61%は選考辞退をしたことがある!?選考に進んだからこそわかることも!
「選考辞退」はなぜか続きます。
正確なデータがあるわけではないのですが、キャリアトレインの転職サポートでは年に何回かこんな現象があります。
立て続けにあるのはたまたまかとは思いますが、選考が進んでいた登録者(求職者)から辞退したいと言われると結構なダメージはあります。
登録者(求職者)が悪いわけでも何でもないので、そんな素振りは見せないようにしますが・・・痛いことは痛いです。
何が痛いかというと、主に3つの理由があります。
①選考中の企業ががっかりしてしまうから
②サポートに時間をかけてきたから
③代わりの求職者はそう見つからないから
人によっては、面接までの過程がスムーズにいかなかったということもあります。
何とかかんとか面接にこぎつけたのに、「辞退」となるとイテテとはなります。
選考企業へはお詫びはもちろんですが、下手をすると「キャリアトレインとは取引しません!」ってことになる可能性もあります。
ただ、これまでは理解のある企業ばかりだったので、そんなことには1社もなりませんでしたが。
頑張っても実らないこともあるのは、「人材紹介業あるある」なので、選考辞退への対処もどうにかするのが仕事ではありますが、残念に思う気持ちはやっぱりあります。
まぁでも、大手の人材紹介会社なんかと比べるとサポート数がまったく異なるので、「選考辞退」の事例は少ないほうだと思います。
マスコミ・エンタメ業界に特化した人材紹介会社だから、という理由もあるかと思います。
■転職の目的がハッキリしている求職者が多い
■応募企業を絞って(的を絞って)内定までの効率をあげている
■そもそもブラック企業は紹介しない
選考辞退する方は、大転職時代においてはますます増加するのでしょうね。
選考辞退は61%も!
選考辞退の経験について、こんなアンケート結果が発表されました。
転職活動において、選考辞退をしたことがある方は61%。2022年の調査から5ポイント上昇。
情報元:「選考辞退」に関する意識調査(エン転職)
さらに、いつのタイミングで「選考辞退」したのかというと。
「面接前」(46%)
「面接後」(45%)
「内定取得後」(37%)
辞退した理由TOP3は。
第1位:「他社の選考が通過した」(37%)
第2位:「ネットで良くない口コミを見た」(27%)
第3位:「企業の応対が悪かった」(20%)
キャリアトレインの転職サポートでも選考辞退した方の理由はほぼ同じですが、ほとんどが「他社の選考が通過した」(他社を選択)です。
選考を重ねるうちに、「自信がなくなった」とか「やっぱり転職するのは考え直す」という方もいました。
皆さん選考辞退するにあたり、真剣に考え、一緒に検討した結果です。
だからこそ私としても、登録者(求職者)の決断を応援したい気持ちになります。
なかには、「サイレント辞退」なんてこともあります(怒)
・エントリー後、連絡が取れなくなり、面接キャンセルに
・面接後、連絡が取れなくなり求職者の意思確認ができないまま終了
・内定後、連絡が取れなくなり意味不明の内定辞退に
「選考を辞退したい」と、言いづらいという方もいます。
『内定辞退代行サービス』なるものも数年前から登場しているくらいですから。
参考:2020年2月3日ブログ「「言いづらいから・・・」内定辞退代行に3万円!?」
改めて言いますが、「選考辞退」は悪いことでもなんでもありません。
選択のひとつであり、ご自身が望む未来に進むための決断です。
選考を進めたからこそわかることもあります。
キャリアトレインの転職サポートでは、ちょっとした違和感から、転職自体の見直しまで、一緒に検討できればと思っています。
<石川かおり>