アナタにとっての「成長できる環境(会社)」とは?目標に合わせた3つの方向性
就職・転職希望者から、「成長できる環境(会社)」というキーワードをよく聞きます。
特に就活生から聞くような気がします。
社会人経験がある転職希望者の場合、「成長できる環境(会社)」とは言わず、もう少し具体的になっているからかもしれません。
「成長できる環境(会社)」とは、非常に主観的で人によって基準が異なります。
例えば、「成長できる環境(会社)」を下記のような基準で判断しています。
・若手にチャンスが多くある(年功序列ではない)
・早く(入社後すぐに)に活躍できる
・後輩を育てようとする意識が高い
・成長している業界(成長企業)であること
・色々な制度が整っている
・社外でも通用するようなスキル・経験が身につく
これらの逆が「成長できない環境(会社)」となるわけです。
「○○だから成長できる環境(会社)」という正答はありません。
人それぞれ、どんな「成長(スキル・経験)」を求めるかによって、環境(会社)を選ぶ基準も変わってきます。
成長の3つの方向性
成長には3つの方向性があります。
「広げる」「高める」「深める」
この方向性を、自分がどんな風に成長していきたいかという「成長の目標」に合わせて、取り入れて繋がるようにします。
「成長の目標」も大きく3つのタイプがあります。
①リーダー型
「チームを引っ張っていきたい」
「経営側の視点を身につけたい」
「マネジメントできる立場になりたい」
②ゼネラリスト型
「幅広い知識を持ちたい」
「いろいろなことを経験したい」
「どんなことでも対応できるようになりたい」
③スペシャリスト型
「専門知識や技能を深めたい」
「手に職をつけてどこの会社でも通用する人材になりたい」
「現場で活躍し続けたい」
「成長できる環境(会社)」と一言で言っても、自分がどうなりたいのか目標がなければボヤっとしてしまいます。
受け身では成長できない
「達成感」の積み重ねが、「成長」に繋がり、「やりがい」を感じることができます。
「達成感」は簡単に得られるものではないので、「成長できる環境(会社)」とは厳しい環境なのかもしれません。
ワークライフバランス的なのか、精神的なことなのか、体力的にきついのか、「成長」には犠牲を伴う可能性もあります。
成長するために、理不尽に耐え続けるということではありませんが、「成長できる環境(会社)」に入社すれば自動的に「成長できる」と考えてはいけません。
「成長させてくれる」と受け身でもいけません。
自分の目的に合った環境(会社)に入ったのならば、成長するかしないかは自分次第です。
環境(会社)だけを追い求めずに、どんなことも無駄だと思わずに吸収しようとすることが大切なのだと思います。
<石川かおり>