分にプラスになることばっかりだと思う。

中西テレビだから出来ることがある。毎日同じ仕事じゃない。

石原飽きないです!私はこの仕事が続いたのって毎日同じじゃないからだと思う。『しゃべくり007』で言うと、今すごく人気のある芸能人を隅々まで取材して、皆さんが知らないその人の素顔を届けるっていう面白さもあるよ。

中西ある番組では芸人さんを騙し(笑)、ある番組では毎日タレントさんの仕事場や自宅にまで入って密着取材し、ある番組では渋谷に街頭インタビューに行っていろいろな人の話を聞き、ある番組では女性タレントの悩みを聞き出したり、ある番組ではひたすら猫だけ撮影したり…毎日違うことをやってるから幸せ。

一同:・・・毎日違うことやりすぎでしょ!(笑)

--男女問わず、安心して入ってきて欲しいですね。皆さん、楽しいお話ありがとうございました!

メンバープロフィール

演出・ディレクター 諏訪一三さん

『ぐるぐるナインティナイン・おもしろ荘』では総合演出となって数々の芸人を発掘

諏訪さん《経歴》
1970年生まれ。埼玉県出身。
1989年埼玉県立杉戸高等学校卒業。
《主なディレクション番組》
■『ぐるぐるナインティナイン』
■『しゃべくり007』
■『マツコ会議』
■『ニノさん』
■『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』
《総合演出番組》

■『ぐるぐるナインティナインおもしろ荘』
■『おもろゲ動画SHOW 投稿!1000000000ビュー』
■『オードリー春日のカスカスTV』
■『おどおどオードリー』

プロデューサー 石原由季子さん

『マツコ会議』で度々画面に登場するプロデューサー。ザイオン取締役。

石原P

《経歴》
1973年生まれ。鹿児島県出身。
1993年東放学園放送専門学校放送芸術科卒業。
1995年株式会社ザイオン入社。
《主なプロデュース番組》
■『ぐるぐるナインティナイン』
■『しゃべくり007』
■『マツコ会議』
■『マツコ×マツコ』
■『ニノさん』
■『おどおどオードリー』

ディレクター 中西裕樹さん

『月曜から夜ふかし』ではお馴染みとなっている名物ディレクター

中西D《経歴》
1977年生まれ。大分県出身。
1997年九州デザイナー学院卒業。
1999年株式会社ザイオン入社。
《主なディレクション番組》
■『月曜から夜ふかし』
■『人生が変わる1分間の深イイ話』
■『うわっ!ダマされた大賞』
■『真夜中の保健室』
■『関ジャニ特命捜査班7係』
■『明石家さんまの転職DE天職』
■『めざましテレビ ココ調』

プロデューサー 長瀬徹

『深イイ話』『有吉反省会』のプロデューサー。ザイオン採用担当・取締役。

長瀬P《経歴》
1977年生まれ。愛知県出身。
2001年青山学院大学経営学部卒業。
2001年株式会社ザイオン入社。
《主なプロデュース番組》
■『人生が変わる1分間の深イイ話』
■『有吉反省会』
■『真夜中の保健室』
■『関ジャニ特命捜査班7係』
■『明石家さんまの転職DE天職』
■『超人気有名人のありえない商品 売れる!?売れない!?』
■『スター☆ドラフト会議』

 


 

テレビ東京のヒットを支えるベテランP×若手D「だからテレビの仕事はやめられない」

テレビ東京「世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~」や「元祖!大食い王決定戦」など、素人さんが出演する番組の制作に定評のある株式会社ゼロクリエイト。数々の人気番組を手掛けているプロデューサー酒井英樹さんと、期待の若手ディレクター木下大揮さんにお話を聞きました。

株式会社ゼロクリエイト 取締役/プロデューサー酒井英樹さん

酒井プロデューサー

《経歴》
1963年生まれ。鹿児島県出身。
1985年関西外国語大学ハワイ学舎卒業。
1991年株式会社ゼロクリエイトの創業メンバーとして取締役に就任。現在に至る。
《現在のプロデュース番組》
■元祖!大食い王決定戦
■リトルトーキョーライフ
■世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~
■どうぶつBANG!!
その他、特番多数

ゼロクリエイト設立に至った経緯は?

大学卒業後、短い期間でしたけど3社の番組制作会社を移動して、一番最初の会社で当時ディレクターだった社長と出会ったんです。会社設立に至る良いきっかけになったのは、『TVチャンピオン』の『元祖!大食い王決定戦』が特番からレギュラー化するということで、この際、会社を作ろうかということになったわけです。

ゼロクリエイトの魅力は?

テレビはタレントさんたちが来てスタジオで収録する部分と、ロケに行ってというのがありますが、ゼロクリエイトは100%ロケをする会社です。ロケに行くといろいろな人に会える。普通の人が行けないところに行ける、見れないものが見れるということが魅力ですね。

忘れられないロケの思い出は?

海外ですかね。以前『進め!電波少年』をやっていたとき、タレントさんと一緒にコウモリ洞窟に入って取材したことがあって、洞窟に2時間くらいいたんですけど、あと1時間いたら死んじゃうな、という経験をしました。何百万羽といるコウモリの糞が異臭を放って、足元はドロドロ。今思うと楽しいですけど(笑)。普通、人がなかなか経験出来ないことを経験出来るという、、、いい意味でも悪い意味でも(笑)

AD時代を振り返ると?

一番最初は日本テレビで放送していた情報番組『ルックルックこんにちは』だったんですけど、朝3時にはスタジオに入って準備するということを毎日やっていました。生放送を終えるとロケに行って、帰ってきて編集して、という毎日でした。ディレクターが3人いて、ADは自分1人だったんで本当にきつかった、、、

ADからディレクターになったのは?

次にテレビ東京の情報番組を担当することになって、2年くらいやってディレクターになったんですけど。結構早かったですね。
ディレクターになるには、まず、ディレクターやプロデューサーに認められて「そろそろこいつはできるんじゃないか」とちょこちょこ編集をさせてもらえるようになり、次にテレビ局の人が認めてくれないとダメなんです。この2つのハードルを越えないとディレクターになれないんです。
ディレクターになるためには、特別な努力をするというよりも、普段やっていることができているか、それを上の人間が見ているので、仕事を一生懸命やっていたら機会が与えられるものです。
「ディレクターになりたい!」という気持ちがない限りは、この仕事はやっていられないですよ。その気があるかないか、それがすべて。行動も変わってくるし、気持ちがないと我慢できなくなるよね。

辞めたいと思ったことは?

ディレクターになり立ての頃が一番しんどかったですよ。一気に責任が出てくるので。作った作品が面白くなかったら、それを3回繰り返したらもうディレクターとして使ってくれないんですよ。なんだかなぁと思った時はありますよ。
でもなぜ辞めなかったかというと、何かの時に自分が作ったVTRをスタジオで観てて、ゲストのタレントさんやMCの方が泣いたわけですよ。そういうのを見るとたまらんですよ。「やったぁ!」と思って。そういった経験をしたから続けられているのかと。
番組制作の仕事はずっとしんどいんですけど、面白いことは必ずある。その面白さがわかるまで続けて欲しいなぁと。

酒井プロデューサー2

最近、印象に残っている仕事(番組)は?

『元祖!大食い王決定戦』かなぁ。年に4回放送があって、大きいのは春と秋にあるんだけど、その間に地方に行って予選をしたり。それプラス、2年くらい前から世界大食い(「国別対抗!大食い世界一決定戦」)というのも始まって元旦に放送してるんですが、いかんせんアメリカ代表が強くて。今年こそ日本代表が勝てるかなと思ったら3連敗で、、、
食べてくれないと勝てないんで、、、日本が勝つ勝たないで視聴率が変わる可能性もあるんですけど、それ以前に感情移入をしてしまうものです。
番組制作者としてはニュートラルな立場でなくてはならないんですけど、内心は「ちっ、、、日本!」って。

海外ロケで一番大変なことは?

撮り直しがきかないこと。ロケ自体はすごく短い期間で、朝から晩までロケしてとっとと帰ってくるみたいな。意外としんどいんです。せっかくの海外なのにディレクターにとっては全然遊んでいる感じがしない。せめて最後の日の午後から自由時間を作るために、ガーッとやって、ギリギリここだけは時間を作ろうと頑張ってやりますけどね。

番組制作に対するこだわりは?

以前『愛の貧乏脱出大作戦』という番組を作っていて、人の人生に携わるのですごく楽しかったんですけど、出演してくれる素人さんの“人となり”をどれだけ番組に削り出せるのか、というのはいつも考えていますね。

テレビ業界は今後どうなっていく?

このままではどんどん面白くなくなってしまう。そうならないようにしたいんですけど!若い視聴者にもう1回テレビに戻ってきてもらえるような番組を作らなくてはいけない、という使命はありますね。

どんな人にテレビ業界に入ってきて欲しい?

「ものづくりがしたい人」「ディレクターになりたいと本気で思える人」ですね。
でもね、「芸能人に会いたい」と思って入ってきても最初は良いと思うんですよ。ただ実際やってみると地味な仕事で、ひたすら地味…。テレビで観ている華やかな世界とのギャップはある。その華やかになる為には地味な仕事を永遠とやり続けなければならないっていうね。結局はそれが楽しいと思える人。
――酒井プロデューサーがテレビの仕事が楽しいと思えたのは?
やはりディレクターになって自分が作ったVTRに涙してくれた人がいた時ですね!AD時代はただ苦しいだけ。「クソ、ディレクターになってやる」という反骨精神だけ。

ADに必要なことは?

まだまだ芸能界は古い体質なので上下関係が厳しかったり、挨拶も大事。人と話をするのが苦手な人は続かな い。すべて人と話さなきゃいけない仕事なんですよ。インターネットで調べたことの裏を取るために話をしたり、ロケに行ってもその場の人と話をする。人と話すのが苦手なADもいたけど、まずは「プライドをなくせ」と言ってきました。プライドが邪魔をするんです。初めてやる仕事なんだから自分のプライドは置いておいて、ノープライドでやったほうが入ってくるのに。
ついでに1つだけ僕の持論があってですね、、、
ディレクターって“台風”なんです。
台風って中に入っちゃうと風が吹いてないじゃないですか?離れれば離れるほど風が強くなってくる。ADさんはしんどいんだけど、ディレクターの中まで入り 込めば、楽チンなんです。「あの人は厳しい」「あの人は嫌だから」ってどんどん離れると、いつまで経っても風が強いだけです。

テレビ業界を志す若者にメッセージを!

つらいけど、つらい分だけ喜びもまた格別だということ。それがわかるまでは辞めないで欲しい。他の業界とは違う楽しみが確実にある。それを是非!

株式会社ゼロクリエイト ディレクター木下大揮さん

木下ディレクター

《経歴》
1983年生まれ。熊本県出身。
2006年九州東海大学工学部卒業。卒業後、KKTくまもと県民テレビ報道局アルバイトとして、雑用~カメラアシスタント等、ロケの手伝いを担当。
2008年に上京し、株式会社ゼロクリエイトに入社。現在に至る。
《主なディレクション作品》
■たべコレ
■日本3大秘境 徳島県東祖谷故郷の限界集落に生きる!3男8女14人大家族
■世界の衝撃映像グランプリ
■世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~(現在制作中)

テレビ業界に入ったきっかけは?

映画が好きで、映像関係の仕事に就きたいとは小さい頃からずっと思っていました。音楽もやっていたので、繋がりはあるかなかと。

入社してみて想像とのギャップはあった?

あんまり教えてくれないんだなって思いました。自分で全部調べるしかない。先輩に聞きにくいこともあるし。でも同期に近い先輩がいたのでなんとかなりました。パソコンはまったく使えなかったし、適当にいじって覚えるみたいな。
なんで教えてくれないんだよって思いましたよ。でも転職するのも面倒だし(笑)周りと飲み行って紛らわせたり。逃げ道を持てばいいんですよ。仕事に関係ないところでコミュニケーションをとるようにして。

新人時代に大失敗したことは?

あんまりないですね。う~ん…昔のことは忘れるようにしているので(笑)
放送が終わって飲みに行って、翌日の反省会をすっぽかしたしたとか、、、あまりにも寝てなくてテレビ局の風呂場で寝てたとか、、、それで結構な騒ぎに、、、とか。

素人さんが出演する番組を担当することが多いようですが、気を付けていることは?

とにかく怒らせないことですね。地雷を踏まないように。海外での取材の際は、文化の違いから怒らせてしまったこともありました。あまり気を遣いすぎても取材にならないので、いけるところではガンガンと。でも、海外で暮らす方の取材は、皆さん日本で暮らすご両親にちゃんと生活していることを見せたいという方が多いので、ちゃんとやらなきゃいけないなと思います。

辞めたいと思ったことは?なぜ続けられた?

辞めたいと思ったのは『民放キー局の大型特番』をやったときですね。2ヶ月くらいテレビ局にこもりっきりで、ずーっと床に寝てました。まだ会社に入って半年くらいだったんですけど、ゼロクリエイトからは僕一人でテレビ局に派遣されて、他のスタッフは結構なベテラン勢ばかり。よくやったなぁと思います。でも気が付いたら最後までいた。プライドかなぁ。
「やんなきゃいけない、やろうやろう」と責任感はありました。

ディレクターになったきっかけは?

アシスタントディレクターとして立ち上げから携わった『空から日本を見てみよう』でちょこちょことロケや編集を任されるにようになって、『たべコレ』という番組でディレクターになりました。
ディレクターになるのはタイミングが難しくて、テレビ局のプロデューサーにOKもらわなくちゃいけないし。
『たべコレ』は新番組だったんですけど、「お前やるか」と言われて。『空から日本を見てみよう』とプロデューサーが一緒だったので、引き上げてもらった感じです。2008年に入社して『たべコレ』の立ち上げが2011年だから、、、3年でディレクター!?結構早いんですね(笑)

ディレクターの主な仕事を3つ挙げるとしたら?

1.プレゼン⇒「これがやりたいです」という企画をテレビ局のプロデューサーや演出陣にもらえるようにする。
2.ロケ⇒ロケの前にいろいろリサーチしても本番で全部変わる。それが面白い。
3.編集⇒面白いものを中心にストーリーを作りあげていく。編集はディレクターの見せ所だと思います。テロップなしの状態までナレーションも全部編集しています。編集も独学で覚えましたよ。この業界自分で覚えるしかないっていう。
ディレクターの仕事は2回滑ったら終わりと思ってます。シビアですよね。

木下ディレクター2

一日の流れは?

何もない日は10:30頃出社して、18:00頃には帰ります。休める時は休むので、なるべく土日はアシスタントディレクターにも休ませるし。結婚して子供もいるんで家にいないと忘れられちゃう(笑)。今度また海外ロケで3週間家を空けるし、4月の予定も決まってるし、やばいですよ(笑)

「世界ナゼそこに?日本人」の取材対象者はどうやって見つける?

基本はリサーチ会社とか、アシスタントディレクターが探すんですけど。アシスタントディレクターは取材対象者が見つかったら許可取りもします。
バングラデシュに取材が決まっていて来週行きますってところで取材対象者からNGが出た時はピンチでしたね。収録スケジュールは詰まっていたのでどっか行かなくちゃいけないし、その時は世界中に電話しまくりましたね。3日くらいでネタを見つけて、何も情報なしで飛んで、もうどうにかなるだろうってノリで行きましたね。

海外取材でのピンチは?

いや~海外で失敗したら死んでますからね。失敗出来ない。
やばいところ行ったシリーズで言うと、世界で一番危険な国と言われている中米のホンジュラスに行った時は凄かった。拳銃を持った警備員にずっと同行してもらって。あちこちで銃声が聞こえるし。
あとは、アフリカのビクトリア湖で取材をした時、とにかく蚊が多く、マラリア(蚊に刺されて最悪死ぬ感染症)も流行ってる場所だったんですけど、ホテルに泊まった朝、気づいたら約1万匹の蚊と一緒に寝てたときです。結局大丈夫だったんですが、3日ぐらいマラリアの恐怖に震えてました。

ディレクターのやりがいは?

VTRができたとき。テレビ局のプレビューで評判が良かったときは嬉しいですね。
あとは、放送が終わったあとの取材した方の反応とか。怒られるんじゃないかと不安になることはありますけどね。でも良かったと言ってくれたり、たまに手紙とかもらったり。放送をみんなで観ている様子をメールでわざわざ送ってきてくれたりとか。

ゼロクリエイトの魅力とは?

一言で言うと「自由」。やることやっていればいいっていう環境です。できていれば評価もしてくれるし、毎年査定でも返ってくる。
自由は逆に難しいですけどね。事細かく指示されたことをやっている方が実は楽。

今後の目標は?

自分で企画を書いて、自分の番組をやる。そこができなきゃだめなのかなと。何か思いついたらメモを取るようにはしてます。

どんな人にテレビ業界に入ってきて欲しい?

どんな状況でも楽しめる人。楽しいと思えるところまでたどり着くのは大変だけど、どこかしらで楽しみを見出して欲しい。ポジティブ精神!

テレビ業界を志す若者にメッセージを!

とりあえず一回入ってみて!好奇心でいいので。大丈夫だから、考えすぎるなと言いたい。この仕事って、半分遊びの延長線?みたいな一面もあるから!遊びを仕事にしたい人にはピッタリだと思います。


 

テレビ・エンターテインメント業界ならではの面接質問

よくある質問

一般的な企業の面接でよくある質問と、テレビ業界などエンターテインメント業界の企業面接でよくある質問はちょっと違います。
テレビ・エンターテインメント業界ならではの特性が面接の質問にも表れています。
面接官が繰り出す質問の意図を知り、最適な答えを導きだそうではありませんか!

 

この質問でわかる“コミュニケーション能力”

自分の言いたいことが相手に伝わらなくてはコミュニケーションとは言えません。短時間に要点を押さえた会話を心がけましょう。

テレビ業界ならでは

「ナンパしたことある?」
⇒男性向けの質問ですね。テレビ番組制作スタッフは、街頭に出て道行く人にインタビューをする(街頭インタビュー)仕事があります。知らない人に声をかけて質問に答えてもらうのは至難の技です。ナンパ経験がある人ならば、とっかかりは掴めるのかも知れませんね(笑)

一般的な企業の面接では

「まずはじめに簡単な自己紹介をお願いします」
⇒応募者の雰囲気や態度、喋り方など自己紹介で第一印象が決まります。氏名+簡単な経歴+今後の展望を、簡潔で分かりやすくハキハキと話すことが大切。
【自分はどんな人間で、どんなことをやってきたのか、今後はどうなっていきたいのか】など、 伝える力が試されます。

「人とのコミュニケーションで何を一番大事にしますか?」
⇒どんな仕事もコミュニケーションなくしては成り立ちません。応募者のコミュニケーションへの考え方を知ることで、社風に合うかどうかの判断材料となります。

「仕事をするうえで苦手なタイプの人がいましたか?」
⇒職場には色々な人がいて、全員と気が合うわけではありません。
苦手な人とも人間関係を構築出来るコミュニケーション能力を求められます。

この質問でわかる“人間性”

この人と一緒に働きたいと思えるかどうかは、採用を大きく左右します。
重視されるのは能力よりも人間性という会社は少なくありません。

テレビ業界ならでは

「先輩から理不尽な理由で怒られた場合、あなたならどうする?」
⇒真っ向から反論して正すのか、先輩の立場を考えて我慢するのか、やってらんないと辞めるのか、仕事の中で自分が正しいと証明するのか。人それぞれ取る行動が異なる場面です。どうしたら間違いということではなく、取る行動により、その人の人間性を計り知ることが出来ます。

一般的な企業の面接では

「長所(強み)と短所(弱み)を教えてください」
⇒応募者が持つ長所(強み)と短所(弱み)が社風に合っているか、業務に支障が出ることはないかを判断されます。また、自分自身の長所(強み)と短所(弱み)を把握しているのかを確認されます。

☆長所を答える時は、具体的なエピソードを織り交ぜながら説得力を持たせましょう。

例:「私の長所は社交性があるところです。前職では営業として~」

☆短所を答える時は、裏返せば長所になる短所をあげて、短所を直す為にどのような努力をしているのかアピールするのも効果的です。

例:「社交性を活かして、初対面の人であってもすぐに仲良くなれるのですが、八方美人と思われることもあり~」

「あなたは周りからどんな人だと言われますか?」
⇒自分自身を客観的に見ることが出来ているかがわかります。
近しい人からの評価は応募者の“素”を 窺い知る材料となります。

「これまでに一番努力したことは何ですか?」
⇒努力することによって何を得ることが出来たのか(成長することが出来たのか)。入社後にどのような努力をすることが出来るか推測する為の質問です。

この質問でわかる“志望度”

事前準備もなく面接に来てしまったのか、企業への志望度が高く熱意がある人なのか、質問を重ねるうちに面接官にはわかるものです。

テレビ業界ならでは

「他にどんな企業を受けていますか?」
⇒他社を受けていることは問題ありません。ただ、テレビ業界以外の企業を受けていると一貫性がないと思われることも。 「番組制作の仕事がしたい!」「番組制作の仕事じゃなくてはダメなんだ!」くらいの気持ちでないと続かないと思われがちです。

一般的な企業の面接では

「当社の仕事(会社)についてどのようなイメージを持っていますか?」
⇒本当にその仕事(会社)に就きたいと思っていれば、色々と調べているはずです。入社後のアンマッチを防ぐ為にも企業理解は必須です。

「当社に入社したらどのようなことをしたいですか?」
⇒業務内容をきちんと調べた上で、自分なりのビジョンを持っているのかを確かめられます。また、やりたいことと実際の仕事に相違はないかを知ることが出来る質問です。

「いつから勤務出来ますか?」
⇒企業からすると、入社日は採用計画で最も大事なところ。応募者は明確に答える必要があります。 現職中の方は、内定後どのくらいで退職出来るのか会社の社則を確認しておき、任されている仕事をどのくらいで終えることが出来るのかを、面接で説明出来るようにしておきたいものです。内定~入社までの段取りの良さで志望度の高さをはかられる場合もあります。

この質問でわかる“価値観”

人柄と同じくらい、価値観は「この人と一緒に働きたい」と思えるかどうかを左右します。応募者の持つ価値観が自社とマッチすることで、長期的な勤務を期待することが出来ます。

テレビ業界ならでは

「最近のニュースで気になることは何ですか?」
⇒どんなことに興味を持ち、そのニュースのどこを問題視しているのかがポイントです。一般的な企業面接でも定番の質問ですが、テレビ業界を目指す方には、誰もが知っているニュースではなく、多少のひねりを求められます。

「ハードワークは大丈夫ですか?」
⇒どのような働き方を望んでいるのかを知ることで、仕事に対しての価値観を整理することが出来ます。

一般的な企業の面接では

「友達は多い方ですか?」
⇒多いか少ないかが問題ではなく、人付き合いをどう考えているのかを知る質問です。

「あなたの尊敬する人は?」
⇒どのようなところが尊敬に値するのか、その人のどこに共感出来るのかを知ることで、応募者の価値観を知ることが出来ます。

この質問でわかる“将来像”

応募者の目指す方向と企業のキャリアパスが一致しているかどうかがわかります。応募者のビジョンを確認することで、入社後の育成を企業としてイメージすることが出来ます。

テレビ業界ならでは

「どんな番組が作りたいですか?」
⇒答えが具体的であればあるほど、本当にテレビが好きで制作に興味と熱意を持っていることがわかります。また、ディレクター志望なのか、プロデューサー志望なのか、自分が進みたい方向を面接で示すことが出来れば、企業は応募者の将来像を描くことも出来ます。

一般的な企業の面接では

「あなたの強みやスキルはどのように活かせますか?」
⇒応募者から具体的に話を聞くことで、企業側は「この人を採用したら・・・」とメリットを感じることが出来ます。また、応募者が仕事内容を正確に把握していることも確認出来る質問です。

「10年後の自分はどうなっていると思いますか?」
⇒「こうなっていたい!」と目標や上昇志向を持っているのかがわかります。目標達成の為にどのような努力をするのかも知りたい質問です。今はまだ長期的な目標が立てられないという人でも、目の前の課題をあぶり出し、どうしたいのかを語るだけでも良いと思います。

「あなたを採用すると当社にどんなメリットがありますか?」
⇒応募者自身が自ら持つスキルや適正、強みを把握していないと答えられない質問です。企業は応募者が即戦力となるのか、又はどのくらいで戦力として活躍してもらえるようになるのかを図ります。

この質問でわかる“耐久性”

企業にとって、すぐに辞めてしまう方を採用することは避けたいところです。
どういったことでストレスを感じ、それを解消出来る方なのかどうかは知っておきたいポイントです。

テレビ業界ならでは

「ストレス発散方法は何ですか?」
⇒テレビ業界での勤務は多忙な為、プライベートの時間を持ちづらい現状があります。
そのような中でもストレスを溜め込まずに解消する手段があるかどうかは、長く働く為には必要なことです。

一般的な企業の面接では

「前職を辞めた理由は何ですか?」
⇒また同じような理由で辞めてしまうことは避けたい為、最も需要な質問です。
ネガティブな理由である場合、応募者は正直に話したがらないものです。
企業は応募者が前職で抱いたストレスの根源を、出来る限り面接で明らかにしようとします。

「転職先を選ぶ上で何を重視しますか?」
⇒応募者の重視することが自社で叶わない場合、退職してしまう可能性が高くなります。また、応募者の望むキャリアパスに自社が貢献できないと判断すれば採用は避けるべきところです。

まとめ

以上のように、面接でよくある質問を挙げてみましたが、回答は自分の言葉で伝えるようにしてみてください。
どこかの就職マニュアルに書いてあるようなお手本通りの回答は個性に欠けていて面白くありません。
面接官に「またか」と思われるだけです。

想定外の質問がきても落ち着いて面接官の言葉に耳を傾けましょう。
質問の意味・意図を噛み砕き、自分の考えや思いを自分の言葉で伝える。
心から発せられる言葉こそ面接官に届くものです。

面接は“会話”です。

自分の言いたいことを述べるだけでは演説です。
一方通行にならないよう、会話を成立させてこそ面接成功と言えるのです。