勤続3年~5年未満で「転職したい」は約4割!早期離職のメリット・デメリット
現職のビジネスパーソンへのアンケート調査によると、「転職したい」と考えている人は半数以上の51.7%になったそうです。
なかでも、「すぐにでも転職したい」と「1年以内には転職したい」というのは、「勤続3年~5年未満」が約4割(37.2%)と突出して多いことがわかりました。
次いで多いのが、「1年~3年未満」(28.0%)、「5年~10年未満」(21.6%)となっています。
調査元:アスマーク「勤続年数と転職意向の関係調査」2024年1月26日発表
「勤続3年~5年未満」というと、一通りの業務を経験して応用も利くようになり、リーダークラスになっていく頃です。
会社としては、そこまで育てて辞められるのは痛いところです。
「勤続3年~5年未満」での転職には、賛否あります。
「これからというところでもったいない」
「辞めるなら少しでも早いほうがいい」
中小企業庁の発表によると、3年以内に退職していく人は、【新卒で31.2%】【中途で30%超】というデータもあります。
「10人に3人は3年以内に退職している」わけです。
某転職エージェントの調査では、「中途採用者の3年未満の離職率は約50%」というデータも出ています。
「石の上にも3年」はとっくに死語になっていて、3年以内の退職なんて珍しくもなんともないわけです。
では、3年以内の退職で多い理由は。
「仕事内容が自分に合わない」
「残業が多い」
「やりたいことができない」
「人間関係のストレス」
「給与が低い」
キャリアトレインの転職サポート登録者の場合、ネガティブな退職理由はあまりなく、チャレンジ希望が大半となっています。
未経験職へのチャレンジ
以前から希望していた仕事へのチャレンジ
好きなことを仕事にしたいチャレンジ
などなど。
退職理由のすべてが従業員側にあるわけではありませんが、3年以内の退職にはメリットもあればデメリットとなることもあります。
3年以内の退職/メリット・デメリット
新卒か中途かにもよりますが、3年以内の退職にはこんなメリット・デメリットが考えられます。
<メリット>
・第二新卒なら新卒時に叶わなかった会社や仕事に挑戦できる
・ポテンシャル採用で未経験職にチャレンジできる
・早い決断で余計なストレスを抱えなくて済む
<デメリット>
・すぐに辞めてしまうかもと思われる
・一定の成果やスキルを求められる場合、即戦力と見なされない
・タイミングにより昇給や賞与が得られないなど、収入に響く可能性がある
他にも、雇用保険の加入期間が12ヶ月以上ないと失業保険がもらえないというデメリットもあります。
誰だって入社した会社を早々に辞めたいわけではありません。
「勤続3年~5年未満」で転職を考える方が多い一方で、「定年まで」働くことを希望する新卒は多くなっています。
2024年4月に入社を控える新社会人「定年まで働きたい」が31.6%で最多
早々の退職は、様々な状況があっての決断だと思いますが、もし転職せずに解決できることがあるならば、まずはそこから検討・行動してみることをおススメします。
会社などに相談しても解決しない、モチベーション維持に繋がらないということであれば、転職を考えた方が良いかと思います。
そのあたりのさじ加減は自分ではわからないかと思いますので、是非ご相談ください。
キャリアトレインでは転職ありきではなく、ベストを一緒に探すサポートをしています!
<石川かおり>