必須項目は入力完了、さあ、エントリー!・・・ちょっと待って!これ、アピールポイントは一体どこに??

2014年6月16日

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今や求人への応募はWEBエントリーがすっかり定着しています。
しかし、応募が手軽になった分、ややいい加減さの目立つエントリーも増えてきました。

企業の採用担当者からもたびたび不満を耳にします。

「職歴が1社分しか入力されてないんです。しかも短期間。それまで(それ以降)いったい何をしてきた人なのかなって・・」

通常、入力必須となっているのは「最終職歴」のみであることが多く、確かに若い人や1社で長く勤めてきた人にとっては、ここだけ入力すれば済む話なのです。
しかし、実際には2社、3社と複数の職歴があるにも関わらず、1社分の職歴しか入力しない人が多いようです。
紙の履歴書だったらこうはならないはずなのですが・・

「よく分からない経歴だから取り合えず会って話を聞いてみようかな」
となればいいのですが、
「長い間無職だったのかな」
「書けないような経歴なのかな」
「アピールする気がないのはうちへの志望度が低いから?」
と判断され、次のステップへ進めないことも実際には多いのです。

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また「自己PR」や「趣味・特技」の入力欄も同様です。
例えば「自己PR」。入力必須となっていても、

「宜しくお願いします」

の一言。・・・これでは取り合えず入力した感が否めませんよね。

「趣味・特技」に至っては入力必須となっていない場合、空欄でエントリーを進めてしまう人も多いようです。

何を書いていいのか分からずに、下手に変なことを書くよりは空けておいた方がまだ・・と言う判断のようです。
分からないでもないですが、ここ、絶好のアピールチャンスなんです。

何も書かなければプラスはなくてもマイナスになることもない、と言う考えは間違い。
何も書かなければむしろマイナスです。

もちろん書く内容によってはマイナスに働く可能性もありますが、何かしら書いてあることで、その応募者の人物像に想像をめぐらすのが採用担当者です。
ひょっとすると採用担当者と趣味が合って興味を持たれた、なんてラッキーが生まれるかも!

rirekishozaichu

WEBエントリーのシステムはここ十数年で急激に発展しました。
しかし今の30歳代以降は、手書きの履歴書をせっせと郵送していた時代を多かれ少なかれ経験しています。
多くの企業の採用担当者はこの年代にあてはまります。
彼らからすると「昔は一生懸命履歴書を書いたよな・・」と言う思いもあるのでしょう。

写真もない、筆跡も分からないWEBエントリーでは、確かに人物像が伝わりにくいのかも知れません。
が、しかし!!その分中身の重要性が昔以上に問われます。
まだまだいい加減なWEBエントリーが多い中、ぜひ熱の感じられるWEBエントリーを心掛けてください!

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