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「バックオフィス」への転職もサポート! マスコミ・エンターテインメント業界に欠かせない縁の下の力持ち!
「マスコミ・エンターテインメント業界に興味はあるけど、知識も経験もないから自信がない」
という方に是非注目してほしい、「バックオフィス」のお仕事!
映像制作会社や芸能プロダクションなどのマスコミ・エンターテインメント業界の企業では、
クリエイターや営業、企業の活動を支えるバックオフィス部門の人材を求めています。
キャリアトレインでは、マスコミ・エンターテインメント業界に精通したコンサルタントが、
企業が求める人材像を明確に理解し、登録者の皆様の転職をサポートしています。
バックオフィスとは?
「バックオフィス」は、企業における縁の下の力持ち的な役割を担っています。
基本的には顧客と直接関わる機会は少なく、「後方支援」として企業活動を支えている部門です。
反対に、顧客と直接関わり営業活動などを行う部門を、
「前に出る」という意味合いから「フロントオフィス」と呼びます。
フロントオフィスの円滑な営業活動や、企業全体の管理などを内側から支える「バックオフィス」は、
企業にとって欠かせない存在です。
バックオフィスの仕事
会社の規模や組織の編成によって違いはありますが、主に以下の仕事がバックオフィスに該当します。
■事務
「人をサポートする仕事」
<具体的な業務内容>
・データ入力
・ファイリング
・メールチェック
・電話の取次ぎ、来客応対
・各種書類作成、管理
・見積書や契約書の作成
・顧客情報管理
・郵便物の発送・仕分け
・プレゼン資料作成のサポート
・その他雑務
事務職は会社の規模や部署などによって仕事の内容は異なります。
「庶務」とも呼ばれることもあり、「総務」の仕事と重なる部分も多々あります。
事務の中でも、誰(どの部署)のサポートするのかで役割が分かれることがあります。
(例)
会社全体の事務業務を広範囲に渡って行う「一般事務」
営業職の社員のサポートする「営業事務」
■人事
「組織を活性化させる仕事」
<具体的な業務内容>
・採用(新卒・中途)
・人材育成(教育・研修)
・人事企画(人事配置や制度設計など)
・人事評価制度の運営
・労働管理
・社内規定の整備
・社内行事の運営など
人事の仕事内容はかなり多岐にわたりますが、
「人事部」「人事総務部」「人事労務部」と分かれている企業もあります。
どの範囲までを担当するのかは企業によっても異なります。
■労務
「従業員が安心して働ける環境を作る仕事」
<具体的な業務内容>
・勤怠管理
・給与計算
・入社・退職の手続き
・社会保険に関する業務
・福利厚生業務
・年末調整
・就業規則の作成
・安全衛生管理
・労使関係管理
労働基準法や雇用保険法、健康保険法などの幅広い法令の知識が必要となります。
専門的な管理能力が身につくので、キャリアを広げることができます。
■総務
「社内業務をスムーズに行うためにサポートする仕事」
<具体的な業務内容>
・設備・備品の管理
・社内規定の整備
・社内行事の運営
・社内報作成
・社員の健康診断管理
社内の“何でも屋”として、バックオフィス関連業務全般を担います。
事務や人事、労務がいない会社では総務がそれらの業務を担当することもあります。
広範囲にわたる知識を持つゼネラリストとして、多様な場面で活躍することができる仕事です。
■経理
「企業のお金を管理する仕事」
経理の仕事には、「日次」「月次」「年次」と1年の流れがあります。
<具体的な業務内容>
◎日次
・現預金の管理
・請求書や納品書作成
・領収書の発行やチェック
・伝票作成やデータ入力
・経費精算
・売掛金、買掛金の管理
◎月次
・請求や経費支払い
・給与計算、支払い
・帳簿の計算・確認
・売掛金計上
・試算表、損益計算書の作成
◎年次
・税金の計算と支払
・社会保険料と労働保険料の申告
・年末調整(源泉徴収額の調整)
・損益計算書、貸借対照表などの作成
・決算報告書の作成(税理士に依頼)
企業の規模によって、経理の担う業務は異なります。
「経理」と同じく、企業のお金にまつわる仕事を行っているのが「会計」と「財務」です。
企業のすべての資産を管理する「会計」
資金調達や予算の管理など資金運用を行う「財務」
企業によっては、経理と明確に区別していないところもあります。
■法務
「企業や従業員を守る仕事」
<具体的な業務内容>
・契約(契約書のチェックや作成)
・知的財産権に関する業務(特許権・商標権・著作権など)
・労務・労働問題対応
・株主総会や取締役会などの運営
・コンプライアンス対応
アーティストやタレントのマネジメント会社などでは、著作権管理業務がメインとなります、
・音楽原盤制作契約、音楽出版契約などの契約ドラフトの作成、交渉、締結、管理
・印税登録、印税分配
・著作権申請
・コンテンツの二次利用チェック
・外部からの問合せ対応
上記の他に、経営企画や広報、IT担当者なども、バックオフィスとする企業もあります。
また、マスコミ・エンターテインメント業界では、「デスク」と呼ばれるバックオフィス職があります。
(例)映像制作会社の場合
「制作デスク」と呼ばれ、番組や映像制作に関する事務業務全般を担当しています。
企業によっては、総務や経理などの管理部門全般を担うこともあります。
(例)芸能プロダクションの場合
「デスク」や「事務」として、芸能マネージャーのサポート(アシスタント)や、
総務や経理などの管理部門全般を担うこともあります。
HPやSNSの更新、ファンクラブ運営、チケット業務など、
多岐に渡るバックオフィス業務に携わることもあります。
バックオフィスに向いている人とは
上記のように、バックオフィスには事務や経理、法務などさまざまな仕事や役割があります。
すべてのバックオフィスに当てはまるような「向いている人」を挙げるのは難しいですが、
人物像にはある程度の傾向が見られます。
バックオフィスは、パソコンスキルや仕事で必要な専門スキルなどのテクニカルスキルに加え、
ヒューマンスキルもとても重要になっています。
■パソコンスキル
パソコンでの作業がメインとなるので、ExcelやWordなどの基本的な操作がこなせることは最低条件です。
■コミュニケーション能力
他部署の社員と関わりながら、多くの人とコミュニケーションを取って協力しながら仕事を行なう必要があります。
■スケジュール管理能力
仕事の締め切りに合わせて、段取りよく作業を進めていかなければなりません。
複数の作業を並行して進めるタスク管理能力も必要です。
■柔軟な対応力
バックオフィスは多種多様な仕事が多く、イレギュラーな依頼やトラブル対応など、
柔軟な対応力が求められます。
■スピード感と正確性
常に業務改善・効率化を求められるバックオフィスは、スピード感と作業の正確性を両立しなければなりません。
■仕事に必要な資格
幅広いスキル・知識を有していることで、バックオフィス業務の円滑な運営を行うことができます。
<バックオフィスにお勧めの資格>
・MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
・秘書技能検定
・日商簿記検定
・人事総務検定
・ITパスポート試験
・マイナンバー実務検定
・ビジネス・キャリア検定
・メンタルヘルス・マネジメント検定
■ホスピタリティ精神
バックオフィスにとって実は一番大事な要素!
会社や従業員を支えるマインドを持っていることが重要です。
バックオフィス求人の特徴
バックオフィスの求人には特徴があり、採用を獲得するためにはいくつかのポイントがあります。
▶採用枠が少ない
▶応募者の数が多い
▶社長が自らバックオフィス業務を担当している
▶社内異動でバックオフィス業務を補う企業が多い
▶経験者が優遇される
▶資格を持った専門家を採用する
仕事に直結する必要なスキルや経験を問う求人もありますが、
ポテンシャル採用や採用熱意もあるのがバックオフィスです。
パソコンスキルが高いだけ、業務に関する知識や経験があるだけ、
それだけではバックオフィスの採用を獲得するのは難しくなっています。
バックオフィスは企業規模によって、重要性や役割が異なります。
大企業以外は、バックオフィスを充実させることで企業の成長に繋がることもある、
重要なポジションと言えます。
だからこそバックオフィスの採用には以下を重視して選考が行われます。
〇転職理由や志望動機が明確であること
〇企業が求めるスキル・経験を持っていること
〇どのようなキャリア形成を描いていきたいかビジョンがあること
〇できること、できないことについて自覚していること
〇資格や資格などの習得に向けて貪欲であること
〇より良い企業にするために能動的に行動できること
「マスコミ・エンターテインメント業界のバックオフィス」を志望する方は、
テレビや芸能などに興味をお持ちだと思います。
上記の選考ポイントに加え、「エンターテインメントが好き!」という気持ちも重視されます。
エンターテインメントが好きで業界に関わりたいという方には、
バックオフィスで働くという選択もおすすめします。
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