【2019年卒】会社選びで重視していること

2018年6月4日

人間関係

Q.「2019年卒就活生の会社選びにおいて重視していること」

1位 事業内容 (18.2%)
2位 社風   (16.6%)
3位 業務内容 (12.6%)
4位 社員の人柄(12.4%)
5位 勤務地  (10.6%)
6位 福利厚生 (8.8%)

新卒紹介事業を行うDYM調べ

注目は、4位 社員の人柄(12.4%)

別のアンケート調査でも、2位に「社員の雰囲気」がランクインされていました。

給与や福利厚生などの条件よりも、そこで働く「社員」が会社選びのポイントになるというわけです。

大手企業6月選考解禁

日本経済団体連合の定める「採用選考に関する方針」により、6月1日に大手企業の採用が解禁されました。

5月1日時点での大学生の就職内定率は42.7%(昨年35.1%)

リクルートキャリア調べ

とは言え、90%近くの学生がまだ就活を継続している状況です。

大手志向が鮮明になる中、6月解禁を待っていた就活生は多いようです。

しかし、大手企業こそ社員数が多すぎて、ごく一部の社員から雰囲気を感じ取るしかありません。

それでは、例えば100人以下の企業だったら社員全員の顔が見えるのかというと、それも難しいものです。

社員重視で入社したのに

どんな人が働いているのかを特に気にして、会社を選んだ新卒・中途の皆さんがいます。

ただ、重視したはずの「社員」がネックになり退職することになったのです。

■2ヶ月で退職
この4月に新卒で番組制作会社に入社したIさんは、何よりも職場の雰囲気やどういう先輩達がいるのかを気にして入社を決めました。“人事担当者に聞く限り”では、安心して入社したのですが、、、
配属された番組のディレクターと先輩ADが、Iさん曰く「嫌な感じ」で、同期入社5名中3名がこの先輩達に“辞めさせられた”と言うのです。

■社外の人間関係
芸能プロダクションにマネージャーとして入社したTさん(25歳)。入社前に社内見学をさせてもらったり、社員の皆さんと交流をしてから入社した経緯があります。職場の雰囲気も良く、社員の皆さんも優しくて安心したのですが、、、
マネージャーとして社外の方と仕事をすることはもちろんあるのですが、ある企業の担当者と馬が合わず(いじめられた)、Tさんはすっかり仕事が嫌になってしまったのです。

このように、意識して入社したにもかかわらず、「人」(人間関係)につまずいて退職に至るケースはかなり多くなっています。

そりゃ、全員の社員がどうのこうのなんて、入社前にわかるはずもないので、思い通りの人間関係が築けるのはもはや「運」次第かも知れません。

マスコミ・エンタメ業界の会社選び

「会社選びにおいて重視すること」を調査した、また別のアンケート結果では、、、、

1位 自分のやりたい仕事(職種)ができる会社(38.1%)

まさにこれこそ本当に重視すべきことではないでしょうか。

特に、マスコミ・エンタメ業界のクリエイティブ職では、一緒に働く人なんて本当は二の次で、自分が何をしたいのかが一番大事。

ものづくりであったり、叶えたい夢や目標があるならば、目の前の嫌なヤツなんて見ていちゃいけない気がします。

せっかくやりたいことがあって入ってきたのに、もったいない!

一緒に働く人は大事。

でも人になんか期待しないで、“自分がどうしたいのか”を冷静に考えられると良いかと思います。

≪石川かおり≫

PAGE TOP