【マスコミ・エンタメ業界】20代半ばの転職で考えること

2018年2月21日

女性の働き方

~2017年下半期の転職者の平均年齢は32.1歳~

売り手市場の昨今、転職年齢も上がってきているようですが、キャリアトレイン転職サポートを利用される求職者の一番多い年齢層は20代半ば(広くみて23歳~27歳)となっています。

まったく違う業界からマスコミ・エンタメ業界を目指す方、マスコミ・エンタメ業界で働いていて転職を考える方、事情や状況は色々です。

20代半ばと言えば、一般的には大卒で社会に出て2~3年の方を第二新卒と呼び、新卒採用で予定数に達しなかった企業や、若手の早期退職が多い業界は狙い撃ちする世代です。

求職者にとっては、社会や仕事に慣れてきて、「自分が本当にやりたいこと」がだんだんとわかってくる年頃です。

また、新卒の時に考えていた業界や仕事へ“リベンジ”や“再チャレンジ”したいと思う方もいるのではないでしょうか。

キャリアトレイン転職サポートを利用される方の男女比はそれほど差はないのですが、どちらかというと女性の方が多いです。

男女問わずチャンスが多い20代半ばだからこそ、思い切って好きなことに挑戦出来るのですが、女性には男性と違う視点で一緒に考えてもらいこともあります。

30代を見据えて転職

「やってみたい!」「好きなことに挑戦してみたい!」

大いに結構かと思います。

転職理由として決して間違いではないのですが、20代半ば以降の転職はその先の30代を見据えて動く必要があります。

なぜなら、30歳を過ぎてまた新たなことに挑戦するのは、思いのほか難しいものです。

選択する業界や職種にもよりますが、マスコミ・エンタメ業界では、未経験に近い方が30歳過ぎて挑戦出来るポジションは相当少なくなります。

20代で下積みから始めて、力を蓄えてきたことを発揮していくのが30代以上となり、教えてあげる年代ではないとみなされるのです。

だからこそ、転職する際には、自分がこれから何をしたいのかをハッキリとさせるべきなのです。

目標はないけどやってみたいという、フワッとした転職は早いうちに自分の首を絞めることになりかねません。

転職回数で合否を左右

20代がいくらチャレンジ出来る年代だとしても、転職を重ね過ぎるとだんだんと採用への道が狭くなってきます。

企業によっては、20代で2社以上の転職回数がある方は書類選考NGとするところも。

「やってみなければわからない」

その気持ちもわかりますが、合わなかったからと言って早々に辞めてしまう転職は求職者の為になりません。

若手社員の早期退職は、「我慢が足りないのではなく、想像力が欠けている」と言われています。

新たな仕事に挑戦する前に、例えばキャリアトレインのような転職エージェントを利用するなり、ちゃんと調べてから自分が働く姿を想像することをおススメします。

女性の働き方

女性の働き方が多様化する現代で、「結婚・出産を見据えて転職せよ!」なんていうのはかなりアナログだと思います。

ただ、女性にとって生活が一変するようなことが若いうちに起こり得るのは、やはり結婚や出産のタイミングとなります。

キャリアトレインの転職サポートを利用された女性の皆さんは、ほぼ全員が「結婚・出産しても働き続けたい」とおっしゃいます。

しかし、会社の制度として整っていなければ気持ちがあっても難しくなってしまいます。

制度はもちろんあるはずですが、「雰囲気的に」とか「産休育休実績はあるのか?」など。

転職先を選ぶ際に、ポイントとするべきところではあります。

20代半ばの方にそんなことを言ってもピンとこないでしょうが、20代に頑張って働いてきて、30代になってちょっと休んだら戻る場所がないなんて寂しいじゃないですか。

現実にそのような女性ディレクターやプロデューサーなどをたくさん見てきました。。。

転職は動かなくては始まらない

「目標を持って」とか「想像力を持って」など、色々書きましたが、その為には一人でじっと考えていても世界が狭すぎます。

転職相談や、業界について知りたいという方からのメールは本当によくいただきますが、この方達がすぐに企業の選考を受けるのかというとそうでもありません。

1年がかりでやり取りして、やっと具体的に動き出した方もいます。

20代半ばの転職は、その場限りの希望が叶えば良いというものではないことはわかっていただけたと思いますので、将来の為にどう動けば良いのかを調ることから始めてもらいたいと思います。

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≪石川かおり≫

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