マスコミ業界は案外狭い!同業他社とのつながりが自社を救う!?
一般の職種を扱う人材サービス会社はもの凄い数あれど、マスコミ業界専門の人材サービス会社となると数える程しかない。
業界特性やそこで働く人達のことを理解していることはもちろんだが、マスコミ業界に関わるには、柔軟性が求められる。
クリエーターが多い業界で、労働基準法に目くじらを立てていたら成り立たないし、個性的な人が多い業界でもあり、通り一辺倒の対応では務まらないこともある。
「普通はこういうものだから、こうなければならない」
「こうしていただかないと困るんです」
というのはマスコミ業界では通用しない。
こういったことが、マスコミ業界専門の人材サービス会社は比較的小規模なところしかない理由でもある。
大きな人材サービス会社だと、“例外”はあまり作れないだろうし、一風変わった対応力を持つ社員を育成するのも、マニュアル化出来ないのだろう。
そもそもマスコミ業界がイケイケどんどんの業界でもなくなっているので、わざわざ大きな会社が参入する理由もない。
小規模な人材サービス会社が多いからこそ、『横のつながり』も侮れない。
クライアントのところで鉢合わせすることもあるし、上記の通り、“普通”ではないことが起こりやすいマスコミ業界において、
人材サービス会社同士の助け合いも結構行われているのだ。
例えば、派遣会社の場合、派遣社員が急に※飛んじゃったとしよう。
※飛ぶ・・・急に辞めてしまうこと(逃亡)
派遣会社としては代わりの人材をすぐに派遣しなければならない。
1名でも欠けると途端にひっ迫する業界だからこそ、早急な対応が求められるのだ。
ただ、そう都合よく、人材が待機しているわけではない。
そこで親交のある人材サービス会社にSOSをするというわけだ。
「フジテレビの〇〇っていう番組のADなんだけど、いない?」
急にこんな電話がかかってくることは日常である。
人材サービス会社あるある的なことも相談出来るし、未来に向けた熱い討論になることもある。
愚痴の言い合いばかりではない(笑)
さて、人材サービス会社と言ってもそれぞれ特徴がある。
■派遣会社として機能している(自社の社員としてあちこちの現場に派遣している)
■人材紹介に強い(人材を求めている企業の社員になる人を斡旋する)
■テレビなどの映像系に強い
■WEBなどのIT系に強い
■ゲーム、アニメ系に強い
などなど。
ちなみにキャリアトレインは?
■人材紹介に強い
■求人広告も展開
■テレビなどの映像系に強い
■芸能系に強い
■イベント系に強い
ザッと言うとこんな感じ。
もちろん、マスコミ業界に関わる職種は全部強くなりたいが、
専門性がバラけるのは良くないし、
今現在の求人や求職者に精一杯ということもある。
それにしても、人材サービス会社あるあるの一つでもあるのだが、人材サービス会社の社員自体が結構すぐに辞めてしまう現象もあったり。
ある会社なんて、1年も経てばガラリとメンバーが変わっていることがある。
そんな中でも長年頑張ってきた各社の諸先輩方と話すのは本当に楽しい。
他社よりも良い求人が欲しいし、他社よりたくさんの良い求職者に登録にきてもらいたい。
ただこういった『横のつながり』を大事にすることで、求人企業や求職者の皆さんに役立つこともあるのだ。
≪石川かおり≫
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