なぜか人材紹介会社が言い放つ!『終身雇用』に回帰せよ!

2013年6月26日

「もう死語かも知れないけど・・・」

と前置きの後、真剣な眼差しでお話しをしてくれた某番組制作会社の社長。

「終身雇用を考えて採用したい」

こんなにも真摯に社員を迎えてくれようとする会社に私は感動した。

正社員、契約社員、派遣、業務委託・・・etc

働き方が多様化した現代において、
『終身雇用』の響きは懐かしささえ感じるようになった。

「会社に頼るな」「終身雇用という幻想は捨てよ」「転職力のある人材になれ」などと、
まるで会社にしがみ付くことが無能かのように言われる風潮もあったが、
2013年度の新入社員に※意識調査を行ったところ、※東京商工会議所調べ
あきらかな『終身雇用への回帰』見られるようになった。

■今の会社でいつまで働きたいか
「定年まで」全体(36.2%→39.1%)増加
 男性(40.9%→45.5%)大きく増加
 女性(32.8%→38.8%)

安定志向でチャレンジ精神がないと取るのか、
入社した会社で頑張りたいという誠実さを感じるのか、

人それぞれ受け取り方はあるだろう。

『終身雇用』は賛成か反対かを問うと、

若者の雇用機会が減るから反対という意見がある。

一方で、年齢制限の壁で選考の機会を得ることが出来ず苦しんでいる中高年もいる。

どちらにしても自分の立場を意識した意見になるので、
賛否を問うのも無理があるような気がする。

企業経営にとっての終身雇用や、
終身雇用と叫んでいる企業の実態、
お国の政策にとっての終身雇用の弊害などは、
簡単に語れる問題ではないので置いておいて、

あたり前の考え方を忘れてはいけないと言いたい。

定年退職~新卒入社~定年退職~新卒入社~・・・
と社内での社員循環があるのが当たり前だった。
それは、きちんと勤め上げるという労働者の意欲や、
企業も雇用責任を全うするということに繋がっていたはずだ。

辞めるつもりで入社する人も、
辞めてもらう前提で採用する会社もあまりないと思うが、
堂々と終身雇用の意思を表明する会社には誠意を感じる。

マスコミ業界は労働基準法とは無縁の働き方だったり、
業界特有の習慣があり、離職率の改善はいまだなされていない。

企業側も「辞めるかも知れない」と心のどこかで思わざるおえない状況でもある。
労働者だって、辞めるつもりはなくても心も体もついていけないこともある。

それでも始めの一歩の段階で、

「一生付き合える仲間を探している」なんて企業に言われたら、

「惚れてまうやろ~!!」(笑)(笑)(笑)

この度、この番組制作会社にはアシスタントディレクターとしてY君(26歳)が採用された。

Y君自身も20代後半になろうとしている今、
一生の仕事を見付けたいと考えていた。

まだスタート地点に立ったばかりで何とも言えないが、
「一生付き合える仲間」と思ってもらったY君は幸せだと思う。

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