マスコミ業界を知る
編集アシスタント
映像編集とは、制作スタッフにより収録された未完成の素材VTRにテロップ、CGなどを付加しながら様々な映像処理を施し、放送枠の長さに編集して放送できる状態に仕上げる作業です。主にポストプロダクションと言われる編集所内で、プロデューサーやディレクターらが立会う中で編集作業が行われます。編集アシスタントは、実際に編集作業を行うエディターの補佐を行うほか、編集室の準備や掃除、機材のメンテナンス管理なども行います。編集前にはテープ素材のフォーマット変換やハードディスクへの取り込み作業、編集作業では映像に加えるテロップの入力や加工、編集後はVTRのダビングや放送用テープへの書き出し作業など、幅広い仕事を任されます。テレビ番組の編集などは特に、長時間に及ぶ作業となる事も多く、編集アシスタントは編集室内の雰囲気作りやエディター、ディレクターへの細やかな気遣いが求められる他、エディターの交代時に作業の引き継ぎがスムーズに行われるよう作業全体の流れを把握しておく必要があります。またこれらの仕事と並行し、エディターになるためにVTRの知識や編集技術の習得を目指します。編集アシスタントの期間は所属先によって異なりますが、3年〜5年が平均的な期間です。
映像編集アシスタントの仕事はポストプロダクションや映像制作会社などで求人・募集があります。
【年収の目安】200万〜350万円前後
ノンリニア編集エディター
映像編集とは、制作スタッフにより収録された未完成の素材VTRにテロップ、CGなどを付加しながら様々な映像処理を施し、放送枠の長さに編集して放送できる状態に仕上げる作業です。主にポストプロダクションと言われる編集所内で、プロデューサーやディレクターらが立会う中で編集作業が行われます。映像編集の中でもノンリニア編集とは、テープなどで持ち込まれた素材をハードディスク等の記憶装置に取り込んで、デジタル変換された素材を映像編集ソフトを使って編集していくシステムです。ノンリニア編集のエディターはディレクターの指示のもと映像の加工を行い、完成された映像は放送用のテープに記録されます。ベテランのエディターともなると制作サイドから指名を受ける事もあります。またエディターの中には、会社には所属せずフリーとなって、制作会社やディレクター、ポストプロダクションから依頼を受け、指定の編集所で作業を行う人もいます。
映像編集の仕事はポストプロダクションや映像制作会社などで求人・募集があります。
【年収の目安】240万〜600万円前後
リニア編集エディター
映像編集とは、制作スタッフにより収録された未完成の素材VTRにテロップ、CGなどを付加しながら様々な映像処理を施し、放送枠の長さに編集して放送できる状態に仕上げる作業です。主にポストプロダクションと言われる編集所内で、プロデューサーやディレクターらが立会う中で編集作業が行われます。映像編集の中でもリニア編集とは2台以上のデッキを使用してテープからテープへ映像を記録(ダビング)しながら編集していくシステムを指し、リニア編集のエディターはディレクターの指示のもと、映像の加工を行います。ベテランのエディターともなると制作サイドから指名を受ける事もあります。またエディターの中には、会社には所属せずフリーとなって、制作会社やディレクター、ポストプロダクションから依頼を受け、指定の編集所で作業を行う人もいます。
映像編集の仕事はポストプロダクションや映像制作会社などで求人・募集があります。
【年収の目安】240万〜600万円前後
テレビ音声
音声スタッフの主な仕事は、音声を収録する事と音声を調整する事です。撮影中は、ガンマイクと言われる長い竿のようなマイクやタレントの胸元などにつけるピンマイクを使って現場の音声を収録したり、バラエティなど出演者が多い番組ではそれぞれ声の大きさが異なるため、ミキサーと言う機械を使って音のレベルが一定になるよう調整します。カメラアシスタントやビジオエンジニアが音声を兼務する事もあり、放送技術職の中で比較的女性スタッフが多いのも特徴です。
音響スタッフは、放送技術会社や音響会社で求人・募集があります。
【年収の目安】200万〜400万円前後
ビデオエンジニア(VE)
ビデオエンジニアは、カメラマンが撮影する映像の色合いや明るさを調整・補正して、放送に適した美しい映像の質を保ちます。複数台のカメラやさまざまなVTRを使用すると画質にバラつきが出ます。白と黒のバランスや人の肌色がきれいに出ているか、などすべてが同じ状態に保たれるようモニターや測定器を操作しながら映像を補正していきます。また撮影時以外にも普段からカメラや周辺機材の整備・点検をする事も重要な役割です。需要は多く、人手不足からカメラアシスタントが兼務する事もあります。映像技術や機材について専門性の高い知識が求められます。
ビデオエンジニアの仕事は、映像技術会社などで求人・募集があります。
【年収の目安】200万〜400万円前後
カメラアシスタント(CA)
カメラアシスタントは撮影現場でカメラマンの補助を行うほか、機材や三脚、テープの運搬やセット、レンズの交換などの撮影準備も行います。スタジオではカメラマンの動きに合わせてケーブルの処理をしたり、ロケ現場では通行人の誘導を行います。またロケ車の運転を任される事もあるので運転免許は必須とされ、車の運転にはある程度慣れておく必要があります。現場によっては照明や音声、ビデオエンジニアを兼ねる事もあり、仕事はハードですが近年女性スタッフも増加の傾向にあります。
映像技術会社などで求人・募集がある他、フリーのカメラマンに弟子入りし、普段は他のアルバイト等で生計を立てながら撮影現場から声がかかるのを待つ人もいます。
【年収の目安】年収200万〜300万円。月額固定の基本給に別途現場手当が付く事もあります。