【対面】【オンライン】メリット・デメリット!ニューノーマル時代の面接
コロナ禍以降、新卒の採用活動ではオンライン(Web)を活用することが「ニューノーマルな新卒採用」として定着しつつあります。
中途採用でもオンラインでの選考を活用している企業は増えていて、対面とオンラインを組み合わせた「ハイブリット選考」も多く見られます。
キャリアトレインの就職・転職サポート登録者からは、対面かオンラインかで賛否両論あります。
先日、オンラインで面接を終えた2名の登録者からこんな感想が聞けました。
Aさん「どう話したらよいかわからなくて戸惑いました」
Bさん「平日に休みが取れないので、仕事の合間に面接ができて助かりました」
『転職サービスdoda』が行ったアンケート調査によると、対面面接かオンライン面接か選べるならば、対面面接を選ぶ人のほうが多い結果となりました。
「対面面接」39.3%
「オンライン面接」20.3%
「どちらでもよい」40.4%
出所:Web面接の実態調査『転職サービスdoda』
対面もしくはオンラインで行う採用選考には、特に求職者側にメリットの方が多い印象はありますが、求職者・企業の双方にデメリットとなる部分もあります。
オンライン面接のメリット・デメリット
■メリット
<求職者側>
・遠方に住んでいても参加しやすい(交通費がかからない)
・現職中でもスケジュール調整しやすい
・慣れた場所で話せるので落ち着く
<企業側>
・新型コロナウイルス感染リスクを抑えられる
・選考スピードがあがる(日程調整しやすい)
・交通費や面接会場などのコストがかからない
■デメリット
<求職者側>
・会社の雰囲気がわからない
・相手が話すタイミングがわかりにくい
・通信トラブルが心配
<企業側>
・表情や雰囲気が伝わりにくい(視線が合わない)
・会社の雰囲気が伝わりづらい
・質問の意図が伝えにくい(聞き間違いなども発生)
面接では、非言語コミュニケーションで印象がほぼ決まるとも言われます。
オンライン面接では、その大事な部分が伝わりにくいと感じる求職者や企業が多いようです。
オンラインで意識したいこと
私自身も、新規のクライアント企業とはオンライン打ち合わせが定着しています。
雑談からコミュニケーションを深めていきたい私にとって、必要最低限のコミュニケーションしか取れないオンラインでの打ち合わせは結構しんどいです。
名刺のやり取りもないので、相手の役職もいまいちわからないなんてことも(汗)
オンラインの活用は面接だけではなく、日常の業務でスタンダードになっていますが、オンラインでのコミュニケーションだからこそ気を付けることがあります。
基本的には、対面でもオンラインでも守るべきマナーはそう違いはありません。
■オンラインでのマナー
・開始時間厳守
・節度ある服装
・通信環境を整える
・相手が退出してから閉じる
・映り込む背景や雑音に留意
また、効果的に進めるコツがあります。
■相槌は大きく頷く
■いつもよりゆっくりハッキリ話す
■一人で長々話さない(完結にまとめる)
■相手の話をしっかり聞く(聞き洩らさない)
■相手が反応しやすいように、間を作りながら話す
オンラインだからといって特別に意識しすぎる必要もなく、準備さえしておけば焦ることもないはず。
面接でも打ち合わせでも、対面と変わらずにコミュニケーションが取れるよう、気負わずに挑んでみましょう!
<石川かおり>