気付けばマスコミ業界も『未経験OK』『正社員』にシフト中!?過熱する人材獲得競争!
先週末に5月の有効求人倍率が発表されましたが、前月より0.01ポイント上昇し、1.09倍のバブル崩壊以降で最高だそうです。
※倍率が1を上回っていれば、少なくとも求職者1人に1つ以上の求人があるということ。
正社員だけの有効求人倍率を見ると、2004年11月の公表開始以来、最も高い0.67倍(前月比0.02ポイント増)とのこと。
完全失業率(季節調整値)は3.5%で前月よりも低下しました。
まだまだ高水準は続くと予想されていますが、求人数と反比例して人材不足は深刻さを増しています。
ニュースで連日取り上げられているので、皆さんご存知かと思いますが、各社人材の取り込みに必死です。
よく話題になるのはユニクロ等のアパレル業界やスターバックスやすき家等の飲食業界。
店舗を多く持つ人気店ほど人材なくしては営業出来ません。
そして各社こぞって、派遣やアルバイト、契約社員から正社員化を実施し、人材確保にあたっています。
ある大手人材派遣会社では、未経験者を研修で育成して各種技術者を育てています。
もはや、『未経験で正社員』が当たり前になりつつあるのかも知れません。
キャリアトレインの成約状況を見ても、『未経験OK』『正社員』の企業ばかりが採用を成功させています。
なめ腐った売り手市場には嫌悪感を覚えますが、そうではなく、やる気溢れる未経験者にとっては選択肢がたくさんある状態になっています。
マスコミ業界はまだまだ『契約社員』や『派遣社員』が目立ちますが、今年に入ってから各社正社員化の動きは確実に出てきました。
先日、ある大手番組制作会社が『契約社員』から『正社員』へのガイドラインを策定しました。
これによりほとんどの『契約社員』が『正社員』になる予定です。
数年前には『正社員』はプロパーしかなれないと言い張っていた企業です。
企業の考え方もどんどん変わってきています。
あとは、企業が条件を緩和することによる、社員の質の低下に繋がらないことを祈るばかりです。
≪石川かおり≫