夢を諦めて就職を決意!頑張ってきたことを強みに新たな道でスタートさせるには

2022年8月1日

夢を諦めて就職を決意し、キャリアトレインの就職・転職サポートを利用される方は結構います。

一番多いのはマスコミ・エンタメ業界に近しい世界で夢を持って活動していた方が、少しでも近い業界で就職しようと思い立つケースです。

例えば下記のような夢を持っていた方達がいます。

○役者
○アイドル
○バンド活動
○絵描き
○ピアニスト
○劇団の裏方

その他には、マスコミ・エンタメ業界とは全然異なる世界での目標を持っていた方達もいます。

○公務員
○教師
○海外ボランティア
○看護師

夢や目標を追っている世代なので、やはり20代半ばくらいまでの方がほとんどですが、皆さん様々な理由があり、「就職」という選択をしました。

CASE1:「役者の道を諦めて芸能マネージャ-へ」
大学在学中から芸能プロダクションの養成所に入り、役者になることを目指していたKさん(22歳)
就職活動の時期になり、「きちんと就職してほしい」と両親に言われ、役者になることに見切りをつけることにしました。
4年足らずで夢を諦めることに抵抗があったKさんですが、就職しないで続けていくことの方が不安に感じるようになり、就職活動をスタートさせました。
同じ夢を持つ役者のサポートがしたいと考え、俳優が多く所属する芸能プロダクションを中心に受けているところです。

CASE2:「ダンサーからイベントディレクターへ」
3年ほどダンス留学でアメリカに滞在経験のあるSさん(24歳)
コロナの影響で帰国を余儀なくされ、ダンスのイベントや大会も中止になり、国内での活動もままならなくなりました。
コロナが収まれば、以前のような活動ができるとは理解していましたが、心が折れてしまいました。
イベント熱のようなものは持ち続けていて、企画・制作側に回りたいと考えるようになりました。
アシスタントから経験できるイベント企画・制作会社に就職し、ディレクターを目指しています。

CASE3:「教員に向いていないから」
小学校の教員を目指し、大学在学中に教育実習も経験したAさん(当時22歳)
性格的に、人に何かを教えたり導いたりすることが苦手に感じていたAさんは、教育実習で思い知らされることとなりました。
「教員に向いていない」と自分自身で判断し、他に興味のあることを考えたとき、テレビ業界が浮かびました。
テレビ番組を観ることは昔から好きで、制作者の一員になったら楽しそうだと漠然と思っていました。
現在は、番組制作会社に就職し、バラエティ番組のアシスタントディレクターとして充実した毎日を過ごしています。

皆さん思うところがあって、思い描いていた夢とは違う道に進んだわけですが、心の整理をしてそれぞれの道で頑張っています。

夢を諦めて就職するべきか?

皆さん個別に様々な理由があり、状況が違うので一概には言えません。

基本的にはどんな理由があっても、「夢を諦めた方がよい」とは言いたくありませんが、就職して新たな夢や目標を見つけた方が、現時点での選択としてベストだと思えることもあります。

<就職を選択した方がよい場合>
■他にも興味のあることがある
■夢を追うには年齢的な制限がある
■ダラダラと続けているだけでメリハリがない
■家族の意見で気持ちが揺れる
■やりきった感がある
■夢を追うことに疲れた
■ネガティブ志向に陥っている

夢を諦めるにしても追い続けるにしても覚悟が必要です。

夢を諦めて就職したからと言って、悩みが解消されるとは限りません。

夢を諦めるとこんな可能性が!

・安定した職に就いて生活基盤を作ることができるかもしれない
・就職を決意しても、希望する職業に就けないかもしれない
・夢は趣味にして、仕事もプライベートも充実した生活を送れるかもしれない
・諦めなければ良かったと後悔するかもしれない

夢を追い続けるとこんな可能性が!

・後々、就職を選択しても年齢や職歴がネックになり、うまくいかないかもしれない
・災害などの不可抗力により夢を追い続けることができなくなるかもしれない
・金銭的に辛くなり、生活ができなくなるかもしれない
・諦めなければいつか報われるかもしれない

どっちにしても「かもしれない」なんて、いくらでも考えられますね。

自分なりに一生懸命にやってきた経験は、夢を諦めるにせよ、追い続けるにせよ、役に立つことがあるはずです。

絶対に無駄ではありません。

私個人的な考えとしては、「夢を諦める必要はない」と思っています。

人生100年時代と言いますが、いつどこでどんなチャンスがやってくるかわかりません。

職業としてではなく、あくまでも趣味の範囲になることもあるかと思いますが、形を変えて夢や目標を持ち続けることはできます。

好きなことなら無理やり振り払うのは逆に不自然です。

そんなことができるなら、本当に好きでやりたかったことではないのかもしれませんね。

って、こんなことが言えるのはそこそこ生きてきたから感じていることで、私も20代の時には0か100か、やるかやらないか、どっちかにがっつりと振り切らなければ将来はないと思っていました。

どんな夢なのかによりますが、就職という選択をしても大事にしてほしいと思います。

そして就職を決意したならば、1日でも早く動きましょう!

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<石川かおり>

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