3度目の緊急事態宣言!?どうなるマスコミ・エンタメ業界の就職・転職

2021年4月21日

大阪に続いて東京も3度目の緊急事態宣言が出るとか出ないとか。

「まん延防止」でも行動に制限がかかっていますが、「緊急事態宣言」はやはり重いものです。

経済が停滞すると必ず影響が出る「採用」に関わる身としては、「どうにかしてくれ!」と悲鳴が止まりません。

1度目の緊急事態宣言と比べると、恐怖心は薄くなってきたと言わざるを得ませんが、就職・転職活動への影響は引き続き濃いものがあります。

業界・業種によって差はあるものの、緊急事態宣言下のマスコミ・エンタメ業界では下記のような傾向が見られました。

もし、3回目の緊急事態宣言が発出された場合はどうなるのでしょうか?

3度目の緊急事態宣言でどうなる?

1度目の緊急事態宣言

■企業の採用活動が一気に停滞
・イベント(コンサートや舞台など)が開催不可となり人手過剰状態に
・業績は大幅下降で番組制作費の削減が続き採用の余裕なし
・ロケNGで再放送や総集編となり余剰人員が出る事態に
・自宅待機やテレワークとなり業務停滞

1度目の緊急事態宣言が解除された2020年5月25日までは、企業も就職・転職希望者も手探り状態で動きの鈍化は明らかでした。

2020年卒の新卒も入社直後から自宅待機が続き、早期離脱も例年とは違う意味で目立ちました。

しかし、その分の補充採用はなし。

新卒はコロナ前に採用したため、配属先が見つからない番組制作会社も多数発生しました。

2度目の緊急事態宣言

■オンライン面接の精度向上
・オンラインを使った選考に企業が慣れてきた
・ライブ配信やオンラインイベントに商機を見出した企業続出
・動画配信サービスの急伸(オリジナルコンテンツ制作も増加)
・2022年卒の採用活動が早期化(学生の早めに動こうという意識高い)
・テレワークを継続している企業は40%くらいの印象

オンラインを使った選考に企業も就職・転職希望者も慣れてきて、Zoom面接がスタンダードになりました。

制限はあるものの、制作の現場やエンターテインメント業界でも通常に近い環境に戻ってきました。

求人数も微増傾向で、人が足りないから採用するというよりも、先を見越した採用を検討する企業の相談が増えてきました。

ややニッチな求人が目立ちました。

例がない事態に襲われた1度目の緊急事態宣言と2度目の緊急事態宣言では、かなり様子が変わりました。

この調子でいくと、3度目の緊急事態宣言になったとしても、採用に関しては最悪とまではいかないのではないでしょうか。

コロナ禍でも転職活動

全体的な求人数は元の水準とまではいきませんが、積極的に求人をしている企業は結構あります。

未経験者でもこれまでの社会人経験を活かして挑戦できる求人もあります。

経験者に関してはコロナ前と変わらずに優先して採用しているので、転職活動に消極的になる必要はありません。

未経験者も経験者も同じですが、コロナがいつ収まるか見当もつかない中、動かないという選択にはメリットを感じません。

3度目の緊急事態宣言になっても転職活動を続けるべき理由

・いつになったら転職できるのかわからない
・一斉に動き出すとライバルが多い
・タイミングは人それぞれ(周りは関係ない)
・先が見えないのはコロナに限らない(大地震など)
・年齢制限がある場合、時間が経つと不利になる
・テレワークにより転職活動に充てられる時間が増えた

もう何があるかわからない時代だからこそ、長期的な視点で考える必要もありませんし、そもそも無理です。

1年後、2年後くらいに自分がどうなっていたか、その為にいま行動することが重要です。

ただし、これだけは注意!

現職中の方は次が決まったら退職するようにしてください。

「何があるかわからない」の中には、「すぐに転職できるとも限らない」も含まれています。

精神的、経済的に追い込まれることなく、転職活動を進めていけたらと願います。

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<石川かおり>

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