
「マスコミ・エンタメ業界って面白そう。でも激務って聞くし不安…」
「他業界の方が安定している?でも本当にそれで後悔しない?」
20代の転職相談で、実はとても多い悩みです。
今回は、やりたい気持ちはあるのに、条件面が気になって志望を絞れなかった25歳女性が、優先順位を整理することで目標を定め、番組制作の仕事に挑戦した事例をご紹介します。
同じように迷っている方のヒントになれば幸いです。
「興味はある。でも不安が勝つ」状態だった
Tさん(25歳)は一般企業で営業事務として勤務。
仕事に大きな不満はないものの、どこか物足りなさを感じていました。
学生時代からテレビやエンタメが好きで、
「いつか制作側に関わってみたい」という気持ちはずっとあったそうです。
しかし、いざ転職を考えると——
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残業が多いのでは?
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休みは取れる?
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給与は下がらない?
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将来は安定している?
条件面ばかりが気になり、
マスコミ業界も他業界も気になって、結局どちらも決めきれない状態でした。
まず行ったのは「求人紹介」ではなく「整理」
私たちが最初に行ったのは、求人の紹介ではありません。
① 転職のきっかけを言語化する
なぜ今、転職したいのか?
「環境を変えたい」ではなく、その奥にある本音を掘り下げました。
すると出てきたのは、
**“このまま何も挑戦しないまま30歳になるのが怖い”**という言葉。
② 優先順位を3つに絞る
・やりがい
・働き方
・年収
・安定性
・成長環境
すべてを満たす職場を探そうとすると、決められなくなります。
そこで「今の自分にとって本当に大事なもの」を3つに絞りました。
Tさんが選んだのは:
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20代のうちに挑戦できる環境
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自分の好きな分野に関われること
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将来に繋がるスキルが身につくこと
ここで初めて、「条件」よりも「方向性」が見えてきました。
働き方への不安は“事実”で整理する
マスコミ・エンタメ業界=激務
というイメージは確かにあります。
しかし実際は、制作会社や番組、配属先によって大きく異なります。
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制作スケジュールによる波がある
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若手のうちは現場中心になる
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ただし、早い段階で裁量が持てる
メリット・デメリットを正直にお伝えしたうえで、
「それでも挑戦したいか?」を一緒に考えました。
Tさんの答えは、
**「今なら頑張れる。むしろ今しかないかもしれない」**でした。
決断の瞬間は「覚悟」ではなく「納得」
志望を番組制作に絞ったとき、
Tさんの表情は驚くほどスッキリしていました。
不安がゼロになったわけではありません。
ただ、「自分で選んだ」という納得感が生まれたのです。
その後、未経験から番組制作会社のAD職に内定。
現在は現場で忙しくも充実した日々を送っています。
20代の転職で一番もったいないこと
それは、
**“なんとなく条件で決めてしまうこと”**です。
もちろん、働き方や年収は大切です。
ただ、20代は「方向性」を選べる貴重な時期。
・何を積み上げたいのか
・どんな経験をしておきたいのか
・5年後どうなっていたいのか
ここが曖昧なままでは、求人をいくら見ても迷いは消えません。
志望が絞れないのは、悪いことではない
迷うのは、本気だからです。
マスコミ・エンタメ業界に興味はあるけれど不安。
他業界も気になる。
働き方が心配。
その状態は、とても健全です。
大切なのは、
一人で抱え込まずに整理すること。
優先順位が見えれば、選択はぐっと楽になります。
20代の転職は、「正解探し」ではなく「納得解づくり」。
キャリアトレインは、求人を押しつけるのではなく、
あなたの優先順位を一緒に整理するところから伴走します。
迷っている今こそ、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの挑戦を、現実的な形にしていきましょう。
国家資格キャリアコンサルタント
石川かおり
