「転職しない」という選択!転職活動をしたからこそ気づいたこと

2022年3月9日

キャリアトレインの転職サポートを利用したからといって、必ずしも転職しなければならないというわけではありません。

転職活動をした結果、「転職しない」という選択もあります。

キャリアトレインの転職サポートを利用するうちに、10人に1~2名くらいの割合で転職を考え直す方はいます。

先日も企業の面接まで進んでいたのですが、よくよく考えた結果、「辞退」という選択をした方がいました。

〇Aさん(27歳)
トラベル専門学校卒業後、ホテルスタッフとして約6年勤務しています。
ホテル内で順調にスキルアップし、現在はコンシェルジュとして活躍しています。
Aさんは、専門学校に進学する際、テレビ業界にも興味はあったそうです。
知り合いが観光関連の仕事に就いていたことに影響を受け、観光業を志望することになった経緯があります。
20代後半になり、やりたいことにチャレンジするなら今しかないと、キャリアトレインの転職サポートに申し込みました。
転職サポートを開始して2ヶ月間、3社の番組制作会社へエントリーしました。
2社は書類選考で不合格。やっと3社目の会社で面接まで進むことになったのですが、Aさんから辞退の申し入れがありました。

■Aさんが選考を辞退した4つの理由
①現実を知り自信がなくなった
→2社の書類選考が通過しなかった理由が「年齢」だった

②これまでのキャリアを捨てきれない
→ホテルスタッフとしてスキルアップしてきたことが惜しくなった

③現状に不満はあるだけかもしれない
→コロナの影響で客数が減り、モチベーションが低下している状態だった

④新しい職場で上手くやっていけるか不安
→新たに人間関係を築くことに自信が持てない

テレビ業界で働くことを断念したAさんですが、転職活動をしなければ自分自身の気持ちに気がつくこともありませんでした。

Aさんにとって、とても意義のある活動だったことに間違いありません。

転職活動した結果、「転職しない」という結論に至ったこんな方達もいました。

■家族から反対された
■現職の会社から強い引き留めがあり、自分が必要とされていると実感した
■生活水準を落とせない、金銭的な理由で会社に残ることに
■選考を受けるうちに、本当にやりたいことなのか疑問に思うようになった
■マスコミ業界の労働環境が不安になった

逆に、転職しようとは決めていなかったけれど、選考を受けていく中で興味が強くなり、とんとん拍子に転職した方もいます。

こういった気づきは、転職活動をしなければ得られません。

転職しない方が良い人

自分の意志で「転職しない」と決めた人はともかく、客観的に見て「転職しない方がよい人」がいます。

×年齢が高い(未経験の業界・職種は慎重に)
×転職回数が多い(1社が短い)
×転職の目的が明確になっていない
×やりたい仕事が定まっていない
×自己分析ができていない(市場価値の把握)
×現状に不満があるだけ
×将来に向けたキャリアプランを描いていない
×(年相応の)スキルや経験を身に付けていない
×転職した後の生活設計ができていない
×転職すれば何とかなると考えている
×自分の置かれた環境で頑張れない

転職することでプラスの効果を得られなければ何の意味もありません。

これらの要素を持った転職をすることで、マイナスの結果を生む可能性もあります。

自分一人ではよくわからないと思いますので、キャリアトレインのようなエージェントに相談するのも効率的です。

転職をしない選択のリスク

とは言え、「転職をしないリスク」というものも存在します。

〇年齢制限がある職種
マスコミ・エンターテインメント業界では特に言えるのですが、未経験からスタート場合、年齢の制限がある職種があります。
年齢を重ねてから転職しようと思っても、チャンスを得づらくなります。

〇現職でのモチベーション維持
転職しないと決めることと同じように、現職で頑張ろうと思い直すことも相当な覚悟が必要です。
まだまだ続く社会生活を、妥協だけでは続けることは難しいのではないでしょうか。

〇現状のストレスを我慢すること
解消されないストレスを抱えたまま我慢するのは、心身ともに健康ではいられなくなります。
転職することで解消に繋がるのであれば、選択肢を増やしてもよいかと思います。

若いうちにやりたいことにチャレンジするのは、個人的には大賛成です。

結果的に失敗したと思っても、やり直しがききますし、チャレンジしたことが今後の人生の糧になるはず!

チャレンジしなかったことを後悔するよりましです。

まずは転職活動を始めてみて、それから選択していけばよいと思います。

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<石川かおり>

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