マスコミ業界大研究

テレビ・エンターテインメント業界ならではの面接質問

よくある質問

一般的な企業の面接でよくある質問と、テレビ業界などエンターテインメント業界の企業面接でよくある質問はちょっと違います。
テレビ・エンターテインメント業界ならではの特性が面接の質問にも表れています。
面接官が繰り出す質問の意図を知り、最適な答えを導きだそうではありませんか!

 

この質問でわかる“コミュニケーション能力”

自分の言いたいことが相手に伝わらなくてはコミュニケーションとは言えません。短時間に要点を押さえた会話を心がけましょう。

テレビ業界ならでは

「ナンパしたことある?」
⇒男性向けの質問ですね。テレビ番組制作スタッフは、街頭に出て道行く人にインタビューをする(街頭インタビュー)仕事があります。知らない人に声をかけて質問に答えてもらうのは至難の技です。ナンパ経験がある人ならば、とっかかりは掴めるのかも知れませんね(笑)

一般的な企業の面接では

「まずはじめに簡単な自己紹介をお願いします」
⇒応募者の雰囲気や態度、喋り方など自己紹介で第一印象が決まります。氏名+簡単な経歴+今後の展望を、簡潔で分かりやすくハキハキと話すことが大切。
【自分はどんな人間で、どんなことをやってきたのか、今後はどうなっていきたいのか】など、 伝える力が試されます。

「人とのコミュニケーションで何を一番大事にしますか?」
⇒どんな仕事もコミュニケーションなくしては成り立ちません。応募者のコミュニケーションへの考え方を知ることで、社風に合うかどうかの判断材料となります。

「仕事をするうえで苦手なタイプの人がいましたか?」
⇒職場には色々な人がいて、全員と気が合うわけではありません。
苦手な人とも人間関係を構築出来るコミュニケーション能力を求められます。

この質問でわかる“人間性”

この人と一緒に働きたいと思えるかどうかは、採用を大きく左右します。
重視されるのは能力よりも人間性という会社は少なくありません。

テレビ業界ならでは

「先輩から理不尽な理由で怒られた場合、あなたならどうする?」
⇒真っ向から反論して正すのか、先輩の立場を考えて我慢するのか、やってらんないと辞めるのか、仕事の中で自分が正しいと証明するのか。人それぞれ取る行動が異なる場面です。どうしたら間違いということではなく、取る行動により、その人の人間性を計り知ることが出来ます。

一般的な企業の面接では

「長所(強み)と短所(弱み)を教えてください」
⇒応募者が持つ長所(強み)と短所(弱み)が社風に合っているか、業務に支障が出ることはないかを判断されます。また、自分自身の長所(強み)と短所(弱み)を把握しているのかを確認されます。

☆長所を答える時は、具体的なエピソードを織り交ぜながら説得力を持たせましょう。

例:「私の長所は社交性があるところです。前職では営業として~」

☆短所を答える時は、裏返せば長所になる短所をあげて、短所を直す為にどのような努力をしているのかアピールするのも効果的です。

例:「社交性を活かして、初対面の人であってもすぐに仲良くなれるのですが、八方美人と思われることもあり~」

「あなたは周りからどんな人だと言われますか?」
⇒自分自身を客観的に見ることが出来ているかがわかります。
近しい人からの評価は応募者の“素”を 窺い知る材料となります。

「これまでに一番努力したことは何ですか?」
⇒努力することによって何を得ることが出来たのか(成長することが出来たのか)。入社後にどのような努力をすることが出来るか推測する為の質問です。

この質問でわかる“志望度”

事前準備もなく面接に来てしまったのか、企業への志望度が高く熱意がある人なのか、質問を重ねるうちに面接官にはわかるものです。

テレビ業界ならでは

「他にどんな企業を受けていますか?」
⇒他社を受けていることは問題ありません。ただ、テレビ業界以外の企業を受けていると一貫性がないと思われることも。 「番組制作の仕事がしたい!」「番組制作の仕事じゃなくてはダメなんだ!」くらいの気持ちでないと続かないと思われがちです。

一般的な企業の面接では

「当社の仕事(会社)についてどのようなイメージを持っていますか?」
⇒本当にその仕事(会社)に就きたいと思っていれば、色々と調べているはずです。入社後のアンマッチを防ぐ為にも企業理解は必須です。

「当社に入社したらどのようなことをしたいですか?」
⇒業務内容をきちんと調べた上で、自分なりのビジョンを持っているのかを確かめられます。また、やりたいことと実際の仕事に相違はないかを知ることが出来る質問です。

「いつから勤務出来ますか?」
⇒企業からすると、入社日は採用計画で最も大事なところ。応募者は明確に答える必要があります。 現職中の方は、内定後どのくらいで退職出来るのか会社の社則を確認しておき、任されている仕事をどのくらいで終えることが出来るのかを、面接で説明出来るようにしておきたいものです。内定~入社までの段取りの良さで志望度の高さをはかられる場合もあります。

この質問でわかる“価値観”

人柄と同じくらい、価値観は「この人と一緒に働きたい」と思えるかどうかを左右します。応募者の持つ価値観が自社とマッチすることで、長期的な勤務を期待することが出来ます。

テレビ業界ならでは

「最近のニュースで気になることは何ですか?」
⇒どんなことに興味を持ち、そのニュースのどこを問題視しているのかがポイントです。一般的な企業面接でも定番の質問ですが、テレビ業界を目指す方には、誰もが知っているニュースではなく、多少のひねりを求められます。

「ハードワークは大丈夫ですか?」
⇒どのような働き方を望んでいるのかを知ることで、仕事に対しての価値観を整理することが出来ます。

一般的な企業の面接では

「友達は多い方ですか?」
⇒多いか少ないかが問題ではなく、人付き合いをどう考えているのかを知る質問です。

「あなたの尊敬する人は?」
⇒どのようなところが尊敬に値するのか、その人のどこに共感出来るのかを知ることで、応募者の価値観を知ることが出来ます。

この質問でわかる“将来像”

応募者の目指す方向と企業のキャリアパスが一致しているかどうかがわかります。応募者のビジョンを確認することで、入社後の育成を企業としてイメージすることが出来ます。

テレビ業界ならでは

「どんな番組が作りたいですか?」
⇒答えが具体的であればあるほど、本当にテレビが好きで制作に興味と熱意を持っていることがわかります。また、ディレクター志望なのか、プロデューサー志望なのか、自分が進みたい方向を面接で示すことが出来れば、企業は応募者の将来像を描くことも出来ます。

一般的な企業の面接では

「あなたの強みやスキルはどのように活かせますか?」
⇒応募者から具体的に話を聞くことで、企業側は「この人を採用したら・・・」とメリットを感じることが出来ます。また、応募者が仕事内容を正確に把握していることも確認出来る質問です。

「10年後の自分はどうなっていると思いますか?」
⇒「こうなっていたい!」と目標や上昇志向を持っているのかがわかります。目標達成の為にどのような努力をするのかも知りたい質問です。今はまだ長期的な目標が立てられないという人でも、目の前の課題をあぶり出し、どうしたいのかを語るだけでも良いと思います。

「あなたを採用すると当社にどんなメリットがありますか?」
⇒応募者自身が自ら持つスキルや適正、強みを把握していないと答えられない質問です。企業は応募者が即戦力となるのか、又はどのくらいで戦力として活躍してもらえるようになるのかを図ります。

この質問でわかる“耐久性”

企業にとって、すぐに辞めてしまう方を採用することは避けたいところです。
どういったことでストレスを感じ、それを解消出来る方なのかどうかは知っておきたいポイントです。

テレビ業界ならでは

「ストレス発散方法は何ですか?」
⇒テレビ業界での勤務は多忙な為、プライベートの時間を持ちづらい現状があります。
そのような中でもストレスを溜め込まずに解消する手段があるかどうかは、長く働く為には必要なことです。

一般的な企業の面接では

「前職を辞めた理由は何ですか?」
⇒また同じような理由で辞めてしまうことは避けたい為、最も需要な質問です。
ネガティブな理由である場合、応募者は正直に話したがらないものです。
企業は応募者が前職で抱いたストレスの根源を、出来る限り面接で明らかにしようとします。

「転職先を選ぶ上で何を重視しますか?」
⇒応募者の重視することが自社で叶わない場合、退職してしまう可能性が高くなります。また、応募者の望むキャリアパスに自社が貢献できないと判断すれば採用は避けるべきところです。

まとめ

以上のように、面接でよくある質問を挙げてみましたが、回答は自分の言葉で伝えるようにしてみてください。
どこかの就職マニュアルに書いてあるようなお手本通りの回答は個性に欠けていて面白くありません。
面接官に「またか」と思われるだけです。

想定外の質問がきても落ち着いて面接官の言葉に耳を傾けましょう。
質問の意味・意図を噛み砕き、自分の考えや思いを自分の言葉で伝える。
心から発せられる言葉こそ面接官に届くものです。

面接は“会話”です。

自分の言いたいことを述べるだけでは演説です。
一方通行にならないよう、会話を成立させてこそ面接成功と言えるのです。

アシスタントディレクターのとある1日【社内編】

10:00 出社

PCメールチェック

・取材先や出演者(事務所、マネージャー等)とのやりとり
・社内外連絡事項やスケジュール確認
アポ取り・取材電話

 

 

 

 

 

リサーチ業務

・ロケ地の選定、ロケ地が決まっている場合は撮影の許可取り
・出演者のプロフィール(ブログ、SNS等から出演者の状況等を収集)
・インターネット、新聞、雑誌などからネタ探しや情報の精査
・電話やメール等での取材申し込み、問い合わせ

リサーチ作業

 

 

 

 

 

☆午後の会議までにリサーチ資料としてまとめておく

会議の準備

・会議室の手配
・飲み物等の準備
・会議資料の作成、人数分コピー

会議室

 

 

 

 

 

進捗をディレクターやチーフADに報告し、次の指示を仰ぎます。

13:00 番組企画会議

『番組企画会議』とは?
プロデューサーやディレクター、AD、放送作家などが集まり、番組企画を立てる会議のこと。
「どのようなネタにするのか?」「ゲストは誰を呼ぶのか?」「準備する物は何か?」収録に向けての流れなど、あらゆる事を確認・共有します。

会議中

 

 

 

 

 

 

 

企画会議出席

・事前にリサーチした事などを報告
・会議内容をメモ、必要であれば内容を議事録にまとめる

会議議事録係

 

 

 

 

 

 

 

☆会議で挙がった内容を元に、ロケハンや追加リサーチ、資料や素材集めなどが発生します。

15:00 昼食

会議前にチャチャっと食べるか、少し遅い昼食のどちらか。
買ってきてデスクで食べることが多い。

16:00 午後の作業開始

再リサーチ

リサーチ作業

 

 

 

 

 

 

 

会議で話し合われた内容をまとめ、再リサーチを行います。

許可取り・交渉

電話

 

 

 

 

 

 

 

・取材候補への申し込み(アポ取り)や出演交渉
・収録に必要な物の発注や買出し
・使用許可が必要な映像やデータ等は関係各所に連絡

☆取材場所の下見(ロケハン)や、タレントとの打ち合わせなどで外出することもあります。

21:00 退社

業務進捗を先輩ADやディレクターに報告し、何もなければ明日のスケジュールを確認して退社

ポストプロダクションってどんなところ?

ポストプロダクションとは

ポストプロダクションとは、映画やテレビ番組、CM、ミュージックビデオ等の映像制作の過程において、撮影後の素材(テープ、データ、フィルム等)を用いて映像や音を編集・加工する作業を行う場所です。
「ポスプロ」と略される事が多く、「編集スタジオ」や「編集所」とも言われます。

撮影後のテープ素材をポスプロに持ち込むのは、主に制作会社等のディレクターや監督です。
彼らは実際の編集作業に立ち会って、ポスプロのスタッフに作業指示を出していきます。
編集作業は24時間を越えることもあるため、多くのポスプロが24時間体制をとっています。
一度の編集で大量の素材が持ち込まれますが、一通りの編集作業が終了すれば、完パケと呼ばれ実際の放送にも使用される1本のマスターテープが完成されます。

※完パケ(完成パッケージの略)

ポスプロで働くひとたち

編集室

ポストプロダクションは、その内部でEED(映像編集)とMA(音編集)に分けられ、EEDスタジオではエディターオペレーターと呼ばれるスタッフが、MAスタジオではミキサーMAオペレーターと呼ばれるスタッフがそれぞれ編集を担当しています。
これらはそれぞれ専門的なスキルを要しますので、1人の編集者がEEDとMA両方の作業を兼ねる事は稀です。

※EED(Electrical Editingの略)
※MA(Multi Audioの略)

EEDでは通常、エディターの下に編集アシスタントと呼ばれるアシスタントスタッフが付き、2名体制で編集作業を行う事が一般的です。
MAでも同様にミキサーの下にMAアシスタントと呼ばれるアシスタントスタッフが付きます。

マシンルーム

また、EED編集室には多くの場合マシンルームと呼ばれる機材室が併設されています。
編集作業では、持ち込まれる素材テープの種類によってさまざまな再生機が使用されますが、家庭用ビデオデッキの数倍もあるような大きな機材も多いため、これらの機材は編集室内ではなく、マシンルームにまとめられます。
マシンルームの機材と編集室の編集機は専用のケーブル等でつながれており、エディターは編集室内にいながらマシンルームの機材を自在にコントロールする事ができます。

マシンルームには、編集アシスタントやダビング・コピーデジタイズ専門のスタッフ等が出入りし、編集作業前にあらかじめテープ素材を機材へ取り込んだり、編集終了後にテープに落とす作業などを行います。
また、納品用の完パケテープはそれをマスターとし、予備のコピーテープを作成することが一般的です。

※デジタイズ…持ち込まれるテープ素材を編集前にハードディスク等にデジタルデータ取り込む作業。キャプチャーとも呼ばれる。

その他

ポスプロには、実作業を担当するオペレーターやアシスタント、マシンルームのスタッフ以外にも、制作会社や監督らとのやり取りを担当する営業スタッフデスクスタッフが勤務しています。
依頼される作業のヒヤリングを行い、オペレーターや編集室のスケジューリングを行ったり、作業の見積書、納品書、請求書等の伝票発行等も担当しています。

EEDの仕事について

EED(映像編集)は、リニア編集ノンリニア編集に分けることが出来ます。

リニア編集

持ち込まれるテープ素材を“出し”に、編集する納品用テープを“受け”とし、“出し”から“受け”へ直接記録(録画/REC)をしながら編集をします。
“出し”用と“受け”用とで少なくとも2台以上の業務用ビデオデッキと編集機を使用します。
直接記録をしながら編集するため、スピードが速く、スケジュールがタイトなテレビ番組の編集には多く用いられています。

ノンリニア編集

持ち込まれるテープ素材を事前にハードディスク等に全て取り込みます。
例えば素材テープが10時間分あれば10時間分の取り込み時間が必要となりますが、最近では時間を短縮して取り込みが行えるようなシステムを取り入れているポスプロも多くなりました。
取り込まれた映像データを元に、編集ソフトを使用してパソコン上で編集を行っていきます。
パソコン上で編集が行われるため、複雑な編集や修正が加えやすく、編集時間も短縮出来ます。
編集終了後は納品用テープへ書き出し(録画/REC)をします。

ポストプロダクション

MAの仕事について

MAは、主に映像作品に音を加えたり、音の加工や調整を行う作業です。
音に特化したスキルが求められますが、基本的に映像に音を加える作業となるため、多くの場合で映像と音両方の知識が必要とされます。
主な作業内容は以下の通りです。

・音楽(BGM)を付ける
・ナレーション収録、吹替え収録
・効果音を足す
・音量や音質を調整する

映像素材(白完・画完)と音素材は、制作会社や監督によって持ち込まれますが、音楽(BGM)や効果音等の音源は音響効果スタッフが制作したり、MAスタジオ側にあるものを使用することもあります。
ナレーション収録や吹替え収録が行われる場合は、制作会社のスタッフや監督以外にナレーターや声優らが収録に参加します。

※白完:映像の編集は終了しているが、テロップやMAが入っていない状態
※画完(えかん):テロップも含め映像の編集は終了しているが、MAがまだの状態

mixer

アシスタントの仕事とは

ポスプロのアシスタントは、単にエディターやミキサーを目指す下積み期間と言うだけではありません。
アシスタントが任される業務量は膨大です。編集作業中のみならず、編集前後の作業も非常に多く含まれます。
では具体的にどのような仕事があるのでしょうか?

編集アシスタント

【編集前】
・編集室の準備(掃除など)
・編集に使用するテープの確認(使用するテープの種類や尺、本数など在庫も含めてチェック)
・事前に預かった素材テープをハードディスクに取り込んでおく

【編集中】

・エディターのサポート全般(編集中はエディターの指示に従って編集業務をサポートします)
・テロップ作成
・テープチェンジ(編集室とマスタールームを行き来して素材や受けテープを交換)

【編集後】

・編集室の片付け
・納品用テープのタイムコードやフォーマットを確認し、テープに付けるキューシートを作成
・完成テープをダビングして、マスターテープ以外に予備のコピーテープを作成

【上記以外】

・機材の管理、メンテナンス等

※キューシート:テープに何がどのように記録されているかを知るためのタイムシート

アシスタントは上記の仕事をこなしつつ、自身のスキル向上にも努めなければなりません。
忙しい中でも時間を見つけて機材マニュアルを読んだり、分からない事があれば積極的に先輩に質問するなど、自発的に勉強しなければなかなかスキルアップは適いません。
そのためにも日ごろから周囲と良好な関係を築くことも非常に重要です。

いまさら聞けないデジタル放送(BS放送編)

テレビ放送はどのようなシステムで観ることが出来るのか?

テレビ業界を目指している方には、最低限知っておいた方が良いことがあります。

地デジ、BS、CS・・・よく耳にするけれど、きちんと説明出来るでしょうか?

ここでは『BS』と呼ばれるテレビ放送について確認して行きたいと思います。

3つに分かれるテレビ放送

電波塔(東京タワーなど)から電波を発する → 地上波(地デジ)

放送衛星を使って行う放送 → BSデジタル放送

通信衛星を使って行う放送 → CSデジタル放送

BS放送とCS放送はどちらも宇宙空間に浮かぶ衛星が電波を発する衛星デジタル放送です。

BSは、放送衛星(Broadcast Satellite)
CSは、通信衛星(Communication Satellite)
その英語の頭文字をとって『BS』『CS』!!!

日本国内の基幹放送(放送法に規定する放送の種別)は、「地上デジタル放送」と「BSデジタル放送」の二方式。

無料放送・有料放送があるBSデジタル放送

現在、BSデジタル放送は21社、31チャンネル

このうち、11のチャンネルが無料、20のチャンネルが有料です。

BS

BSデジタル放送視聴方法

視聴には専用チューナーとパラボラアンテナが必要!

衛星放送受信専用の「アンテナ」、「チューナー」または「チューナー内蔵」のテレビが必要です。

マンションなどの集合住宅では、屋上に共同のアンテナを設置すれば、衛星方法を共同で受信することが可能。

お住まいの地域にあるケーブルテレビ局に加入して視聴する方法もあります。

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BSデジタル放送の利点

高画質・高音質、多チャンネル、データ放送(双方向サービス)、電子番組表(EPG)が可能!

放送(人口)衛星から電波を送る衛星放送だからこそ、、、

・建物等の影響による電波障害が起こらない
・日本全国をエリアとする広域放送
・災害時に強い
・大容量の情報伝達力

BSデジタル放送(チャンネル)の魅力に気付く

BSデジタル放送は2011年10月に12のチャンネルが追加となり、さらに2012年3月には7チャンネル追加され、その中には趣味・趣向をくすぐるオリジナル番組や地上波ではなかなか観ることが出来ないマニアックな番組も多数!

最近では「地上波よりもBSが面白い」という意見も聞かれるようになりました。

BS民放6社が調査したBSデジタル放送の世帯普及率は73.3%
※2012年12月と2013年3月実施

視聴可能世帯の増加による認知度アップもあり、民放キー局系BS各局の売上も好調のようです。

オリジナリティ溢れる良質なBSデジタル放送(チャンネル)は今後ますます期待が高まります。

なるほどイベント業界!

『イベント』と言っても、実に様々な種類があるのをご存知でしょうか?

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製品・サービス販売促進(SP)イベント

展示会、見本市、物産展、新製品発表会、企業説明会、デモンストレーション、サンプリング etc

製品・企業のPRイベント

試写会、トークショー、セミナー、講演会、記者発表会、プライベートショー、地域祭 etc

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国や地方自治体など行政機関が中心になって行うパブリックイベント

式典、シンポジウム、博覧会、フォーラム、フェスタ etc

スポーツ・文化イベント

コンサート、コンテスト、フリーマーケット、スポーツ催事(オリンピック、ワールドカップ等)、選手権大会 etc

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企業内イベント

社員総会、周年行事、キックオフミーティング、入社式、表彰式、運動会、パーティー etc

イベント開催までの流れは?

①ヒアリング
イベントの概要、目的、予算、イメージ等を打ち合わせ

②企画案、見積もり提出

※プレゼンテーション・コンペが行われる場合も

③構成、スケジュール案提出

④会場、出演者、スタッフ等の手配

⑤チラシ、WEBページ、ポスター、看板等の製作・準備

⑥運営マニュアル、進行台本作成

⑦搬入、設営、リハーサル

⑧イベント当日
会場管理、運営、進行等

これらの一部、またはすべてを手掛けるのが、
イベント企画・制作・施工・運営会社です。

企画

イベントの予算や目的、イメージから最適な企画を提案、設計(プランニング)
会場のキャパシティを算定し、会場全体をレイアウト

制作

ステージ演出や装飾デザイン
進行台本、運営マニュアルの作成
イベント会場・出演者、スタッフ等の選定・手配
音響・照明等の機材(外注)の手配

施工

イベント会場計画案の建築
施工工程案の作成、施工作業
※専門業者への外注も

運営

事務局開設
チラシ、DM、WEBページ等で来場者を誘致
展示会等の場合、出展企業を募る営業活動
宿泊、駐車場の確保・手配
当日の受付、来場者のアテンド
スタッフ管理

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大まかな役割はこのようになっています。

はっきりとした区別はなく、例えば企画や制作の中に出展営業や来場者誘致活動が含まれていることもあります。

今日も全国で様々なイベントが開催されています。

イベントを通じて、人や企業が繋がり、組織の活性化も期待出来ます。

今、改めて注目のイベント業界から目が離せません!

テレビの業界用語ってどんなのがあるの?

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どの業界でもその業界内で使われる独特の言葉があります。
業界用語と言ったらテレビ業界が特に有名ですね。
一般の方にも馴染みのあるテレビ業界用語もあります。
テレビ業界で働きたいと思っている方は必見です!
どこかで必ず出くわす業界用語を覚えてみてはいかがでしょうか?
ここではホンノ一部をご紹介します。

あ行

あいのり
複数のスポンサーが1つの番組を共同で提供すること。

アイキャッチャー
CMに入る時や番組に戻る時に、画面の一部に文字やマークなどを表示すること。

アイライン
目線。人物が見ている方向。

アゴ
食事、食費

アシ
交通費

アバンタイトル(アバン)
番組の知識を視聴者に紹介する為のミニ番組。番組の冒頭やタイトルの前に流す。

アタマだし(頭出し)
VTRや音楽素材が必要な部分がすぐに再生できるように、使用部分の先頭(アタマという)でセットしておくこと。

アタック
番組の中で、場面の変わり目やCMに入る前などに挿入される数秒の短い音楽や効果音のこと。

アナゲン(アナウンス原稿の略)
アナウンサーが読む原稿のこと。

あぶらげ(油揚げ)
美術用語で、スタジオの平台のこと。

アンタイム
生番組など、CMの放送時刻が確定的でない進行のこと。

イーエヌジー(ENG)
ENG1班をワンチェーンと言い、ディレクター、カメラ、音声、照明の4名編成が多い。

いたつき(板付き)
最初からフレームの中にいることを板付きと言う。舞台用語でもある。

インサート(insert)
日本語訳は「挿入」。一連のショットの中に別の画像を入れ込むこと。

一本化
複数の素材を順番につなぎ1本の素材にすること。

うえ(上)
時計の針を読むとき、こんな言い方をすることも。「上になったら行きます」とは「12時のところからスタートします」ということ。「横」(右)はと言うと3時のところ。「左」は9時のところ。
時計の針が真上を向く24時のことを「てっぺん」とも言う。

受けテープ
ダビングする際の録画側のテープ

内トラ
予算やスケジュールの都合で、スタッフがエキストラをすること。

絵葉書
観光地等の撮影で、売っている絵葉書どおりのアングルで撮影すること。

おし(押し)
予定時間をオーバーしていること。「巻き」はその逆。

帯(おび)
月曜日から金曜日あるいは土曜日までの毎日同じ時間に放送される番組。ベルト番組ともい言う。

か行

書割(かきわり)
スタジオセットの一種で、風景や背景を絵で描いてあるもの。

カットイン(cut in)
映像や音声の切り替え手法のひとつ。急に入れ替えたり始めたりすること。

カットバック
場所や時間の異なる画像を交互に繰り返し入れ替える演出手法。

完パケ
CMなどもすべて入り、完全にパッケージされている番組素材のこと。CM部分だけ差し替えられるように白くしてあるものを白味付番組と言う。

消え物
番組で使われる小道具などの1回使ったらなくなるもの。

キューシート
番組の進行表

技打ち
技術打ち合わせ。
カメラマン、音声、ビデオエンジニア、照明、美術などのスタッフが集まって番組収録前に打ち合わせること。

クール
番組の放送期間の単位で、1クールは3ヶ月を意味する。通常4月と10月に番組改編となるので、2クールが番組提供の契約期間とすることが多い。

クレジット
出演者、スタッフなどの名前を示す字幕のこと。テロップの意味で使われることもある。

香盤表
撮影の順序、出演者の出入り時間、撮影場所など、細かい撮影計画を1表にしたもの。これによってスタッフは制作の進行やセットの準備などのスケジュールを把握する。

さ行

サイドマーク
画面右下などに小さくスーパーされる番組タイトルとかロゴマークなどのこと。

サブ
副調整室のこと。スタジオ番組運行の司令室。スタジオで行なわれる番組の進行全てのコントロールを行なう場所。

座布団
映像編集用語。テロップを読みやすくするために背景に敷く四角や丸などのベース。

シノプシス
番組の内容をかいつまんで短く分かりやすくしたもの。おおまかな筋書き。番組企画書には必ずシノプシスが必要。

白完(白マザー)
編集が終了しているが、テロップやMAが入っていない映像のこと。
→編集が終了しテロップも入っているが、MAが行われていない映像は「画完」と言う。

た行

 タリー
テレビカメラなどに付いている赤いランプで、その機器が使用されているときに点灯します。出演者は、自分が今撮られていることが分かるのでセリフやアクションのキッカケに使う。

タク送
タクシーで送ること。収録等で終電を逃した場合、タクシー代が支給される。

ディゾルブ
二つの画像がス~ッと消えながら入れ替わること。音楽で言うとフェードアウトとフェードインを同時に行なうこと。

デジタイズ
ビデオテープに記録された映像をハードディスクにデータとして取り込むこと。「キャプチャー」、「取り込み」と呼ばれることもある。

トークバック
サブとアナウンサーをつなぐ連絡用回線のこと。ニュース番組などでアナウンサーが耳にイヤホンを付けている。

撮れ高
撮影した映像素材のうち放送に使えそうな部分を指す。

な行

長回し
1カットに長い時間撮影すること。

生コマ
生のコマーシャルのこと。ワイドショーの中で流れることが多い。

なめる
カメラワークのひとつ。パンとも言います。

ナレ原
ナレーション用の原稿のことを言う。

は行

パース
スタジオセットなどの完成予想図。図面ではなく実際に立ち上げたイメージがわかるように人物なども描き加えられたもの。

ハケる
人物やセット、小道具などが、舞台や画面からいなくなること、あるいは見えなくなること。

バッグ便
放送局の本社と支社、あるいは本社とスタジオ間で往復する宅配便の箱。放送素材や書類を運ぶ重要な箱。

バミる
スタジオなどで、出演者の立ち位置、セットの場所などを床にビニールテープや幅広粘着テープなどで小さく印をつけておくこと。

ばらす
撤収、解散

ばれる
画面の中に入り込んではいけない人や物が映りこむこと。

プレビュー
放送前にフィルムやVTRの試写をして、内容をチェックしたり、画質や音質のチェックすること。

ま行

マスター
主調整室。放送を送出するすべてをコントロールする場所。

見た目
出演者の視線で見ているようなカメラ映像のこと。

や行

横パン
カメラを水平方向にパンすること。

よだれかけ
人物へ照明で起きる、あごの下から胸当たりにできる影のこと。

ら行

ラップタイム
番組の時間尺のこと。ラップタイムは各コーナーごとの時間尺を示す。

ラテ欄
新聞のラジオやテレビの番組表が掲載されている欄のこと。

リアクションショット
撮影されている人の周りにいる人の反応を撮影るすこと。

ロケハン
ロケーションハンティングの略。ロケ地を探すこと。

わ行


番組やCMの放送時間帯。

ワイプ
一つの画面を横からふき取るように消す場面転換で使われる映像技術のこと。
別の意味では、テレビ番組で、VTRが流れている間に出演者のリアクションなどを映す画面上にある小窓のことを言う。

わらう
スタジオのセットなどを片付けること。