転職のベストタイミング?!3月の転職活動ですぐにスタートしたいこと!
今年もあっという間に3月になりましたね。
4月入社の新卒は、新社会人としてのスタートがもう少し。
2025年卒の就活生は、3月1日に就活解禁日(一応)を迎えました。
そしてこの時期は、「新年度を新たな会社で」と考える転職を考えてる現職のビジネスパーソンも多いものです。
一般的に、採用活動が活発化する時期(求人が増える時期)は下記のように言われています。
■2月~3月(4月入社を想定)
■8月~9月(10月入社を想定)
これは企業の事業年度に合わせた採用活動が活発化する時期です。
企業の事業年度は基本的に1年ですが、何月から何月までを1年とするのかは企業によって様々です。
令和元年度の国税庁統計年報の統計によると、全法人のうち決算時期で多いのは。
1位:3月決算(18.3%)
2位:9月決算(10.9%)
3位:12月決算(10.4%)
このように、「4月1日から翌年3月31日」を1年とし、3月決算を向ける企業が比較的多いようです。
ちなみにキャリアトレインは、9月決算なので、「10月1日から翌年9月30日まで」を事業年度としています。
採用活動(求人を出す時期)は、事業年度に合わせている企業ばかりではありません。
例えばマスコミ・エンタメ業界では、採用活動が活発化する時期(求人が増える時期)はあまり決まっていません。
4月は新卒が入ってくるので、中途採用を抑えるという企業もあります。
欠員募集がほとんどのため、年間を通して求人の大きな増減は見られません。
ただ、現職中の転職活動では、ご自身が在籍している企業の事業年度も少し気にするところです。
端的に言うと、「辞めやすい時期なのか」ということです。
事業年度に合わせて、人事異動があったり昇進・昇格などがあったりします。
タイミング次第で、辞めにくい状況になることもあります。
転職活動は退職時期を見据えて動いたほうが、転職先の企業にも計画を伝えやすいので好印象です。
人によって転職のベストタイミングは異なりますが、一般的に考えて3月の転職活動はどのようなことに注力した方が良いのかご案内します。
3月の転職活動は短期決戦!
採用活動が活発化(求人が増える)する3月は、求職者にとってメリットがたくさんあります。
例えば。
■企業の採用意欲が高まっているので内定率が高くなる
■求人が多いので選考の機会を得られるチャンスが広がる
■年度内で現職の仕事にキリがつけられる(退職しやすい)
企業が4月~5月入社を想定している場合、急ぎの採用となるため、選考は短期決戦になります。
また、4月入社の新卒対応などもあり、人事・採用に携わる側にとって3月は繁忙期とも言えます。
応募書類の提出が遅かったり、面接設定などの連絡に対してレスポンスが悪かったりすると、採用の優先順位が下がってしまう可能性があります。
募集~面接~内定まで、求職者側がいかにスムーズに対応できるのか、転職活動の効率をあげる必要があります。
そのためには、今すぐに以下5つのステップを準備・スタートしたいところです。
①業界・仕事研究する
②経験・スキルなどを整理する
③履歴書と職務経歴書を用意する
④具体的な求人をチェックする
⑤とりあえず応募する
同時進行で以下のことも進めておきましょう!
〇転職エージェントに相談する
〇面接日程のスケジュール感を確認しておく(いつなら面接に行けるのか想定しておく)
〇転職条件を整理しておく(給与・労働環境など)
無理して4月~5月の転職を目指す必要はありませんが、比較的転職活動に適している3月を有意義なものにするためには、悠長に構えずできることからどんどん進めることをおススメします。
<石川かおり>