応募から内定まで7日!採用スピードが早い会社・遅い会社
応募から内定まで7日!
先日、キャリアトレインの転職サポート経由で某外資系企業を受けた方がいたのですが、内定までの迅速な対応には驚きました。
スピード感のある会社だと、人事の方がおっしゃっていた通り、採用に関しても本当に早かったです。
応募→即日書類選考結果が届く→3日後に一次面接→即日一次面接結果が届く→2日後に社長面接→即日内定→翌日内定通知書が届く→内定承諾
応募者の方も、こちらの会社への入社意欲が高かったこともありますが、双方時間をかけて考えるということはありませんでした。
一方。
応募から内定まで半年かかった例もあります。
キャリアトレインの転職サポート経由で某芸能プロダクションのマネージャー職にしたAさん(26歳)。
応募書類提出後、会社の求める人物像が二転三転し、なかなか書類選考結果が出ない事態に。
そうこうしているうちに、会社が繁忙期を迎え、採用活動がままならなくなり。
落ち着いたところで、採用活動が再スタートし、やっと一次面接が行われ。
検討タイムが入り、二次面接→役員面接と進み、無事内定となりましたが・・・。
半年も待つことができたのでは、Aさんは就業中で、転職に焦る気持ちがなかったこともあります。
結果オーライと言えるかもしれませんが、長い道のりだったと感じざるを得ません。
ここまで長いのはあまりありませんが、一般的に応募から内定までは長く見積もって一ヶ月以内が目安です。
「マイナビ 中途採用状況調査2020年版」では、過去最短の平均12.3日となっています。
企業の採用活動の流れとしては、短期化が進んでいます。
慢性的な人材不足の為、優秀な人材を確保することは採用担当者の課題となっています。
時間をかけて選考していると、先に選考が進んだ会社に応募者を取られかねません。
また採用スピードがアップした理由として、コロナ禍による選考過程の変更もあります。
・オンライン面接の導入
・経営者が面接の初期段階で登場
・人材紹介会社経由で応募者の事前情報を入手し効率化
「鉄は熱いうちに打て!」
これは採用側にも応募側にもポイントとなります。
実際に採用スピードを早めた結果、上手くケースは多く、レスポンスが遅いことで選考辞退率が高くなるというデータもあります。
採用スピードの違い
採用スピードは、様々な事情によって違いがあります。
応募者にとって、選考結果が遅いと「あまり脈がないのかな」と不安になるものですが、企業それぞれの事情があるので一概に判断できません。
■まだ募集を締め切っていないので判断できない
■応募者を選考しているうちに選考基準の見直しが入った
■企業規模が大きいほど意思疎通にも時間がかかることも
■重要な役割を担うポジションなど、採用ポジションによっては慎重になる
■選考ステップ(面接回数や適性検査など)が多い
■タイミングが合わない(急募求人ではないのでのんびり)
■結局は人事担当者による(処理能力など)
■採用担当者から実際に配属される現場への確認に時間がかかる
■採用業務以外に時間をとられている何かがある
■採用担当者が変更になった
■GWや年末年始などの長期休暇が重なった
などなど。
まだまだ挙げればキリがないほど考えられます。
ただ、どのような事情があろうとも、レスポンスが遅い会社(採用スピードを意識していない)は、業務効率化されていない可能性が考えられます。
また、優秀な人材を逃している可能性もあり、入社後に少し不安を感じてしまいます。
キャリアトレインのような人材紹介会社経由での応募ならば、会社の特徴や事情を把握しているので、応募前や選考途中で応募者に事情を伝えることができます。
しかし、ご自身で応募した会社の場合、選考が遅い理由は知る由もありません。
芸能プロダクションに応募して。1年後に連絡がきたという求職者の話も聞いたことがあります。
どうしても、採用スピードが遅いとマイナス思考に陥りがちですが、上記のように様々な事情もあるので諦めることはありません。
ご自身が不利にならない程度ならば待っても問題ないかと思います。
<石川かおり>