1名採用するのに求人広告費40万円!?いつまで続く?『超売り手市場』
「人材採用コストをどのくらいかけたのか?」
2014年に中途採用を行った企業に対しての調査結果が発表されました。
※大手採用コンサルティング会社調べ
『超売り手市場』だった今年、積極的な採用活動を行った企業のうち7割は人材不足感を感じているそうです。
量も大切ですが、質も大切。
優秀な人材を確保する為に、採用コストを上げざるを得なかった企業が大半だったそうです。
金額にすると・・・
☆求人広告に掛けたコストは平均353万円/年ほど!
☆人材紹介に掛けたコストは平均382万円/年ほど!
1人あたりの求人広告費にすると平均40万円だったそうです。
「クリエイティブ関連職」を見ると平均39.83万円/1人!
全体の平均って感じですね。
最も高い職種は「メカトロ関連技術職」64万3,900円/1人!?
採用しづらい業界・職種は明らかに採用コストはかさむようです。
お金を掛けたからと言って、採用が成功するとは限らず、人材不足感からの脱出は各社目処が立ちません。
売り手市場とブログに書くたびに思うのですが、2008年9月リーマンショック(世界同時不況)前のほんの少しだけ味わった好景気を覚えていますか?
『いざなみ景気』なんて言われていました。
正規雇用の有効求人倍率0.94
新卒・中途共に就職率が回復した時期がありました。
私はすでに今と同じ人材業に就いていたので、ガッツリと体感した覚えがあります。
この景気回復期間は、2002年1月を底に2008年2月までの約6年間と言われています。
その後に始まった景気後退は皆さんご存知のことと思います。
『売り手市場』から一気に『買い手市場』になる様を、私はダイレクトに響く採用の現場で味わうことになりました。
何が言いたいのかと言うと、今の『超売り手市場』はいつまで続くやらです。
今は就職・転職を考えている皆さんにとって最大のチャンスであることを、もう少し意識してみてもよいのではないでしょうか?
むやみな転職は絶対にオススメしませんが、やりたいことや興味のあることがあれば動いてみる。
求職者にとって余裕がある時期は、自分の可能性を広げる時期でもあると思います。
《石川かおり》