アフターコロナ20代の転職「今の会社で『専門性』が身につく?」
新型コロナウイルスをきっかけに働き方や転職について考える方が増えています。
転職サイト「ビズリーチ」が会員に対して行ったアンケートでは、約6割がキャリア観が変化したと回答。
そのうち9割以上が「企業に依存せずに、自律的にキャリア形成する必要がある」と回答しました。
転職活動についての考え方の変化については、、、
「転職に前向き」な方と「様子を見たい」方は、大体半々という感じですが、キャリアトレインの転職サポートでも大差はありません。
ただ、どちらかというと「転職に前向き」の方が多い印象で、それはキャリアトレインの転職サポートが20代をメインとしているせいもあるかと思います。
キャリアを重ねた方の場合、「今は動くのは怖い」「今より条件の良い会社は見つからないだろう」と、景気感のせいで転職に対して後ろ向きにならざるを得ない状態です。
以前よりは苦戦を強いられるにせよ、20代ならば新型コロナウイルスをきっかけにキャリアの見直しを図るチャンスにすることが出来ます。
20代は専門性を取れ
その”キャリア”とは、年代によって重要ポイントが変わります。
20代は専門性
30代は経験
40代は人脈出典:『転職の思考法』(北野唯我)
業種・職種によっては求人に年齢制限があり、未経験者の場合は20代を対象にした求人がほとんどです。
その理由がキャリアの重要ポイントに大きく関わりがあると言えます。
経験や人脈が重要になる30代以上の方が、20代と同じ専門性を身につける段階からのスタートになるとキャリアのバランスが崩れます。
本人の適性や頑張りでいくらでも払拭出来るものだとは思いますが、理想や想定からは外れてしまうという事情があります。
20代の場合、今いる会社や仕事が専門性が身につかないところならば、転職を考える理由は十分あります。
『専門性』は誰でも学べば獲得可能
テレビ番組制作やエンタメ系の仕事にチャレンジしたいと考えている方は、未経験でも怖がる必要はありません。
身につけたい『専門性』を獲られない環境に居続けることで、機会を失ってしまうかも知れません。
キャリアをコントロールする
女性の場合は特に重要です。
「仕事と家庭を両立させたいなら20代が大事」
まだまだ子育てをしながら仕事をすることが難しい日本では、20代の時にいかに専門性を身につけてキャリアをコントロール出来るかにかかってきます。
福利厚生が整っている企業で産休・育休を取得し、めでたく職場復帰!といけば良いですが、、、
人事異動や配置換え、以前と同じ仕事や待遇を会社のコントロール下で手放すことにもなりかねません。
そこで重要となるのが個人の専門性=キャリアです。
20代のうちはピンと来ないかも知れませんが、今やっていることが良くも悪くも将来に繋がるということを少しでも意識出来ればと思います。
無意味な転職ならしない方が良いです。
そんなことはコロナ以前からのお話ですが、今後は20代と言えども危険です。
はからずも新型コロナウイルスによって、キャリアを真剣に考える機会が皆さんに訪れました。
何をどう考えたら良いのか途方に暮れる方もいるかと思います。
特にマスコミ・エンタメ業界への転職はわかりにくいことが多いと思います。
そんな時はどうぞお気軽にご相談ください。
<石川かおり>