新たな職場や環境でうまくやるには!年齢やキャリアじゃない基本の基
私は就職・転職をサポートする仕事に携わって約20年になります。
マスコミ・エンタメ業界は入社前のイメージと異なることも多く、ギャップを感じて辛い思いはしてほしくないので、しつこいくらい新たな職場での振舞い方や心構えなどを伝えてきました。
求職者の皆さんを新たな職場に送り出す側としてサポートしてきたわけですが・・・さて。
自分自身が新たな職場に挑んだのは、それこそ約20年以上前のことになります。
そんな昔の経験をもとに求職者の皆さんにアドバイスしているわけではありませんが、初心に立ち返ることで、もう少し求職者の皆さんに寄り添えるのではないかと考えました。
新たに何かを挑戦することはずっと考えてはいたのですが、ついにこの1月から新しい環境に身を置くことになったのです。
本業はもちろん人材業なので、仕事の合間での活動になりますが、周りへの影響があるので具体的な説明は避けます。
新しい環境では、私は完全なる「下っ端」です。
それこそ、年下の先輩もたくさんいます。
知らないこと、やったことがないこと、そこでの慣習など。
先輩方の指導を受けながら、あたふたしながら取り組んでいます。
小さな会社ではありますが、曲がりなりにも「社長」として長い間過ごしてきましたが、ここにきて「新人」として新たなスタートをきったわけです。
スタートして約2ヶ月。
驚くほど多くの収穫があります。
新たな環境に慣れるために
新たな職場や環境に慣れるには、一般的に3ヶ月くらいかかると言われています。
仕事を覚えていくのはもちろんですが、周りとのコミュニケーションが取れるようになるかどうか。
それまである程度の時間は必要です。
どういった職場や環境なのかにもよりますが、「慣れる=仲良しこよし」ということではありません。
自分にとってやりやすく、目的や目標をスムーズに進めそうだと思えば「慣れてきた」と言えるかもしれません。
ちなみに、私は以下のことを実践していて、自分にとって居心地の良い環境を構築しつつあります。
■とにかく挨拶をしまくる
■いちいち元気に返事をする(ハイ!)
■「ありがとうございます」を忘れない
■全員の名前と顔を覚える
■空気を読んで聞く(忙しくしている先輩に配慮)
■失敗を繰り返さないようにメモする
■仕事を振られることに感謝する
■人にどう見られているか意識する
■先輩達や周囲の状況を常に見ておく
■起こっているすべてのことを吸収する(自分に関係ないことはないと考える)
■できなことから逃げない(率先して教わりにいく)
■自分ならどうするのかイメージしておく(いざ対応する際に活かす)
■焦らない(すぐに結果が出せると思わない)
自分よりも年齢の高い新人に対して、教えづらいと思っている先輩もいるかもしれません。
それでも丁寧に根気よく教えてくれることに感謝せずにはいられません。
若手の新人だろうと同じです。
「教える」って自分にためにもなりますが、結構面倒だし、大変ですよね。
新しい環境では、年齢やキャリアは関係なく、「新人」として挑む必要があります。
それでも実感しているのは、「最初から多くのことを成し遂げようとしないこと」です。
「できることからコツコツと」とはよく言ったもので、空回りしないことが長く続く秘訣なのかもしれませんね。
<石川かおり>