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テレビの業界用語ってどんなのがあるの?

yougowooboeru

どの業界でもその業界内で使われる独特の言葉があります。
業界用語と言ったらテレビ業界が特に有名ですね。
一般の方にも馴染みのあるテレビ業界用語もあります。
テレビ業界で働きたいと思っている方は必見です!
どこかで必ず出くわす業界用語を覚えてみてはいかがでしょうか?
ここではホンノ一部をご紹介します。

あ行

あいのり
複数のスポンサーが1つの番組を共同で提供すること。

アイキャッチャー
CMに入る時や番組に戻る時に、画面の一部に文字やマークなどを表示すること。

アイライン
目線。人物が見ている方向。

アゴ
食事、食費

アシ
交通費

アバンタイトル(アバン)
番組の知識を視聴者に紹介する為のミニ番組。番組の冒頭やタイトルの前に流す。

アタマだし(頭出し)
VTRや音楽素材が必要な部分がすぐに再生できるように、使用部分の先頭(アタマという)でセットしておくこと。

アタック
番組の中で、場面の変わり目やCMに入る前などに挿入される数秒の短い音楽や効果音のこと。

アナゲン(アナウンス原稿の略)
アナウンサーが読む原稿のこと。

あぶらげ(油揚げ)
美術用語で、スタジオの平台のこと。

アンタイム
生番組など、CMの放送時刻が確定的でない進行のこと。

イーエヌジー(ENG)
ENG1班をワンチェーンと言い、ディレクター、カメラ、音声、照明の4名編成が多い。

いたつき(板付き)
最初からフレームの中にいることを板付きと言う。舞台用語でもある。

インサート(insert)
日本語訳は「挿入」。一連のショットの中に別の画像を入れ込むこと。

一本化
複数の素材を順番につなぎ1本の素材にすること。

うえ(上)
時計の針を読むとき、こんな言い方をすることも。「上になったら行きます」とは「12時のところからスタートします」ということ。「横」(右)はと言うと3時のところ。「左」は9時のところ。
時計の針が真上を向く24時のことを「てっぺん」とも言う。

受けテープ
ダビングする際の録画側のテープ

内トラ
予算やスケジュールの都合で、スタッフがエキストラをすること。

絵葉書
観光地等の撮影で、売っている絵葉書どおりのアングルで撮影すること。

おし(押し)
予定時間をオーバーしていること。「巻き」はその逆。

帯(おび)
月曜日から金曜日あるいは土曜日までの毎日同じ時間に放送される番組。ベルト番組ともい言う。

か行

書割(かきわり)
スタジオセットの一種で、風景や背景を絵で描いてあるもの。

カットイン(cut in)
映像や音声の切り替え手法のひとつ。急に入れ替えたり始めたりすること。

カットバック
場所や時間の異なる画像を交互に繰り返し入れ替える演出手法。

完パケ
CMなどもすべて入り、完全にパッケージされている番組素材のこと。CM部分だけ差し替えられるように白くしてあるものを白味付番組と言う。

消え物
番組で使われる小道具などの1回使ったらなくなるもの。

キューシート
番組の進行表

技打ち
技術打ち合わせ。
カメラマン、音声、ビデオエンジニア、照明、美術などのスタッフが集まって番組収録前に打ち合わせること。

クール
番組の放送期間の単位で、1クールは3ヶ月を意味する。通常4月と10月に番組改編となるので、2クールが番組提供の契約期間とすることが多い。

クレジット
出演者、スタッフなどの名前を示す字幕のこと。テロップの意味で使われることもある。

香盤表
撮影の順序、出演者の出入り時間、撮影場所など、細かい撮影計画を1表にしたもの。これによってスタッフは制作の進行やセットの準備などのスケジュールを把握する。

さ行

サイドマーク
画面右下などに小さくスーパーされる番組タイトルとかロゴマークなどのこと。

サブ
副調整室のこと。スタジオ番組運行の司令室。スタジオで行なわれる番組の進行全てのコントロールを行なう場所。

座布団
映像編集用語。テロップを読みやすくするために背景に敷く四角や丸などのベース。

シノプシス
番組の内容をかいつまんで短く分かりやすくしたもの。おおまかな筋書き。番組企画書には必ずシノプシスが必要。

白完(白マザー)
編集が終了しているが、テロップやMAが入っていない映像のこと。
→編集が終了しテロップも入っているが、MAが行われていない映像は「画完」と言う。

た行

 タリー
テレビカメラなどに付いている赤いランプで、その機器が使用されているときに点灯します。出演者は、自分が今撮られていることが分かるのでセリフやアクションのキッカケに使う。

タク送
タクシーで送ること。収録等で終電を逃した場合、タクシー代が支給される。

ディゾルブ
二つの画像がス~ッと消えながら入れ替わること。音楽で言うとフェードアウトとフェードインを同時に行なうこと。

デジタイズ
ビデオテープに記録された映像をハードディスクにデータとして取り込むこと。「キャプチャー」、「取り込み」と呼ばれることもある。

トークバック
サブとアナウンサーをつなぐ連絡用回線のこと。ニュース番組などでアナウンサーが耳にイヤホンを付けている。

撮れ高
撮影した映像素材のうち放送に使えそうな部分を指す。

な行

長回し
1カットに長い時間撮影すること。

生コマ
生のコマーシャルのこと。ワイドショーの中で流れることが多い。

なめる
カメラワークのひとつ。パンとも言います。

ナレ原
ナレーション用の原稿のことを言う。

は行

パース
スタジオセットなどの完成予想図。図面ではなく実際に立ち上げたイメージがわかるように人物なども描き加えられたもの。

ハケる
人物やセット、小道具などが、舞台や画面からいなくなること、あるいは見えなくなること。

バッグ便
放送局の本社と支社、あるいは本社とスタジオ間で往復する宅配便の箱。放送素材や書類を運ぶ重要な箱。

バミる
スタジオなどで、出演者の立ち位置、セットの場所などを床にビニールテープや幅広粘着テープなどで小さく印をつけておくこと。

ばらす
撤収、解散

ばれる
画面の中に入り込んではいけない人や物が映りこむこと。

プレビュー
放送前にフィルムやVTRの試写をして、内容をチェックしたり、画質や音質のチェックすること。

ま行

マスター
主調整室。放送を送出するすべてをコントロールする場所。

見た目
出演者の視線で見ているようなカメラ映像のこと。

や行

横パン
カメラを水平方向にパンすること。

よだれかけ
人物へ照明で起きる、あごの下から胸当たりにできる影のこと。

ら行

ラップタイム
番組の時間尺のこと。ラップタイムは各コーナーごとの時間尺を示す。

ラテ欄
新聞のラジオやテレビの番組表が掲載されている欄のこと。

リアクションショット
撮影されている人の周りにいる人の反応を撮影るすこと。

ロケハン
ロケーションハンティングの略。ロケ地を探すこと。

わ行


番組やCMの放送時間帯。

ワイプ
一つの画面を横からふき取るように消す場面転換で使われる映像技術のこと。
別の意味では、テレビ番組で、VTRが流れている間に出演者のリアクションなどを映す画面上にある小窓のことを言う。

わらう
スタジオのセットなどを片付けること。