テレビ業界への志望者を遠ざける残念な面接官!

2016年2月1日

ふんぞりかえる面接官

人材を募集したい企業へ求人ニーズや要件をヒアリングする為に、これまで何百社?という企業にお邪魔してきました。

様々なタイプの人事・採用担当者とお会いしてきましたが、「これはやめて欲しいなぁ」と思う方が2名いました。

人材募集の打ち合わせで初めて訪問した映像制作会社でしたが、採用担当者の女性がおもむろにタバコを吸い出したのです。

制作の打ち合わせなどはタバコOKというところもあるので、そのノリなのかも知れませんが。。。

つまりこの映像制作会社は分煙ではないことがわかり、人材を紹介する際には注意が必要ということです。

って、そういう問題ではありません!「この映像制作会社には人材の紹介は難しい」と打ち合わせ中に私の中での結論が出ました。

この採用担当者ならば面接でもタバコを吸う、なんてこともありえます。

応募者にとって面接官は会社の顔であり、「この会社で働きたい!」と思わせるかどうかは面接官にかかっていると言ってもいいでしょう。

面接官の態度が「志望度にかなり影響した」

2014年新卒に調査した結果、なんと7割弱が面接官の態度が「志望度にかなり影響した」と答えています。

【14卒調査】面接官の態度・話を聞く姿勢、7割弱が「志望度にかなり影響した」
出典:新卒採用メディアのジョブウェブ調査より

人事ポータルHRプロの調査では、85%の学生が「面接官の印象がその企業の志望度に影響した」と回答しています。

■□こんな面接官はNG■□

×マニュアルに沿った流れ作業的な面接
×上から目線、高圧的、冷たい
×ESに目を通していない
×質問の意図がわからない
×自分をきちんと見てくれていると感じられない
×面接時間が短い
×大規模な面接会
×会話が成立しない

テレビ番組制作会社ならではの残念な面接官

私はテレビ番組制作会社の面接に同行することが多いのですが、残念な面接官(採用担当者)と何回か出くわしたことがあります。

面接官が遅刻

テレビ番組制作会社の場合、社長やプロデューサーなど、現場バリバリの方が面接官(採用担当者)であることは珍しくありません。忙しい身で遅刻することもあるかと思います。ただ、30分~1時間と待たせて悪びれもしない方には驚かされました。

面接室が汚い

面接や来客の為だけに部屋を備えているテレビ番組制作会社もなかなかないもので、(兼)倉庫になっているところがほとんどです。雑然とした中にも規則性があればまだしも、ただのゴチャゴチャでは「ここで働くのかぁ」と不安になります。業務フロアの一角で面接をする場合も同じです。あまりにも汚いオフィスでは憧れもなにもありません。

見送らない

面接が終わって、応募者をエレベーター前まで見送ってくれる面接官と、座ったままの面接官。どちらが印象が良いでしょうか?応募者が部屋から出て行っても見向きもしない。応募者は独り言のように「失礼します・・・」と去っていくわけです。それよりもエレベーター前まで見送って、笑顔で一言かければこんな印象の良いことはありません。

応募者の志望度を上げるのは難しいことではないはずです。

心から新しい仲間が欲しいと望んでいる企業ならば。。。

もはや企業も選ばれる側

面接は『お見合い』によく例えられますが、受ける側と採る側の気持ちが一致しなければ成立しません。

言わずと知れた昨今の人材不足。特にテレビ業界では深刻な状況が続いています。

そのような中でテレビ業界を志望する方を面接官の態度1つで逃してしまうなんて、、、もったいない!

「内定辞退が多い」と悩んでいる企業があったら、もしかしたら面接に原因があったのかも知れません。

採用に力を入れている企業では『面接官トレーニング講座』を受講させるところもあるほどです。

応募者のマナーばかりが槍玉にあがることが多いですが、ホスピタリティは面接官こそお手本になって欲しいものです。

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《石川かおり》

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