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アシスタントディレクターのとある1日【ロケ編】
ロケ前の準備
10:00 出社
PCメールチェック
・取材先や出演者とのやりとり
・連絡事項やスケジュール確認
発注
ロケ車輌、ロケ弁当、収録テープ、撮影機材など、ロケで必要となる物を発注します。
前日ではなく、日程の余裕を持って発注する物もあります。
用意
デジタルカメラや三脚などの撮影機材(動作確認も忘れずに)、収録テープ、小道具、カンペ用スケッチブック、マジック、ビニールテープなどを数量まで確認し用意。
香盤表の作成
『香盤表』とは?
撮影の順序、撮影場所、出演者、小道具、音声の有無など、撮影のすべてが書かれた進行表のこと。ディレクターからの指示やスタッフ打ち合わせなどで決まったことをADが表にまとめます。
確認
取材先との打ち合わせ、取材先住所、撮影場所までの経路、交通の手配、駐車場の有無などを確認。
19:00 最終確認
ロケに向けて最終打ち合わせをします。資料や用意するものが揃っているか確認。
24:00 退社
先輩ADやディレクターと最終確認が終わり次第退社。
ロケが翌日の場合、準備が間に合わないことも・・・。徹夜作業となることもあります。
ロケ当日
7:00 出社
一旦会社に出社し、前日に用意しておいたロケに必要な備品等を持ち現場へ 。
※マイリュックの中身は、ガムテープ、ビニールテープ、軍手、カッター、はさみ、ティッシュ、マッキー、香盤表、台本、HDVテープ、バッテリーなどを詰め込んでいます。出演者やスタッフに「○○ある?」と聞かれたらサッと出せるように心がけます。
9:00 ロケ現場到着
制作・技術スタッフと打ち合わせ。ディレクターとロケの段取りをチェック。
10:00 出演者入り
出演者と関係者が到着。ロケの流れを簡単に打ち合わせします。
10:30 撮影スタート
ADは出演者やスタッフのサポートに徹します。
カンペ出しや、小道具出し(管理)、お茶出し、通行人の交通整理など、撮影がスムーズに進むよう目まぐるしく動きます。その場の状況に合わせて臨機応変に行動することが求められます。
13:00 昼食
発注しておいたお弁当が到着。ADは出演者やスタッフに配ります。
ADは次のロケ先への連絡や、撮影進行を確認しながら休憩を取ります。
14:00 撮影再開
出演者と簡単な打ち合わせの後、撮影再開です。
19:00 ロケ終了
機材の撤収、後片付けを済ませて会社へ戻ります。
21:00 帰社
・PCメールチェックなど、外出中に受けた連絡事項を整理。
・収録テープのチェックや翌日以降の編集作業へ向けて準備。
23:00 帰宅
後日、追加撮影(追撮)が発生した場合はADがカメラを担いで撮影に出向くこともあります。