転職で企業に求められる番組ディレクターとは?

2019年9月2日

director

番組制作の仕事がしてみたいという未経験者の求職者に比べると人数は少ないのですが、テレビ業界で活躍している番組ディレクターからの転職相談もちょくちょく受けています。

最近の番組ディレクターからの相談ではこのような方がいました。

◎某局で10年間情報番組を制作しているディレクター(32才)
「違う局で番組を制作してみたい」

◎最近結婚したディレクター(30歳)
「ワークライフバランスを重視した働き方がしたい」

◎ディレクターになれないチーフAD(28歳)
「上が詰まっていて、下もすぐに辞めてしまってディレクターになれない」

人材紹介サービス(転職エージェント)を利用した転職は当たり前になりつつある昨今、テレビ業界で働く方達も目を向ける機会が多くなりました。

一昔前は、「優秀な人材ならば仕事はいくらでも来る」「自分で動けないから他を頼る」と、人材紹介サービスを利用する経験者に対してネガティブな意見も聞くことがありました。

しかし、現在は多様な選択肢が溢れており、そんな単純な話ではなくなっているのです。

人材紹介サービスを利用するメリット

転職に際して不安を抱えている未経験者と同じくらい、経験を積んだ番組ディレクターも人材紹介サービスを利用すべきかと思います。

なぜなら経験を積んできたからこそ選択肢が広がり、次のステップに移行するための参考になるはずだからです。

番組ディレクターが人材紹介サービスを利用するメリット

■これまでの人脈以外の新しい出会いがある
■テレビ番組の制作だけではない幅広い選択肢を知ることが出来る
■しがらみから脱却することが出来る
■給与や労働条件などを改善する機会になる
■キャリアの棚卸しが出来て、自身の課題に気付くきっかけになる
■転職市場の状況を知り、自身の価値を知ることが出来る

ディレクターによって相談内容は異なりますが、人材紹介サービスを利用することで自分でも思ってもみなかった可能性に気が付いたり、目標が出来ることがあります。

企業に求められる番組ディレクター

ただ単に、条件を上げたいだけの番組ディレクターに対して、企業側はよくこのようなお話をされます。

「仕事を持ってきてくれるなら良いんだけどね」

営業的な役割も果たす番組ディレクターであれば、それなりの対価を支払う価値があるということです。

しかし、何も企業はそんなことばかりを求めているわけではありません。

下記のような人物像の番組ディレクターを企業は求めています。

■プレイングマネジャーである
→現場の「プレーヤー」として、部下の育成や指導も行う「マネジャー」役割を共に担ってもらいたい。

■何かに精通している
→「〇〇を知り尽くしている」「〇〇なら負けない」など、得意分野を持ち、任せられるスキルを持っている。

■新しいことに敏感
→テレビ以外のコンテンツや流行に敏感で、新しいことへの探究心やチャレンジに積極的。

■コミュニケーション能力が高い
→新たな会社や環境で人を引っ張っていくコミュ力の高さは必須。

■20代後半~30代前半
→空白が目立つ年齢層であり、給与規定なども無理なく当てはめる事ができる。

転職しないという選択

人材紹介サービスを利用することで課題が見付かったり、今の仕事や環境に改めて適性ややりがいを感じる番組ディレクターもいます。

また、希望する転職条件に満たさないという結論に至る方もいます。

年収を下げてまでやりたいことがあれば別ですが、経験を積んだ番組ディレクターが条件を下げるのは勇気のいることです。

トータルで考えて、転職を見送る番組ディレクターも珍しくはありません。

人材紹介サービス(転職エージェント)は、転職を進める場所ではありません。

あくまでも、転職を考える方達の希望やキャリアを活かせる道を探すお手伝いをしています。

先日キャリアトレインの転職サポート面談にいらした番組ディレクターは、「どんな感じかなぁと思って・・・」みたいな感じでご応募頂きました。

そんな感じでまったく問題ありません。お気軽にお問い合わせください!

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≪石川かおり≫

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