【石川かおりの番組制作会社潜入レポート】第3回:深夜12時が「ゴールデンタイム」!エンターテインメントが丸ごと詰まった生放送番組で「心おどる」
皆さんは、なにげなく観ているテレビ通販に見入ってしまうことはないでしょうか?
特に女性の場合、化粧品やダイエットグッズなどの美容用品。
何個も持っているバッグも、テレビ通販を観ているとつい欲しくなるから不思議です。
その商品を身につけたり、使用している自分を想像させられるから欲しくなってしまうのです。
それこそがテレビ通販のマジック!
今回は特にそのマジックをフルに効かせている
テレビ通販界の最大手『ジュピターショップチャンネル株式会社』をご紹介します。
24時間365日の生放送でテレビ通販番組を放送しているジュピターショップチャンネルは、
ケーブルテレビ、スカパー!、一部時間帯はBSや地上波民放でも観る事が出来ます。
自社スタジオビル入口
出演者や番組スタッフ、紹介される商品のメーカーの担当者などが行き交います。
スタジオの風景
Aスタジオで生放送をしている時は、Bスタジオではリハーサルタイム。
フロアディレクターがカメラに写り込まないギリギリの位置で出演者に指示を出しています。
売れ行き次第で、商品を紹介する時間を長くしたり短くしたり。
「そのジャケットの裏地を見せて。ポケットは何個あるの?」
なんていう問い合わせがダイレクトで入ってくるので、その場で対応します。
まさに筋書きのないドラマが毎日繰り広げられているのです。
写真をご覧いただくと何か足りない気がしませんか?
カメラマンがいないのです。
でも撮影しています。
これはロボットカメラといって、サブと言われる部屋でカメラマンが遠隔操作しているのです。
すべてのスタッフへの指示系統トップに君臨するのは
「セールスプロデューサー」です。
司会進行役をランナーとするならば、セールスプロデューサーはペースメーカーのような存在。
セールスプロデューサーの秒単位の判断が、売り上げを大きく左右する―。
エキサイティングなポジションです。
「毎日達成感が味わえる仕事」
そう答えるのはセールスプロデューサーのYさん。
アパレル企業等でのキャリアを最大限生かせる場所を探していたYさんは
「これからはテレビ通販がくる!」と考え、ジュピターショッピングチャンネルに入社。
「売上目標を大きく上回った時は『勝った!』という気分になるそうです。
生放送中の采配を託されるのはセールスプロデューサーですが、
その生放送にインサートされる“B-roll”と言われる
商品紹介のVTRや、ロケで撮影してきた映像などがあります。
その制作を任されているのが「プロモプロデューサー」です。
演出担当プロデューサーからのオーダーを元に、演出も兼ねて制作します。
その他、イベントやキャンペーンで使われる各種プロモーション映像も制作します。
社内の様々な部署と連携して映像を制作するので、
コミュニケーション能力が最大限活かさせるポジションです。
ジュピターショップチャンネルのアシスタントディレクター(AD)は高待遇!?
週休2日制は徹底。
勤務時間もシフトで決まっていて、残業した場合はきちんと手当が支給される。
当たり前の話ですが、番組制作の世界では驚きの勤務体系なのです。
ではクリエイティブさに欠けるのかというと、まったく違います。
美容家やタレント、モデルなど、華やかな出演者と共に、
いかに商品の特徴を引き出すか、お客様に満足していただけるかを考え、
つねに最先端の情報を得て、番組として表現しているのです。
ここでのADは決して雑用係ではなく、生放送の進行、演出案の提案や実行など、
“自分が番組を作っている”という実感が味わえる重要なポジションなのです。
取材を終えて
生放送を見学させていただいたのですが、ただの番組放送ではありません。
まさにスポーツをしているようでした。
秒単位で番組の流れが変わっていき、番組の山場が突然やってくる。
それに対応するスタッフの皆さんの判断能力と動きには驚かされっぱなしでした。
「365日通販番組」マンネリや飽きるなんて言葉はとても当てはまらない世界でした。
ジュピターショップチャンネルのコピーは「心おどる、瞬間を。」
これはお客様(視聴者)だけではなく、番組スタッフにも共通するようです。
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