面接官のガッカリをさせる「番組観ていない」
番組制作会社の面接で・・・
「御社の番組は観たことがありません」
芸能プロダクションの面接で・・・
「御社のタレントが出ているドラマは観ていません」
自社を志望しているはずの応募者に、こんなことを言われたら面接官はどう思うでしょうか?
さらにこんな方も!?
今、面接を受けている・・・
番組制作会社が何を制作しているのか、1番組しか答えられないアシスタントディレクター志望者。
芸能事務所にどのようなタレントが所属しているか、1人しか答えられないマネージャー志望者。
たくさんの番組を制作している番組制作会社で、多くのタレントが所属している芸能プロダクションです。
企業のHPをちょっと見ればわかることです。
最悪、面接に向かう途中の電車の中でチェックしても良いから!
なぜ、面接を受ける企業の情報を知ろうしない?
普通に考えれば、「本気度・志望度が低いから」でしょうか。
本気度・志望度が高い方は知ろうとします。
以前、番組制作会社志望のある地方在住の方は、、、
東京のようにすべてのチャンネルが放送されている環境ではない為、面接を受ける会社の番組を観ることが出来ませんでした。
でもその方はYouTubeや番組DVDなどを探し出し、過去~現在の制作番組を可能な限り観てから面接に臨んだのです。
採用されたことは言うまでもなく、入社から6年経った現在、ある人気番組のディレクターとして活躍しています。
企業の採用活動において、本来ならば「番組を観ていない」⇒「そうですか、さようなら」となるのですが、最近の企業はちょっとちがうようです・・・。
こんな企業がテレビ業界をダメにする!?
ある番組制作会社の求人にこんな一文を発見していましました。
「普段テレビを観なくてもOK!」
また、ある番組制作会社のHPにある【先輩インタビュー】の中で、こんなことを言っている“先輩”を発見してしまいました。
「何を作っている会社なのか知らず、調べもせず、面接に行きました。」
汗汗汗・・・これで良いのか!
こんなものを見て応募してくる人を本当に採用したいのか!
昨今の人手不足で企業も必死だということは、よ~~~~くわかります。
ハードルを低くして、とにかく応者を募りたい。わかりますわかりますわかります・・・がっ!
本気でこのレベルの採用を行っている会社ならは、社員を使い捨てるブラック企業丸出しです。
企業研究は自分のため
面接対策として応募企業の情報を調べることはもちろんですが、入社後のアンマッチを防ぐためにも必要不可欠なのです。
誰だって、せっかく入った会社を早期退職したくはありません。
「企業のことを知らない」=「自分がすべきことがわからない」
このような状態では、与えられた仕事をこなすだけの退屈な毎日が待っているだけです。
マスコミ・エンタメ業界でクリエイティブな職種を目指すなら【受身】ではいけません。
また、業界が求める人物像は【好奇心旺盛な方】
自分が受ける企業のことを「知りたい」と思わない方は、「向いていない」ということですね。
《石川かおり》