【転職活動】内定が早すぎて困る!?チャンスを逃さないためにしておくこと
1回の面接で即内定!
企業の採用選考ではこんなことも全然あり得ます。
こんなことはよくあるパターンなので、私は不思議な気持ちになることはありませんが、初めて経験する応募者(登録者)にとっては何だか怖くなってしまうようです。
「すぐに内定がでるなんて・・・ブラック企業なのでは???」
「選考が進みだしたら展開は早いので、気持ちがついていけるようイメージしておいてください」と、キャリアトレインの就職・転職サポートで企業の面接を受ける応募者(登録者)には事前にお伝えするようにしています。
それでも、内定が早すぎて不安になる方や、内定受諾に迷いが生じる方もいます。
このような気持ちに陥ってしまった応募者(登録者)で印象に残っていることがあります。
●「他の会社も見てみたい」
最初に面接をした会社から即日内定を得たAさん(26歳)
1社では決めきれず、内定を辞退することになりました。
そこからいくつかの内定を得てもその度に決めきれず、もう2年以上も転職活動を行っています。
Aさんが志望する番組制作職は、採用年齢に制限があるので、迷っているうちに年齢が上がってしまうのも不安です。
●「少しだけ待ってほしい」
希望する会社からすぐに内定を得たBさん(23歳)
今の会社を辞めて、上京する必要もあり、これからのスケジュール感に頭が追い付いていない状態になりました。
内定を辞退するつもりはないのですが、承諾して始まるこれからのことが不安になってしまいました。
Bさんが想像していたよりも早く結果が出て焦ることになりましたが、内定通知から1ヶ月以内で承諾の返事をすることができました。
1回の面接で即内定が出る理由はいくつかあります。
■内定が早い理由
・採用決定権を持つ代表などが面接をするから
・応募書類の印象が良く、前向き状態で面接をするから
・採用を急いでいるから(不安要素がない限り採用)
・将来性やポテンシャルを重視した採用だから
決定が早い企業は採用担当者の仕事が早く、社内の意見のまとまりもある風通しの良い企業だと想像できます。
選考や結果通知が遅くて困ることならありますが、内定が早くて困るというのは、応募者の準備が整っていないだけかもしれません。
参考:2022年3月30日ブログ「応募から内定まで7日!採用スピードが早い会社・遅い会社」
早く内定が出ても困らないために
思っていたよりも内定が早く出てしまい決められないと言うのは、できれば避けたいところです。
内定受諾を迷うことは悪いことでもなんでもありませんが、せっかくのチャンスを逃してしまう可能性もあるので注意が必要です。
そうならないために、選考に進む際にいくつかやっておきたいことがあります。
■転職の目的や希望を明確にしておく
→転職理由がはっきりしていれば優先順位がつけやすく、出された条件提示も判断できる
■複数社からの内定が出た場合を想定しておく
→志望度の高さや受ける企業などの面接回数などは把握しておく
■入社後のことをイメージできるように質問する
→配属先や業務内容、年収や待遇などは疑問を残さないよう面接等で質問する
■転職スケジュールを計画しておく
→退職手続きや上京(引っ越し)など、面接を受ける前に計画する(入社日の目安を確認されます)
■内定先の企業について情報収集しておく
→待遇面、経営者の考え方、企業風土など、情報収集と整理が必要
内定保留や辞退となれば、採用企業にとっても大打撃です。
お互いにそうならないためにも選考過程できちんと話すことが重要です。
色々と対策をしても、最後の最後はご自身が決めることです。
新たなスタートを気持ちよく迎えられるように、悔いのない判断をしましょう。
<石川かおり>