マスコミ業界大研究

日テレ人気バラエティを手がける!現役テレビマン座談会

失敗しても最後に笑えたらOK!~僕らの仕事はマジで“面白い”と言い切るワケ~

日本テレビ『ぐるぐるナインティナイン』や『月曜から夜ふかし』『しゃべくり007』『人生が変わる1分間の深イイ話』『有吉反省会』など、数々の ヒット番組に携わる株式会社ザイオン。これら人気番組の制作を手がける現役のディレクターとプロデューサーの皆さんの座談会をお届けします。

座談会メンバー紹介

諏訪さん

《演出・ディレクター》諏訪一三さん(業界歴26年)
『ぐるぐるナインティナイン・おもしろ荘』では総合演出となって数々の芸人を発掘


 

中西ディレクター

《ディレクター》中西裕樹さん(業界歴17年)
『月曜から夜ふかし』ではお馴染みとなっている名物ディレクター


 

石原プロデューサー

《プロデューサー》石原由季子さん(業界歴22年)
『マツコ会議』で度々画面に登場するプロデューサー。ザイオン取締役。


 

長瀬プロデューサー

《プロデューサー》長瀬徹さん(業界歴15年)
『深イイ話』『有吉反省会』のプロデューサー。ザイオン採用担当・取締役。


 

 

座談会スタート!!

座談会スタート

テレビ業界に入ったきっかけは?

石原由季子さん(以下、石原)まず諏訪さんは25年くらい前にパチンコ屋でスカウトされたんでしょ(笑)。

諏訪一三さん(以下、諏訪)スカウトっていうか、パチンコ屋で知り合った人がたまたまテレビ業界の人で、「テレビの仕事がしたい」って相談したら「じゃあ、テレビの制作会社紹介してあげるよ」って。

石原25年も前はそういう時代だったのよ、居酒屋でスカウトされた人もいたし。

諏訪その人に「いつまでも遊んでるんじゃないよ!」って説教されて…(笑)。

長瀬徹さん(以下、長瀬)僕は、自分が小学生や中学生時代に放送していた『元気が出るテレビ』の影響が大きいですね。テレビみていて、本当に元気が出てたんです!だから自分も「元気が出るテレビ」みたいな番組を作ってみたくなって…。

石原面白かったもんね。

数ある制作会社の中でも、なぜザイオンを選んだの?

石原プロデューサー2石原私は業界の先輩たちに、「番組制作をやるなら、自分の看板になるからゴールデンタイムの番組にこだわった方がいいよ」って言われてたので、私はずっと“どバラエティ”をやりたいっていうのがあって。それで当時から、ザイオンでは“どバラエティ”のぐるナイがあったからザイオンでやりたいって思ったのよね。

諏訪制作会社の選び方って人それぞれポイントがあると思うけど、自分の好きな番組をやっている会社を選ぶのも、選択肢の一つとしては大事なことだと思うね。うちに『しゃべくり007』をやりたいってスゴイ熱意を持って入ってきた女の子がいるけど。

石原その子は韓国から来たんだけど、韓国で『しゃべくり007』をみて、自分なりに日本語とテレビの勉強をしたみたいで…。彼女は、『しゃべくり007』をやるために日本に来たんだよね。それでザイオンに入りたい!って。その熱意は凄かった。

中西裕樹さん(以下、中西)僕は地元でフラフラしてたときに、友達に誘われて上京したんです。元々お笑いに興味があったし、テレビ業界のバイトもしてみたいと思っていて、ザイオンをたまたま求人誌で見つけて「ふら~」っと受けに行ったんです(笑)

長瀬「ふら~」っと入ったんだ。

石原「ふら~」っと入ったら、運命の出会いだったってやつね。

中西はい、テレビの裏方であるザイオンの先輩たちに面白い人が多くて、裏方の仕事も超楽しかったんです。オモテより裏方のほうが面白いのかなって思った。

諏訪きっかけはそれぞれだけど、やっぱり人との出会いって大切だと思うね。

中西ディレクター2

中西ザイオンはいい先輩ばっかりでしたね。家族みたいな。電車がなくて帰れない日もたまにあって、先輩が「飲みに行くぞ」って誘ってくれて。それで始発まで飲んでましたね。そんなことでも幸せに感じてましたね。

石原会社の先輩たちは美味しい食事をご馳走してくれるの。流行のお店にも連れて行ってくれたり。流行のお店を知っていることも大事だから、「先輩はスゴイな、自分もはやく後輩におごれるようになりたいな!」って思ってましたよ。

中西僕も飲みに行ったらADにお金は払わせないですよ。

--カッコイイですね。

石原カッコイイっていうか、社風ですよね。

中西和気あいあいとしてますよ。

長瀬キャラクターの濃いスタッフが多いですよね!

諏訪最近は女性のADも多いしね。

AD時代の大失敗エピソードは?

中西僕は当時、先輩に命より大事だぞって言われていたロケ済みの収録テープをなくしたことがあるんですよ。

一同:うわ・・・(ドン引き)

中西それと、カメラを壊したことも…。 それは沖縄にタレントさんとロケに行った時、海での撮影だったんですけど、タレントさんが海にドボンと落ちちゃって…。「ああぁ!」って追いかけたら自分で持ってたカメラもそのままドボンって…。トランシーバーも携帯も全部水没しちゃって。それが放送されて「笑い」になったんで…。まぁ、後日怒られましたけど。

石原諏訪さんは20年以上前だと思いますけど、ADの頃から仕事ができましたよね!なんでもできるスーパーADって言われて。たけしさんのお笑いウルトラクイズで・・・

諏訪なんで俺のことを石原が話すんだよ(笑)。失敗っていう失敗はないんだけど、あるとしたら奥多摩でロケやった時に車の運転係だったんだけど、タレントさんを乗せて急いで東京に戻らなきゃ行けないのに、真逆の名古屋方面に下ってたっていうのはあったね。

石原当時は「スーパーAD」っていう、なんでもこなすADをそう言ってて、みんながまさに諏訪さんみたいなADを目指してた。

諏訪さん2

諏訪当時出演者もスタッフもハンパない人数の大型番組だった『お笑いウルトラクイズ』のチーフADを一人で任されるっていうのは、絶対にミスできないっていう相当なプレッシャーがかかるわけですよ。そんなプレッシャーの中で常に仕事してたからね。

石原中には理不尽な先輩もいるわけですよ。でも諏訪さんはそういう先輩の言うことを全部メモってて、「何時何分にこう言いましたよね!僕、間違ってませんよね!」って言うの。

諏訪嫌なやつ(笑)!でも仕事の基本はメモを取ることだよね。それだけでも失敗は減ると思う。大失敗してものちのち笑い話にしたり、失敗エピソードが伝説になったりするから、この仕事は面白いなって思うね。

中西僕は、ADが失敗しても最後に笑えたらOKにしちゃいますね。(笑)

テレビ業界で働くために必要なことは?

中西D&石原P

中西忍耐、体力、やる気、あとテレビが好きなこと!

石原責任感とTPOをわきまえること。

諏訪忍耐だなぁ。あといろいろな情報にアンテナを張っていた方がいい気がする。普段の生活でも番組作りのヒントになることを探しているなぁ。アンテナを張るっていう訓練を常にしておかないといざと言うときに思いつかないね。

長瀬僕は気をつかえるかどうかだと思う。こうすると資料が見やすいとか、これがあるとタレントさんがやりやすいんじゃないか、とか。いろんな意味で気をつかえること。

石原確かに仕事が出来なくても、気をつかえる子は周りに評価されるよね。

辞めたいと思ったことは?

中西僕は入社当時の17年前に1回だけ。昔、ADになりたての頃に渋谷にガングロギャルの取材に行った時、相手がすごい取材に慣れてるギャルで「ギャラいくらくれるの?」「なんて言えばオンエアされる?」なんて言われて。その時に当時のテレビのイヤな部分が見えて、「もしこんなことが日常だったらテレビなんてクソだな」って思った。「こんなんだったらテレビなんかやりたくないな」と。

諏訪お前、それカッコよくないか(笑)。

中西かなり昔の話ですけどね。僕も入りたてで若かったですね。でもそれ以降、辞めたいと思ったことはないですね。

長瀬僕も本気で辞めたいと思ったことは一度もないですね。

石原私もないかなぁ。

諏訪さん3

諏訪俺はAD時代、『お笑いウルトラクイズ』って本番前にADが安全確認のためにシミュレーションやるのよ、逆バンジーとか夜のスカイダイビングとか。車で海に突っ込んだ時に死にそうになって…ダチョウ倶楽部さんの「殺す気かー!」っていう気持ちがよくわかった(笑)でもそういう体験も面白いと思っちゃう自分もいるんだよね。だから辞められないよね。

今の仕事を「やってて良かった」と思うことは?

石原いくら仕事が大変でも、収録やロケの本番ではタレントさんが大爆笑させてくれるんですよ。その時に、それまでの苦労が吹っ飛んじゃう。幸せだな~って思う。あと、最近はTwitterとかで視聴者の反応がわかるじゃないですか。いいことも悪いこともあるんですけど、意見が返ってくるのは嬉しいですね。力になる。明日も頑張ろうかなって。

諏訪周囲の反応を直で得られるのはクリエイティブな業界ならではのこと。自分で作ったネタとか、考えたものを周りの人から「あれ面白かったね」って言われると。この感覚はやった人じゃないとわからないから幸せだよね。

--ADさんの中にはやらされている感を抱く人もいるようですが。

石原それはね、目の前の仕事しか見てないからじゃないかな。3年先を見据えて、いまの仕事をすることがポイントなのかなって思います。

中西仕事の中で自分なりにやりがいとか幸せを感じることを見つけられれば、そういう感情を抱くこともなくなると思いますよ。

今、やりがいを感じていることは?

長瀬プロデューサー2

長瀬僕は番組で自分がキャスティングしたタレントさんが別の番組などにも出るようになってブレイクすることが最近嬉しいなって。人の人生が変わるというか。

諏訪『ぐるナイ おもしろ荘』っていう若手発掘コーナーに出てもらって、それがきっかけで売れて、バイトをしないと生活が出来なかった芸人さんたちが、芸だけでご飯を食べれるようになると嬉しい。

中西僕は自分が作ったVTRが、ネットの年間検索ワード1位になった時は嬉しかったです。「作ったの俺!」みたいな。世の中にちょっとだけなにかを残した感がありますね。あとは取材協力してくれた人から「楽しかったです」って言われたり、取材したお店の売上が上がったり、何かのお役に立てたかなと思うと幸せですね。

テレビ業界は今後どうなっていく?

諏訪若い子たちがテレビを観なくなったって言われてるけど、テレビの武器って家族揃って観られるエンターテイメントっていうところだと思う。テレビならではだから、淘汰されるものではないと思う。だから若い子たちには安心してテレビ業界に入ってきてくださいと言いたい。

石原あとテレビは今後、いろいろな媒体とコラボして、より面白くなると思います。

長瀬僕はなんとなくですが、東京オリンピックがきっかけで何か変わるだろうなって思います。

中西ディレクター3

中西僕は逆に考えないようにしています。テレビって今を写す鏡だと思うんですね。今、この瞬間に面白いものを切り取って、放送する。それをたくさんの人が見てくれる。テレビのその形態が大好きなんです。

諏訪よくテレビ業界が今後どうなるかって話題になるけど、バラエティ番組に関していうと、絶対になくならないと思うんだよね。いつの時代も“笑い”って絶対に大事だからね。

中西僕もバラエティ番組はなくならないと思います。

一同:(同感)

今後の目標は?

長瀬僕は番組の企画を一本通す、自分で考えたものをやりたいと思ってます。

石原それくらい企画を通すのは難しいんです。

長瀬プロデューサー3

長瀬だから企画を何本か通してる諏訪さんに嫉妬する(笑)

諏訪宝くじを当てるのと企画が通るのと、どっちが確率が高いかと言ったら…

長瀬企画が通る方が…難しい??(冗談・笑)

一同:・・・大変!(笑)

諏訪僕もザイオン制作の番組を増やしていきたいかな。それが会社の顔となり、名刺となっていくわけだからね。だから企画書を作るとか、そういった努力を常にしていかなくちゃだよね。

石原私はみんなの働きやすい環境をつくっていければいいなって思ってます。みんなの将来を含め、みんなのハッピーを目指してます。例えばですけど、女の子のスタッフにはなるべく休んで、恋愛もしろって言ってます。仕事は逃げないから、と。私が掴んでこなかったハッピーを・・・ね(笑)。

中西僕は今後も常に笑えるVTRを作っていきたい。少し前からは後輩ディレクターを育てることも重要だなって思って、ディレクターとしてのテクニックを教えてますね。

こんな人にテレビ業界に入ってきてほしい!

石原プロデューサー3

石原みんなと仲良くコミュニケーションを取って仕事が出来る子。そういう子が出世もしていくだろうし、先輩も支えるだろうし、下も育てると思う。

長瀬やっぱり何事にもポジティブで、ガッツがある人が一番。

中西僕はただテレビが大好きなんです!って純粋な子。

長瀬最近採用した子はなによりもテレビ好きでした。

諏訪テレビ業界に憧れている子もいいと思う。テレビ業界ってどういうところなんだろうって興味を持って入ってくるほうが楽しいだろうし、入ってみて分かることもたくさんある。女の子もどんどん入ってほしい。

--最近女性のADさんがとても多いようですが。

中西うちは各番組で女性のADが活躍してますね。

石原みんな責任感ありますよ。

長瀬けっこう優秀ですよ。

諏訪女性ならではの気遣い。細かい気配りができる。

テレビ業界を目指す若者にメッセージを!

石原テレビ業界ってこんな仕事なんだろうなって、最初からイメージができてる子は続けられてる。イメージしないで入った子は「こんな感じだと思ってなかった」って辞めちゃう。こんなことやりたいなってイメージしてから入ってほしいな。

長瀬面接してるとわかるんですけど、テレビ業界のことをけっこう詳しく調べて来る子は好感がもてますね。自分のやりたいことを明確に持ってることが重要だとおもいます。

諏訪さん&長瀬P

諏訪:テレビ業界に入れば人との繋がりがすごく広がっていくし、お金もそこそこ儲かりますよ。俺も若くして都内に一軒家買いましたし。ローンも終わってるよ(笑)

一同:凄い(笑)

諏訪なにか聞きたいことがあったらとりあえずお話だけでも一度ザイオンにいらっしゃいよ。

中西話は少しそれますが、人が行かないところにもロケで行けたり、海外ロケにも行けることがテレビやってて幸せなところですよね。

諏訪一般社会では体験出来ないことが、100倍以上体験出来るのは楽しいよね。

石原海外だって、観光で行かないような僻地(へきち)に行ったりできるよね。

諏訪経験することが全部自分にプラスになることばっかりだと思う。

中西テレビだから出来ることがある。毎日同じ仕事じゃない。

石原飽きないです!私はこの仕事が続いたのって毎日同じじゃないからだと思う。『しゃべくり007』で言うと、今すごく人気のある芸能人を隅々まで取材して、皆さんが知らないその人の素顔を届けるっていう面白さもあるよ。

中西ある番組では芸人さんを騙し(笑)、ある番組では毎日タレントさんの仕事場や自宅にまで入って密着取材し、ある番組では渋谷に街頭インタビューに行っていろいろな人の話を聞き、ある番組では女性タレントの悩みを聞き出したり、ある番組ではひたすら猫だけ撮影したり…毎日違うことをやってるから幸せ。

一同:・・・毎日違うことやりすぎでしょ!(笑)

--男女問わず、安心して入ってきて欲しいですね。皆さん、楽しいお話ありがとうございました!

メンバープロフィール

演出・ディレクター 諏訪一三さん

『ぐるぐるナインティナイン・おもしろ荘』では総合演出となって数々の芸人を発掘

諏訪さん《経歴》
1970年生まれ。埼玉県出身。
1989年埼玉県立杉戸高等学校卒業。
《主なディレクション番組》
■『ぐるぐるナインティナイン』
■『しゃべくり007』
■『マツコ会議』
■『ニノさん』
■『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』
《総合演出番組》

■『ぐるぐるナインティナインおもしろ荘』
■『おもろゲ動画SHOW 投稿!1000000000ビュー』
■『オードリー春日のカスカスTV』
■『おどおどオードリー』

プロデューサー 石原由季子さん

『マツコ会議』で度々画面に登場するプロデューサー。ザイオン取締役。

石原P

《経歴》
1973年生まれ。鹿児島県出身。
1993年東放学園放送専門学校放送芸術科卒業。
1995年株式会社ザイオン入社。
《主なプロデュース番組》
■『ぐるぐるナインティナイン』
■『しゃべくり007』
■『マツコ会議』
■『マツコ×マツコ』
■『ニノさん』
■『おどおどオードリー』

ディレクター 中西裕樹さん

『月曜から夜ふかし』ではお馴染みとなっている名物ディレクター

中西D《経歴》
1977年生まれ。大分県出身。
1997年九州デザイナー学院卒業。
1999年株式会社ザイオン入社。
《主なディレクション番組》
■『月曜から夜ふかし』
■『人生が変わる1分間の深イイ話』
■『うわっ!ダマされた大賞』
■『真夜中の保健室』
■『関ジャニ特命捜査班7係』
■『明石家さんまの転職DE天職』
■『めざましテレビ ココ調』

プロデューサー 長瀬徹

『深イイ話』『有吉反省会』のプロデューサー。ザイオン採用担当・取締役。

長瀬P《経歴》
1977年生まれ。愛知県出身。
2001年青山学院大学経営学部卒業。
2001年株式会社ザイオン入社。
《主なプロデュース番組》
■『人生が変わる1分間の深イイ話』
■『有吉反省会』
■『真夜中の保健室』
■『関ジャニ特命捜査班7係』
■『明石家さんまの転職DE天職』
■『超人気有名人のありえない商品 売れる!?売れない!?』
■『スター☆ドラフト会議』

 


 

テレビ東京のヒットを支えるベテランP×若手D「だからテレビの仕事はやめられない」

テレビ東京「世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~」や「元祖!大食い王決定戦」など、素人さんが出演する番組の制作に定評のある株式会社ゼロクリエイト。数々の人気番組を手掛けているプロデューサー酒井英樹さんと、期待の若手ディレクター木下大揮さんにお話を聞きました。

株式会社ゼロクリエイト 取締役/プロデューサー酒井英樹さん

酒井プロデューサー

《経歴》
1963年生まれ。鹿児島県出身。
1985年関西外国語大学ハワイ学舎卒業。
1991年株式会社ゼロクリエイトの創業メンバーとして取締役に就任。現在に至る。
《現在のプロデュース番組》
■元祖!大食い王決定戦
■リトルトーキョーライフ
■世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~
■どうぶつBANG!!
その他、特番多数

ゼロクリエイト設立に至った経緯は?

大学卒業後、短い期間でしたけど3社の番組制作会社を移動して、一番最初の会社で当時ディレクターだった社長と出会ったんです。会社設立に至る良いきっかけになったのは、『TVチャンピオン』の『元祖!大食い王決定戦』が特番からレギュラー化するということで、この際、会社を作ろうかということになったわけです。

ゼロクリエイトの魅力は?

テレビはタレントさんたちが来てスタジオで収録する部分と、ロケに行ってというのがありますが、ゼロクリエイトは100%ロケをする会社です。ロケに行くといろいろな人に会える。普通の人が行けないところに行ける、見れないものが見れるということが魅力ですね。

忘れられないロケの思い出は?

海外ですかね。以前『進め!電波少年』をやっていたとき、タレントさんと一緒にコウモリ洞窟に入って取材したことがあって、洞窟に2時間くらいいたんですけど、あと1時間いたら死んじゃうな、という経験をしました。何百万羽といるコウモリの糞が異臭を放って、足元はドロドロ。今思うと楽しいですけど(笑)。普通、人がなかなか経験出来ないことを経験出来るという、、、いい意味でも悪い意味でも(笑)

AD時代を振り返ると?

一番最初は日本テレビで放送していた情報番組『ルックルックこんにちは』だったんですけど、朝3時にはスタジオに入って準備するということを毎日やっていました。生放送を終えるとロケに行って、帰ってきて編集して、という毎日でした。ディレクターが3人いて、ADは自分1人だったんで本当にきつかった、、、

ADからディレクターになったのは?

次にテレビ東京の情報番組を担当することになって、2年くらいやってディレクターになったんですけど。結構早かったですね。
ディレクターになるには、まず、ディレクターやプロデューサーに認められて「そろそろこいつはできるんじゃないか」とちょこちょこ編集をさせてもらえるようになり、次にテレビ局の人が認めてくれないとダメなんです。この2つのハードルを越えないとディレクターになれないんです。
ディレクターになるためには、特別な努力をするというよりも、普段やっていることができているか、それを上の人間が見ているので、仕事を一生懸命やっていたら機会が与えられるものです。
「ディレクターになりたい!」という気持ちがない限りは、この仕事はやっていられないですよ。その気があるかないか、それがすべて。行動も変わってくるし、気持ちがないと我慢できなくなるよね。

辞めたいと思ったことは?

ディレクターになり立ての頃が一番しんどかったですよ。一気に責任が出てくるので。作った作品が面白くなかったら、それを3回繰り返したらもうディレクターとして使ってくれないんですよ。なんだかなぁと思った時はありますよ。
でもなぜ辞めなかったかというと、何かの時に自分が作ったVTRをスタジオで観てて、ゲストのタレントさんやMCの方が泣いたわけですよ。そういうのを見るとたまらんですよ。「やったぁ!」と思って。そういった経験をしたから続けられているのかと。
番組制作の仕事はずっとしんどいんですけど、面白いことは必ずある。その面白さがわかるまで続けて欲しいなぁと。

酒井プロデューサー2

最近、印象に残っている仕事(番組)は?

『元祖!大食い王決定戦』かなぁ。年に4回放送があって、大きいのは春と秋にあるんだけど、その間に地方に行って予選をしたり。それプラス、2年くらい前から世界大食い(「国別対抗!大食い世界一決定戦」)というのも始まって元旦に放送してるんですが、いかんせんアメリカ代表が強くて。今年こそ日本代表が勝てるかなと思ったら3連敗で、、、
食べてくれないと勝てないんで、、、日本が勝つ勝たないで視聴率が変わる可能性もあるんですけど、それ以前に感情移入をしてしまうものです。
番組制作者としてはニュートラルな立場でなくてはならないんですけど、内心は「ちっ、、、日本!」って。

海外ロケで一番大変なことは?

撮り直しがきかないこと。ロケ自体はすごく短い期間で、朝から晩までロケしてとっとと帰ってくるみたいな。意外としんどいんです。せっかくの海外なのにディレクターにとっては全然遊んでいる感じがしない。せめて最後の日の午後から自由時間を作るために、ガーッとやって、ギリギリここだけは時間を作ろうと頑張ってやりますけどね。

番組制作に対するこだわりは?

以前『愛の貧乏脱出大作戦』という番組を作っていて、人の人生に携わるのですごく楽しかったんですけど、出演してくれる素人さんの“人となり”をどれだけ番組に削り出せるのか、というのはいつも考えていますね。

テレビ業界は今後どうなっていく?

このままではどんどん面白くなくなってしまう。そうならないようにしたいんですけど!若い視聴者にもう1回テレビに戻ってきてもらえるような番組を作らなくてはいけない、という使命はありますね。

どんな人にテレビ業界に入ってきて欲しい?

「ものづくりがしたい人」「ディレクターになりたいと本気で思える人」ですね。
でもね、「芸能人に会いたい」と思って入ってきても最初は良いと思うんですよ。ただ実際やってみると地味な仕事で、ひたすら地味…。テレビで観ている華やかな世界とのギャップはある。その華やかになる為には地味な仕事を永遠とやり続けなければならないっていうね。結局はそれが楽しいと思える人。
――酒井プロデューサーがテレビの仕事が楽しいと思えたのは?
やはりディレクターになって自分が作ったVTRに涙してくれた人がいた時ですね!AD時代はただ苦しいだけ。「クソ、ディレクターになってやる」という反骨精神だけ。

ADに必要なことは?

まだまだ芸能界は古い体質なので上下関係が厳しかったり、挨拶も大事。人と話をするのが苦手な人は続かな い。すべて人と話さなきゃいけない仕事なんですよ。インターネットで調べたことの裏を取るために話をしたり、ロケに行ってもその場の人と話をする。人と話すのが苦手なADもいたけど、まずは「プライドをなくせ」と言ってきました。プライドが邪魔をするんです。初めてやる仕事なんだから自分のプライドは置いておいて、ノープライドでやったほうが入ってくるのに。
ついでに1つだけ僕の持論があってですね、、、
ディレクターって“台風”なんです。
台風って中に入っちゃうと風が吹いてないじゃないですか?離れれば離れるほど風が強くなってくる。ADさんはしんどいんだけど、ディレクターの中まで入り 込めば、楽チンなんです。「あの人は厳しい」「あの人は嫌だから」ってどんどん離れると、いつまで経っても風が強いだけです。

テレビ業界を志す若者にメッセージを!

つらいけど、つらい分だけ喜びもまた格別だということ。それがわかるまでは辞めないで欲しい。他の業界とは違う楽しみが確実にある。それを是非!

株式会社ゼロクリエイト ディレクター木下大揮さん

木下ディレクター

《経歴》
1983年生まれ。熊本県出身。
2006年九州東海大学工学部卒業。卒業後、KKTくまもと県民テレビ報道局アルバイトとして、雑用~カメラアシスタント等、ロケの手伝いを担当。
2008年に上京し、株式会社ゼロクリエイトに入社。現在に至る。
《主なディレクション作品》
■たべコレ
■日本3大秘境 徳島県東祖谷故郷の限界集落に生きる!3男8女14人大家族
■世界の衝撃映像グランプリ
■世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~(現在制作中)

テレビ業界に入ったきっかけは?

映画が好きで、映像関係の仕事に就きたいとは小さい頃からずっと思っていました。音楽もやっていたので、繋がりはあるかなかと。

入社してみて想像とのギャップはあった?

あんまり教えてくれないんだなって思いました。自分で全部調べるしかない。先輩に聞きにくいこともあるし。でも同期に近い先輩がいたのでなんとかなりました。パソコンはまったく使えなかったし、適当にいじって覚えるみたいな。
なんで教えてくれないんだよって思いましたよ。でも転職するのも面倒だし(笑)周りと飲み行って紛らわせたり。逃げ道を持てばいいんですよ。仕事に関係ないところでコミュニケーションをとるようにして。

新人時代に大失敗したことは?

あんまりないですね。う~ん…昔のことは忘れるようにしているので(笑)
放送が終わって飲みに行って、翌日の反省会をすっぽかしたしたとか、、、あまりにも寝てなくてテレビ局の風呂場で寝てたとか、、、それで結構な騒ぎに、、、とか。

素人さんが出演する番組を担当することが多いようですが、気を付けていることは?

とにかく怒らせないことですね。地雷を踏まないように。海外での取材の際は、文化の違いから怒らせてしまったこともありました。あまり気を遣いすぎても取材にならないので、いけるところではガンガンと。でも、海外で暮らす方の取材は、皆さん日本で暮らすご両親にちゃんと生活していることを見せたいという方が多いので、ちゃんとやらなきゃいけないなと思います。

辞めたいと思ったことは?なぜ続けられた?

辞めたいと思ったのは『民放キー局の大型特番』をやったときですね。2ヶ月くらいテレビ局にこもりっきりで、ずーっと床に寝てました。まだ会社に入って半年くらいだったんですけど、ゼロクリエイトからは僕一人でテレビ局に派遣されて、他のスタッフは結構なベテラン勢ばかり。よくやったなぁと思います。でも気が付いたら最後までいた。プライドかなぁ。
「やんなきゃいけない、やろうやろう」と責任感はありました。

ディレクターになったきっかけは?

アシスタントディレクターとして立ち上げから携わった『空から日本を見てみよう』でちょこちょことロケや編集を任されるにようになって、『たべコレ』という番組でディレクターになりました。
ディレクターになるのはタイミングが難しくて、テレビ局のプロデューサーにOKもらわなくちゃいけないし。
『たべコレ』は新番組だったんですけど、「お前やるか」と言われて。『空から日本を見てみよう』とプロデューサーが一緒だったので、引き上げてもらった感じです。2008年に入社して『たべコレ』の立ち上げが2011年だから、、、3年でディレクター!?結構早いんですね(笑)

ディレクターの主な仕事を3つ挙げるとしたら?

1.プレゼン⇒「これがやりたいです」という企画をテレビ局のプロデューサーや演出陣にもらえるようにする。
2.ロケ⇒ロケの前にいろいろリサーチしても本番で全部変わる。それが面白い。
3.編集⇒面白いものを中心にストーリーを作りあげていく。編集はディレクターの見せ所だと思います。テロップなしの状態までナレーションも全部編集しています。編集も独学で覚えましたよ。この業界自分で覚えるしかないっていう。
ディレクターの仕事は2回滑ったら終わりと思ってます。シビアですよね。

木下ディレクター2

一日の流れは?

何もない日は10:30頃出社して、18:00頃には帰ります。休める時は休むので、なるべく土日はアシスタントディレクターにも休ませるし。結婚して子供もいるんで家にいないと忘れられちゃう(笑)。今度また海外ロケで3週間家を空けるし、4月の予定も決まってるし、やばいですよ(笑)

「世界ナゼそこに?日本人」の取材対象者はどうやって見つける?

基本はリサーチ会社とか、アシスタントディレクターが探すんですけど。アシスタントディレクターは取材対象者が見つかったら許可取りもします。
バングラデシュに取材が決まっていて来週行きますってところで取材対象者からNGが出た時はピンチでしたね。収録スケジュールは詰まっていたのでどっか行かなくちゃいけないし、その時は世界中に電話しまくりましたね。3日くらいでネタを見つけて、何も情報なしで飛んで、もうどうにかなるだろうってノリで行きましたね。

海外取材でのピンチは?

いや~海外で失敗したら死んでますからね。失敗出来ない。
やばいところ行ったシリーズで言うと、世界で一番危険な国と言われている中米のホンジュラスに行った時は凄かった。拳銃を持った警備員にずっと同行してもらって。あちこちで銃声が聞こえるし。
あとは、アフリカのビクトリア湖で取材をした時、とにかく蚊が多く、マラリア(蚊に刺されて最悪死ぬ感染症)も流行ってる場所だったんですけど、ホテルに泊まった朝、気づいたら約1万匹の蚊と一緒に寝てたときです。結局大丈夫だったんですが、3日ぐらいマラリアの恐怖に震えてました。

ディレクターのやりがいは?

VTRができたとき。テレビ局のプレビューで評判が良かったときは嬉しいですね。
あとは、放送が終わったあとの取材した方の反応とか。怒られるんじゃないかと不安になることはありますけどね。でも良かったと言ってくれたり、たまに手紙とかもらったり。放送をみんなで観ている様子をメールでわざわざ送ってきてくれたりとか。

ゼロクリエイトの魅力とは?

一言で言うと「自由」。やることやっていればいいっていう環境です。できていれば評価もしてくれるし、毎年査定でも返ってくる。
自由は逆に難しいですけどね。事細かく指示されたことをやっている方が実は楽。

今後の目標は?

自分で企画を書いて、自分の番組をやる。そこができなきゃだめなのかなと。何か思いついたらメモを取るようにはしてます。

どんな人にテレビ業界に入ってきて欲しい?

どんな状況でも楽しめる人。楽しいと思えるところまでたどり着くのは大変だけど、どこかしらで楽しみを見出して欲しい。ポジティブ精神!

テレビ業界を志す若者にメッセージを!

とりあえず一回入ってみて!好奇心でいいので。大丈夫だから、考えすぎるなと言いたい。この仕事って、半分遊びの延長線?みたいな一面もあるから!遊びを仕事にしたい人にはピッタリだと思います。


 

テレビ・エンターテインメント業界ならではの面接質問

よくある質問

一般的な企業の面接でよくある質問と、テレビ業界などエンターテインメント業界の企業面接でよくある質問はちょっと違います。
テレビ・エンターテインメント業界ならではの特性が面接の質問にも表れています。
面接官が繰り出す質問の意図を知り、最適な答えを導きだそうではありませんか!

 

この質問でわかる“コミュニケーション能力”

自分の言いたいことが相手に伝わらなくてはコミュニケーションとは言えません。短時間に要点を押さえた会話を心がけましょう。

テレビ業界ならでは

「ナンパしたことある?」
⇒男性向けの質問ですね。テレビ番組制作スタッフは、街頭に出て道行く人にインタビューをする(街頭インタビュー)仕事があります。知らない人に声をかけて質問に答えてもらうのは至難の技です。ナンパ経験がある人ならば、とっかかりは掴めるのかも知れませんね(笑)

一般的な企業の面接では

「まずはじめに簡単な自己紹介をお願いします」
⇒応募者の雰囲気や態度、喋り方など自己紹介で第一印象が決まります。氏名+簡単な経歴+今後の展望を、簡潔で分かりやすくハキハキと話すことが大切。
【自分はどんな人間で、どんなことをやってきたのか、今後はどうなっていきたいのか】など、 伝える力が試されます。

「人とのコミュニケーションで何を一番大事にしますか?」
⇒どんな仕事もコミュニケーションなくしては成り立ちません。応募者のコミュニケーションへの考え方を知ることで、社風に合うかどうかの判断材料となります。

「仕事をするうえで苦手なタイプの人がいましたか?」
⇒職場には色々な人がいて、全員と気が合うわけではありません。
苦手な人とも人間関係を構築出来るコミュニケーション能力を求められます。

この質問でわかる“人間性”

この人と一緒に働きたいと思えるかどうかは、採用を大きく左右します。
重視されるのは能力よりも人間性という会社は少なくありません。

テレビ業界ならでは

「先輩から理不尽な理由で怒られた場合、あなたならどうする?」
⇒真っ向から反論して正すのか、先輩の立場を考えて我慢するのか、やってらんないと辞めるのか、仕事の中で自分が正しいと証明するのか。人それぞれ取る行動が異なる場面です。どうしたら間違いということではなく、取る行動により、その人の人間性を計り知ることが出来ます。

一般的な企業の面接では

「長所(強み)と短所(弱み)を教えてください」
⇒応募者が持つ長所(強み)と短所(弱み)が社風に合っているか、業務に支障が出ることはないかを判断されます。また、自分自身の長所(強み)と短所(弱み)を把握しているのかを確認されます。

☆長所を答える時は、具体的なエピソードを織り交ぜながら説得力を持たせましょう。

例:「私の長所は社交性があるところです。前職では営業として~」

☆短所を答える時は、裏返せば長所になる短所をあげて、短所を直す為にどのような努力をしているのかアピールするのも効果的です。

例:「社交性を活かして、初対面の人であってもすぐに仲良くなれるのですが、八方美人と思われることもあり~」

「あなたは周りからどんな人だと言われますか?」
⇒自分自身を客観的に見ることが出来ているかがわかります。
近しい人からの評価は応募者の“素”を 窺い知る材料となります。

「これまでに一番努力したことは何ですか?」
⇒努力することによって何を得ることが出来たのか(成長することが出来たのか)。入社後にどのような努力をすることが出来るか推測する為の質問です。

この質問でわかる“志望度”

事前準備もなく面接に来てしまったのか、企業への志望度が高く熱意がある人なのか、質問を重ねるうちに面接官にはわかるものです。

テレビ業界ならでは

「他にどんな企業を受けていますか?」
⇒他社を受けていることは問題ありません。ただ、テレビ業界以外の企業を受けていると一貫性がないと思われることも。 「番組制作の仕事がしたい!」「番組制作の仕事じゃなくてはダメなんだ!」くらいの気持ちでないと続かないと思われがちです。

一般的な企業の面接では

「当社の仕事(会社)についてどのようなイメージを持っていますか?」
⇒本当にその仕事(会社)に就きたいと思っていれば、色々と調べているはずです。入社後のアンマッチを防ぐ為にも企業理解は必須です。

「当社に入社したらどのようなことをしたいですか?」
⇒業務内容をきちんと調べた上で、自分なりのビジョンを持っているのかを確かめられます。また、やりたいことと実際の仕事に相違はないかを知ることが出来る質問です。

「いつから勤務出来ますか?」
⇒企業からすると、入社日は採用計画で最も大事なところ。応募者は明確に答える必要があります。 現職中の方は、内定後どのくらいで退職出来るのか会社の社則を確認しておき、任されている仕事をどのくらいで終えることが出来るのかを、面接で説明出来るようにしておきたいものです。内定~入社までの段取りの良さで志望度の高さをはかられる場合もあります。

この質問でわかる“価値観”

人柄と同じくらい、価値観は「この人と一緒に働きたい」と思えるかどうかを左右します。応募者の持つ価値観が自社とマッチすることで、長期的な勤務を期待することが出来ます。

テレビ業界ならでは

「最近のニュースで気になることは何ですか?」
⇒どんなことに興味を持ち、そのニュースのどこを問題視しているのかがポイントです。一般的な企業面接でも定番の質問ですが、テレビ業界を目指す方には、誰もが知っているニュースではなく、多少のひねりを求められます。

「ハードワークは大丈夫ですか?」
⇒どのような働き方を望んでいるのかを知ることで、仕事に対しての価値観を整理することが出来ます。

一般的な企業の面接では

「友達は多い方ですか?」
⇒多いか少ないかが問題ではなく、人付き合いをどう考えているのかを知る質問です。

「あなたの尊敬する人は?」
⇒どのようなところが尊敬に値するのか、その人のどこに共感出来るのかを知ることで、応募者の価値観を知ることが出来ます。

この質問でわかる“将来像”

応募者の目指す方向と企業のキャリアパスが一致しているかどうかがわかります。応募者のビジョンを確認することで、入社後の育成を企業としてイメージすることが出来ます。

テレビ業界ならでは

「どんな番組が作りたいですか?」
⇒答えが具体的であればあるほど、本当にテレビが好きで制作に興味と熱意を持っていることがわかります。また、ディレクター志望なのか、プロデューサー志望なのか、自分が進みたい方向を面接で示すことが出来れば、企業は応募者の将来像を描くことも出来ます。

一般的な企業の面接では

「あなたの強みやスキルはどのように活かせますか?」
⇒応募者から具体的に話を聞くことで、企業側は「この人を採用したら・・・」とメリットを感じることが出来ます。また、応募者が仕事内容を正確に把握していることも確認出来る質問です。

「10年後の自分はどうなっていると思いますか?」
⇒「こうなっていたい!」と目標や上昇志向を持っているのかがわかります。目標達成の為にどのような努力をするのかも知りたい質問です。今はまだ長期的な目標が立てられないという人でも、目の前の課題をあぶり出し、どうしたいのかを語るだけでも良いと思います。

「あなたを採用すると当社にどんなメリットがありますか?」
⇒応募者自身が自ら持つスキルや適正、強みを把握していないと答えられない質問です。企業は応募者が即戦力となるのか、又はどのくらいで戦力として活躍してもらえるようになるのかを図ります。

この質問でわかる“耐久性”

企業にとって、すぐに辞めてしまう方を採用することは避けたいところです。
どういったことでストレスを感じ、それを解消出来る方なのかどうかは知っておきたいポイントです。

テレビ業界ならでは

「ストレス発散方法は何ですか?」
⇒テレビ業界での勤務は多忙な為、プライベートの時間を持ちづらい現状があります。
そのような中でもストレスを溜め込まずに解消する手段があるかどうかは、長く働く為には必要なことです。

一般的な企業の面接では

「前職を辞めた理由は何ですか?」
⇒また同じような理由で辞めてしまうことは避けたい為、最も需要な質問です。
ネガティブな理由である場合、応募者は正直に話したがらないものです。
企業は応募者が前職で抱いたストレスの根源を、出来る限り面接で明らかにしようとします。

「転職先を選ぶ上で何を重視しますか?」
⇒応募者の重視することが自社で叶わない場合、退職してしまう可能性が高くなります。また、応募者の望むキャリアパスに自社が貢献できないと判断すれば採用は避けるべきところです。

まとめ

以上のように、面接でよくある質問を挙げてみましたが、回答は自分の言葉で伝えるようにしてみてください。
どこかの就職マニュアルに書いてあるようなお手本通りの回答は個性に欠けていて面白くありません。
面接官に「またか」と思われるだけです。

想定外の質問がきても落ち着いて面接官の言葉に耳を傾けましょう。
質問の意味・意図を噛み砕き、自分の考えや思いを自分の言葉で伝える。
心から発せられる言葉こそ面接官に届くものです。

面接は“会話”です。

自分の言いたいことを述べるだけでは演説です。
一方通行にならないよう、会話を成立させてこそ面接成功と言えるのです。

アシスタントディレクターのとある1日【社内編】

10:00 出社

PCメールチェック

・取材先や出演者(事務所、マネージャー等)とのやりとり
・社内外連絡事項やスケジュール確認
アポ取り・取材電話

 

 

 

 

 

リサーチ業務

・ロケ地の選定、ロケ地が決まっている場合は撮影の許可取り
・出演者のプロフィール(ブログ、SNS等から出演者の状況等を収集)
・インターネット、新聞、雑誌などからネタ探しや情報の精査
・電話やメール等での取材申し込み、問い合わせ

リサーチ作業

 

 

 

 

 

☆午後の会議までにリサーチ資料としてまとめておく

会議の準備

・会議室の手配
・飲み物等の準備
・会議資料の作成、人数分コピー

会議室

 

 

 

 

 

進捗をディレクターやチーフADに報告し、次の指示を仰ぎます。

13:00 番組企画会議

『番組企画会議』とは?
プロデューサーやディレクター、AD、放送作家などが集まり、番組企画を立てる会議のこと。
「どのようなネタにするのか?」「ゲストは誰を呼ぶのか?」「準備する物は何か?」収録に向けての流れなど、あらゆる事を確認・共有します。

会議中

 

 

 

 

 

 

 

企画会議出席

・事前にリサーチした事などを報告
・会議内容をメモ、必要であれば内容を議事録にまとめる

会議議事録係

 

 

 

 

 

 

 

☆会議で挙がった内容を元に、ロケハンや追加リサーチ、資料や素材集めなどが発生します。

15:00 昼食

会議前にチャチャっと食べるか、少し遅い昼食のどちらか。
買ってきてデスクで食べることが多い。

16:00 午後の作業開始

再リサーチ

リサーチ作業

 

 

 

 

 

 

 

会議で話し合われた内容をまとめ、再リサーチを行います。

許可取り・交渉

電話

 

 

 

 

 

 

 

・取材候補への申し込み(アポ取り)や出演交渉
・収録に必要な物の発注や買出し
・使用許可が必要な映像やデータ等は関係各所に連絡

☆取材場所の下見(ロケハン)や、タレントとの打ち合わせなどで外出することもあります。

21:00 退社

業務進捗を先輩ADやディレクターに報告し、何もなければ明日のスケジュールを確認して退社

ポストプロダクションってどんなところ?

ポストプロダクションとは

ポストプロダクションとは、映画やテレビ番組、CM、ミュージックビデオ等の映像制作の過程において、撮影後の素材(テープ、データ、フィルム等)を用いて映像や音を編集・加工する作業を行う場所です。
「ポスプロ」と略される事が多く、「編集スタジオ」や「編集所」とも言われます。

撮影後のテープ素材をポスプロに持ち込むのは、主に制作会社等のディレクターや監督です。
彼らは実際の編集作業に立ち会って、ポスプロのスタッフに作業指示を出していきます。
編集作業は24時間を越えることもあるため、多くのポスプロが24時間体制をとっています。
一度の編集で大量の素材が持ち込まれますが、一通りの編集作業が終了すれば、完パケと呼ばれ実際の放送にも使用される1本のマスターテープが完成されます。

※完パケ(完成パッケージの略)

ポスプロで働くひとたち

編集室

ポストプロダクションは、その内部でEED(映像編集)とMA(音編集)に分けられ、EEDスタジオではエディターオペレーターと呼ばれるスタッフが、MAスタジオではミキサーMAオペレーターと呼ばれるスタッフがそれぞれ編集を担当しています。
これらはそれぞれ専門的なスキルを要しますので、1人の編集者がEEDとMA両方の作業を兼ねる事は稀です。

※EED(Electrical Editingの略)
※MA(Multi Audioの略)

EEDでは通常、エディターの下に編集アシスタントと呼ばれるアシスタントスタッフが付き、2名体制で編集作業を行う事が一般的です。
MAでも同様にミキサーの下にMAアシスタントと呼ばれるアシスタントスタッフが付きます。

マシンルーム

また、EED編集室には多くの場合マシンルームと呼ばれる機材室が併設されています。
編集作業では、持ち込まれる素材テープの種類によってさまざまな再生機が使用されますが、家庭用ビデオデッキの数倍もあるような大きな機材も多いため、これらの機材は編集室内ではなく、マシンルームにまとめられます。
マシンルームの機材と編集室の編集機は専用のケーブル等でつながれており、エディターは編集室内にいながらマシンルームの機材を自在にコントロールする事ができます。

マシンルームには、編集アシスタントやダビング・コピーデジタイズ専門のスタッフ等が出入りし、編集作業前にあらかじめテープ素材を機材へ取り込んだり、編集終了後にテープに落とす作業などを行います。
また、納品用の完パケテープはそれをマスターとし、予備のコピーテープを作成することが一般的です。

※デジタイズ…持ち込まれるテープ素材を編集前にハードディスク等にデジタルデータ取り込む作業。キャプチャーとも呼ばれる。

その他

ポスプロには、実作業を担当するオペレーターやアシスタント、マシンルームのスタッフ以外にも、制作会社や監督らとのやり取りを担当する営業スタッフデスクスタッフが勤務しています。
依頼される作業のヒヤリングを行い、オペレーターや編集室のスケジューリングを行ったり、作業の見積書、納品書、請求書等の伝票発行等も担当しています。

EEDの仕事について

EED(映像編集)は、リニア編集ノンリニア編集に分けることが出来ます。

リニア編集

持ち込まれるテープ素材を“出し”に、編集する納品用テープを“受け”とし、“出し”から“受け”へ直接記録(録画/REC)をしながら編集をします。
“出し”用と“受け”用とで少なくとも2台以上の業務用ビデオデッキと編集機を使用します。
直接記録をしながら編集するため、スピードが速く、スケジュールがタイトなテレビ番組の編集には多く用いられています。

ノンリニア編集

持ち込まれるテープ素材を事前にハードディスク等に全て取り込みます。
例えば素材テープが10時間分あれば10時間分の取り込み時間が必要となりますが、最近では時間を短縮して取り込みが行えるようなシステムを取り入れているポスプロも多くなりました。
取り込まれた映像データを元に、編集ソフトを使用してパソコン上で編集を行っていきます。
パソコン上で編集が行われるため、複雑な編集や修正が加えやすく、編集時間も短縮出来ます。
編集終了後は納品用テープへ書き出し(録画/REC)をします。

ポストプロダクション

MAの仕事について

MAは、主に映像作品に音を加えたり、音の加工や調整を行う作業です。
音に特化したスキルが求められますが、基本的に映像に音を加える作業となるため、多くの場合で映像と音両方の知識が必要とされます。
主な作業内容は以下の通りです。

・音楽(BGM)を付ける
・ナレーション収録、吹替え収録
・効果音を足す
・音量や音質を調整する

映像素材(白完・画完)と音素材は、制作会社や監督によって持ち込まれますが、音楽(BGM)や効果音等の音源は音響効果スタッフが制作したり、MAスタジオ側にあるものを使用することもあります。
ナレーション収録や吹替え収録が行われる場合は、制作会社のスタッフや監督以外にナレーターや声優らが収録に参加します。

※白完:映像の編集は終了しているが、テロップやMAが入っていない状態
※画完(えかん):テロップも含め映像の編集は終了しているが、MAがまだの状態

mixer

アシスタントの仕事とは

ポスプロのアシスタントは、単にエディターやミキサーを目指す下積み期間と言うだけではありません。
アシスタントが任される業務量は膨大です。編集作業中のみならず、編集前後の作業も非常に多く含まれます。
では具体的にどのような仕事があるのでしょうか?

編集アシスタント

【編集前】
・編集室の準備(掃除など)
・編集に使用するテープの確認(使用するテープの種類や尺、本数など在庫も含めてチェック)
・事前に預かった素材テープをハードディスクに取り込んでおく

【編集中】

・エディターのサポート全般(編集中はエディターの指示に従って編集業務をサポートします)
・テロップ作成
・テープチェンジ(編集室とマスタールームを行き来して素材や受けテープを交換)

【編集後】

・編集室の片付け
・納品用テープのタイムコードやフォーマットを確認し、テープに付けるキューシートを作成
・完成テープをダビングして、マスターテープ以外に予備のコピーテープを作成

【上記以外】

・機材の管理、メンテナンス等

※キューシート:テープに何がどのように記録されているかを知るためのタイムシート

アシスタントは上記の仕事をこなしつつ、自身のスキル向上にも努めなければなりません。
忙しい中でも時間を見つけて機材マニュアルを読んだり、分からない事があれば積極的に先輩に質問するなど、自発的に勉強しなければなかなかスキルアップは適いません。
そのためにも日ごろから周囲と良好な関係を築くことも非常に重要です。

いまさら聞けないデジタル放送(BS放送編)

テレビ放送はどのようなシステムで観ることが出来るのか?

テレビ業界を目指している方には、最低限知っておいた方が良いことがあります。

地デジ、BS、CS・・・よく耳にするけれど、きちんと説明出来るでしょうか?

ここでは『BS』と呼ばれるテレビ放送について確認して行きたいと思います。

3つに分かれるテレビ放送

電波塔(東京タワーなど)から電波を発する → 地上波(地デジ)

放送衛星を使って行う放送 → BSデジタル放送

通信衛星を使って行う放送 → CSデジタル放送

BS放送とCS放送はどちらも宇宙空間に浮かぶ衛星が電波を発する衛星デジタル放送です。

BSは、放送衛星(Broadcast Satellite)
CSは、通信衛星(Communication Satellite)
その英語の頭文字をとって『BS』『CS』!!!

日本国内の基幹放送(放送法に規定する放送の種別)は、「地上デジタル放送」と「BSデジタル放送」の二方式。

無料放送・有料放送があるBSデジタル放送

現在、BSデジタル放送は21社、31チャンネル

このうち、11のチャンネルが無料、20のチャンネルが有料です。

BS

BSデジタル放送視聴方法

視聴には専用チューナーとパラボラアンテナが必要!

衛星放送受信専用の「アンテナ」、「チューナー」または「チューナー内蔵」のテレビが必要です。

マンションなどの集合住宅では、屋上に共同のアンテナを設置すれば、衛星方法を共同で受信することが可能。

お住まいの地域にあるケーブルテレビ局に加入して視聴する方法もあります。

antena

 

 

 

 

 

BSデジタル放送の利点

高画質・高音質、多チャンネル、データ放送(双方向サービス)、電子番組表(EPG)が可能!

放送(人口)衛星から電波を送る衛星放送だからこそ、、、

・建物等の影響による電波障害が起こらない
・日本全国をエリアとする広域放送
・災害時に強い
・大容量の情報伝達力

BSデジタル放送(チャンネル)の魅力に気付く

BSデジタル放送は2011年10月に12のチャンネルが追加となり、さらに2012年3月には7チャンネル追加され、その中には趣味・趣向をくすぐるオリジナル番組や地上波ではなかなか観ることが出来ないマニアックな番組も多数!

最近では「地上波よりもBSが面白い」という意見も聞かれるようになりました。

BS民放6社が調査したBSデジタル放送の世帯普及率は73.3%
※2012年12月と2013年3月実施

視聴可能世帯の増加による認知度アップもあり、民放キー局系BS各局の売上も好調のようです。

オリジナリティ溢れる良質なBSデジタル放送(チャンネル)は今後ますます期待が高まります。