アフターコロナで進む!?テレビ業界の働き方改革

2020年6月29日

「思わぬ形で働き方改革が進むのでは?」

先日、某テレビ番組制作会社の社長がこのようにお話していました。

緊急事態宣言期間中、テレビ業界では『ドラマやバラエティにおけるロケとスタジオ収録の休止』など、通常の番組制作がままならない状態となりました。

番組制作会社の社員はテレワーク・在宅勤務となり、編集所では「コソッと仕事してます」といった雰囲気で、大ぴらに制作活動が出来ない状態でした。

この状態がだいたい4月初旬から5月いっぱいまで。

6月1日になって、ようやく新入社員も初出社なんていう番組制作会社はたくさんありました。

そして、テレワーク・在宅勤務での番組制作は不便なことはもちろん多々ありますが、それでも「出来ちゃった感」が漂う結果となったのです。

この先、感染の第2波第3波?冬にまた大流行?と、また緊急事態宣言なんてこともあり得ます。

そこでマスコミ・エンタテイメント業界でも、テレワークやリモートを使用した働き方の導入が検討されています。

そう、超超超過勤務や休日出勤常態化と言われているテレビ業界でも『効率的な働き方』に目覚めはじめているのかもしれないというのです。

テレビマン60人が答えた

メディアコンサルタント境治さんが放送業界の人たちにアンケート調査を行った結果、エンタメの作り方の変化を感じた意見が多く寄せられたそうです。

「会議はWEBで十分、出張も必要なしということに気づいた。また社員、スタッフが定時に出勤する意味もなくリモートワークが活用できることもわかった。」
「テレワーク・効率的な働き方のスタンダード化が進むし、進まなければならない」
「「旧体制の勤務スタイルやワークフローが変わる」」
「再放送に耐えられるような蓄積性のある番組コンテンツが見直されるかもしれない」
「新たな発想の演出、企画、効率性と生産性の両立」

遅れていた働き方改革が一気に進みそうな気配を感じられます。

「テレビ業界だから無理」というのは、コロナ禍を経験し過去の言い訳になりました。

アフターコロナを見据えた動きは確実にテレビ業界にも見えはじめています。

色々な意味でテレビ業界にとっても新たなスタートとなるはずです。

従来のイメージに不安を感じることなく、飛び込んでみてはいかがでしょうか!

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<石川かおり>

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