スーツは・・・かろうじてOK!さて、メイクは?ヘアスタイルは?大丈夫???
学生時代の就職活動も社会人の転職活動も、基本はスーツで臨みます。
マスコミ業界では・・・特にテレビ業界になると『私服面接』を行う会社もあります。
求職者の個性を服装で図ることも出来ますし、仕事でスーツを着ることは滅多にないので、最初から堅苦しくしない会社も多々あります。
ただ、特に私服指定がない限り、やはり面接はスーツが基本です。
だからこそ企業側から「スーツで来てください。」という指定はもちろんありません。
スーツが当たり前だからです。
まぁまぁ、ここまでは皆さん常識の範囲かと思います。
さて、問題は「スーツを着用したからオールOK!」ではないのです。
スーツに合う・・・
◎髪型
◎メイク
◎鞄
◎靴
トータルで確認しなければなりません。
新卒は就活ホヤホヤなのでほとんどの方が大丈夫なのですが、中途の転職活動となると就活の基本を忘れてしまっている方が目に付きます。
スーツはともかく、普段通りの派手なメイクで望む女性求職者。
スッキリしないヘアスタイルでヒゲを生やしたままの男性求職者。
スーツにリュック。
飾りのついたおしゃれ靴。
スーツだからこそのチグハグはNGポイントを知らせているようなものです。
先日、ある大手番組制作会社の面接に臨んだアシスタントプロデューサー(29歳)の女性がいました。
APとしての実績も確かで、人物的にも申し分のない方です。
ところが面接後、人事担当者からもらった評価に愕然としました。
「身だしなみがなっていません。面接以前の問題です。」
これは完全に人材紹介会社に対しても“ お叱り”です。
確かに、やや個性的なファッションセンスを持つ女性ではありますが、「面接では抑えてくれるだろう」と勝手に思っていました。
かろうじてスーツは着用してくれたようですが、メイクやヘアスタイルは普段のままでした。
そこまで言わなくてはダメだったのです・・・。
中身がしっかりしていても、外見ではなっからNGをくらってしまう場合もあるのです。
もったいない!!!
《石川かおり》