【平均2.2回】面接回数が多いほどチャンス!?

2018年6月11日

面接

キャリアトレインと同じ人材紹介会社の方と話す機会があったのですが、どこも状況は同じだなぁと感じました。

ほとんど同じようなボヤキになる、ということなのですが、その中で「あるある~!」と一番盛り上がったのは、、、

「大手企業ほど採用が決まらない」

求職者(登録者)を大手企業にエントリーしても、なかなか決まらないあるあるです。

大手企業ならではの4つの“多い”が原因です。

・高待遇で福利厚生が多い
・志望者が多い
・求めるスキルや条件が多い
・面接回数が多い

面接回数が多いからと言って大きい企業ということではありませんが、採用に関わる人員に余裕がある企業と言えるかも知れません。

社長面接1回で即決という企業もあれば、2~3回も面接設定がある企業があります。

これまでに聞いた最多面接回数は5回という企業もありました。

何度も面接があればその分時間もかかります。

現職中の方は、何度も会社を抜けて面接にいかなければなりません。

それでも順調に2~3次と来て、最終面接でNG!なんてこともあります。

応募者にとってはかなりのダメージです。

人材紹介会社としても、、、かなり痛っ!

面接のパターン

企業によって面接回数の考え方は異なりますが、段階によって面接官の役割も異なります。

キャリアトレインでは、これまでに下記のような面接パターンの企業を見てきました。

①1発勝負
面接1回 人事担当者または部署責任者または社長

②よくあるパターン
1次面接 人事担当者または部署責任者
2次面接 社長

③大手王道
1次面接 人事担当者
2次面接 部署責任者
3次面接 社長

④最後は条件確認
1次面接 部署責任者
2次面接 社長
3次面接 人事担当者(雇用条件説明がメイン)

⑤いきなり社長
1次面接 社長
2次面接 人事担当者または部署責任者

この他に、社長面接(最終)の前に役員(役員レベル)があったり、社歴の浅い社員レベルが登場する企業もありました。

面接官の視点

上記のように、様々なポジションの面接官が登場するには理由があります。

立場の違いによって選考の視点が異なるのです。

■人事担当者
⇒応募者の社会性や一般的な常識力を見る。給与などの希望確認も重要。

■部署責任者
⇒実際に仕事を任せられるかどうか、スキルを中心に見る。

■社員レベル
⇒一緒に働きたいと思えるか、職場に馴染むかどうかを見る。

■役員
⇒会社にとって役立つ人材か、将来が期待出来るかを見る。

■社長
⇒入社意欲の確認。

面接官によって、応募者側も質問する内容を変えてみるのも良い手です。

それぞれの立場によって得られる情報は異なるはず。

面接回数が多いメリット

面接は企業側ばかりがジャッジする場ではありません。

応募者も数回の面接を重ねるうちに、社風や会社の情報を聞くことが出来ます。

ただ、面接があるから行くのではなく、有意義な時間にすることは可能です。

・働いている社員の印象は?
・仕事のやりがいや魅力は?
・業務内容詳細を確認
・雇用条件(実際の働き方)は?
・入社後のキャリアプランは?
・社員レベル、会社としての課題は?
・入社後に求められることは?
・研修や教育方針は?

質問されるばかりでなく、応募者も積極的に情報を取りにいくのは大切です。

面接が数回あるならば、そのチャンスも数回あるということです。

≪石川かおり≫

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