盲点!?面接での「スメルハラスメント」に要注意!
スメルハラスメントと言ったら大袈裟ですが、「ニオイ」が原因で採用不合格になってしまった方がいます。
※スメルハラスメント・・・体臭や口臭など臭いによって周囲に不快感を与えること
芸能マネージャー志望のJ君(25歳)はある芸能プロダクションの選考を順調に進めていました。
1次面接と2次面接が行われた場所は、比較的大きな会議室でした。
最終面接は社長で、社長室で行われました。
社長室は意外に狭く、社長との距離も2メートルないくらいでした。
人が発する「ニオイ」がバンバン伝わる距離です。
最終まで評価は上々だったJ君には、良い結果を期待していたのですが・・・。
結果は「不採用」
これまで評価してくれていた人事の方も言いにくそうにしていました。
なんと理由は「タバコ臭いから」だったのです。
J君はタバコを吸う方で、私も初対面の時にやや気になった覚えがあります。
面接前にわざわざ「タバコの臭いに気をつけてくださいね」と言うレベルではなかったと思うのですが・・・。
J君が受けた芸能プロダクションの社長は女性で、ご本人がタバコを吸わないこともあり、ニオイだけでも気になる方だったのです。
こちらの社長に限らず、吸わない方とっては少しのニオイでも気になるものです。
普段でも気をつけて欲しい「タバコのニオイ」ですが、面接では特に要注意です。
しかも芸能マネージャーという職業がまずかった・・・。
車での送迎も含め、タレントさんと行動を共にする職業なので「マネージャーが臭い」なんてありえません。
マネージャーでなくても社会人が仕事中に「タバコ臭い」なんてNGです。
「タバコ臭」だけではありません。
香水や整髪料など、「ニオイ」を発するものを使用する時は加減が必要です。
昨年でしたか、香りが強い柔軟剤が流行りました。
その頃、「スメルハラスメント」なんて言葉も言われましたが、自分にとっては良い香りでも、他人にとってはキツイニオイであることもあります。
また、自分自身のニオイはよくわからないものですよね。
少し気をつければ問題なかったはずのJ君のようにならない為にも、身だしなみの一つとして注意してみてください。
《石川かおり》