4月からの番組改編!各テレビ局のテーマとは?普段テレビを見ない人にもBUZZ!

2022年4月6日

今週から民放各局で番組改編がスタートしましたが、ネット視聴やSNSを意識した番組も目立ちます。

SNSを意識した番組に関しては、「テレビを見ない人にも口コミが広がり、人気番組になる可能性がある」ことを期待しているそうです。

民放公式テレビ配信サービス「TVer」も大幅リニューアルし、4月11日からは放送と同時にインターネットで番組を見ることができます。

「普段テレビに接触していない人にもテレビのコンテンツを届けられる」(TBS佐々木卓社長)
「テレビ以外で若い視聴者にも見てもらい、 我々のコンテンツを最大限生かすための方法として利用したい」(テレビ東京石川一郎社長)

ネットリサーチのマクロミルが昨年行った調査では、「18~19歳と20代の若者の約4割はテレビを通じてネット上の動画サービスを視聴している」ことが判明。

出所:マクロミル「2021年 年末最新のテレビ利用動向調査
調査期間2021年11月12日(金)~11月15日(月)

このように、テレビで地上波を見るとは限らないわけです。

“若者のテレビ離れ”に歯止めをかけるべく、4月から様々な新番組が始まるなど、番組改編がNHK・民放各局から発表されています。

2022年4月テレビ局の改編テーマ

■NHK・Eテレ
「新しいNHKらしさ」をけん引するニュース・報道番組の強化

NHKの場合、強化ゾーンは他にもたくさんあります。

「平日ゴールデン帯、土日夕方でファミリー視聴ゾーンを強化」
「平日午後10時台・大人向け教養・エンターテインメント番組の強化」
「平日午後10時台・若年層向けゾーンを新設」
「番組開発と新しいドキュメンタリーへ挑戦する枠の新設」
「朝の“幼児・子ども番組ゾーン”に新番組」(Eテレ)
「土曜夜間に“若者ゾーン”を新設」(Eテレ)など

■日本テレビ
「テレビの危機を乗り越え、生活者から支持・選択されるタイムテーブル」
「OFFからONへ、ONからFANへ、FANからBUZZへ!~コンテンツを通じて、生活者に常に話題を提供し続ける~」

■TBSテレビ
「聖域なき番組改革」
「火曜と日曜の強化」と「土曜のリニューアル」

■テレビ朝日
「若年層からシニア層まで、全年齢が楽しめるコンテンツを目指す「ハイブリッド戦略」」

■テレビ東京
「テレ東の必殺技 アニメ・グルメ・ドラマ多メ」

■フジテレビ
「目、新しい。」
全日帯で枠移行番組やミニ枠をのぞき13の新番組を編成(7年ぶり大改編)

テレビ業界の動向と時代の変化はリンクすることが多く、後追いになってしまうと時代に置いてきぼりにされてしまいます。

テレビ業界(広くマスコミエンターテインメント業界)に興味を持つ方は、日ごろから業界の最新動向を意識しておく必要があります。

4月から始まった番組や編成をちょっとでも意識して見てみると、就職・転職活動に活かすこともできるかもしれません!

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<石川かおり>

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