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いまさら聞けないデジタル放送(BS放送編)
テレビ放送はどのようなシステムで観ることが出来るのか?
テレビ業界を目指している方には、最低限知っておいた方が良いことがあります。
地デジ、BS、CS・・・よく耳にするけれど、きちんと説明出来るでしょうか?
ここでは『BS』と呼ばれるテレビ放送について確認して行きたいと思います。
3つに分かれるテレビ放送
電波塔(東京タワーなど)から電波を発する → 地上波(地デジ)
放送衛星を使って行う放送 → BSデジタル放送
通信衛星を使って行う放送 → CSデジタル放送
BS放送とCS放送はどちらも宇宙空間に浮かぶ衛星が電波を発する衛星デジタル放送です。
BSは、放送衛星(Broadcast Satellite)
CSは、通信衛星(Communication Satellite)
その英語の頭文字をとって『BS』『CS』!!!
日本国内の基幹放送(放送法に規定する放送の種別)は、「地上デジタル放送」と「BSデジタル放送」の二方式。
無料放送・有料放送があるBSデジタル放送
現在、BSデジタル放送は21社、31チャンネル
このうち、11のチャンネルが無料、20のチャンネルが有料です。
BSデジタル放送視聴方法
視聴には専用チューナーとパラボラアンテナが必要!
衛星放送受信専用の「アンテナ」、「チューナー」または「チューナー内蔵」のテレビが必要です。
マンションなどの集合住宅では、屋上に共同のアンテナを設置すれば、衛星方法を共同で受信することが可能。
お住まいの地域にあるケーブルテレビ局に加入して視聴する方法もあります。
BSデジタル放送の利点
高画質・高音質、多チャンネル、データ放送(双方向サービス)、電子番組表(EPG)が可能!
放送(人口)衛星から電波を送る衛星放送だからこそ、、、
・建物等の影響による電波障害が起こらない
・日本全国をエリアとする広域放送
・災害時に強い
・大容量の情報伝達力
BSデジタル放送(チャンネル)の魅力に気付く
BSデジタル放送は2011年10月に12のチャンネルが追加となり、さらに2012年3月には7チャンネル追加され、その中には趣味・趣向をくすぐるオリジナル番組や地上波ではなかなか観ることが出来ないマニアックな番組も多数!
最近では「地上波よりもBSが面白い」という意見も聞かれるようになりました。
BS民放6社が調査したBSデジタル放送の世帯普及率は73.3%
※2012年12月と2013年3月実施
視聴可能世帯の増加による認知度アップもあり、民放キー局系BS各局の売上も好調のようです。
オリジナリティ溢れる良質なBSデジタル放送(チャンネル)は今後ますます期待が高まります。