【実録!内定者シリーズ】第18回:10社目の正直!?卒業後2ヵ月でも大手テレビ番組制作会社に就職出来た14年新卒
ほっ。。。
今年3月に都内4年制大学を卒業したKさん(22歳/女性)
長い長い長い就職活動を終え、今週テレビ業界にデビューを果たしました。
Kさんは「テレビ番組制作がしたい」と子供の頃から思っており、就活は番組制作会社1本で動いていました。
他の新卒生と同じように就活解禁日から動き始め、面接にトライしたり、会社説明会にも積極的に通い続けていました。
何社か最終面接まで行ったものの、結局は不採用の連続。
最後に受けた会社の不採用が確定した時は、すでに4年生の11月になっていました。
新卒定期採用を行っている番組制作会社のほとんどが秋採用も終えていました。
そんなKさんがキャリアトレインの就職サポート面談に訪れたのが12月の後半。
内定を得ないまま年が明けることへの不安でいっぱいでした。
サポート面談でのKさんの第一印象は「おとなしい」に尽きました。
この印象がこれまでの就活で影響を及ぼしていたことは明らかでした。
しかも就職への不安なのか、悲壮感さえ漂っていました。
ところが、Kさんと話すうちに、決しておとなしいだけの女性ではないことがわかりました。
テレビ業界の研究もきちんとしていて、受身ではなく自分から情報を得ようという姿勢がバシバシ伝わります。
時折見せる笑顔もとても可愛らしく、(面接では真面目な顔を貫いていたらしい)
あからさまな元気はないものの、口調や言葉使いも丁寧で、好感の持てる新卒生であることは間違いなかったのです。
ただ、例えば集団面接で、隣に元気な学生がいたら落差が大きいのも間違いありません。
「印象だけではなく、Kさんの想いに耳を傾けてくれる会社は必ずあるはず!」と私は信じていました。
年明けから早速番組制作会社へのエントリーを開始しました。
1社目 不採用
2社目 不採用
3社目 不採用
4社目・・・不採用・・・。
懸念していたものの、どの企業も同じ感想。
「おとなしいねぇ」
3社目の企業にはこうまで言われてしまいました。
「テレビ業界には向いていないかも」
面接の出だしがどうしてもうまくいかない。
最初の1発目に元気な印象を与えれば、良い流れになるはずなのに!
何度も面接対策を重ね、Kさん改造計画を進めていきました。
成果は徐々に出始めていたものの、他の候補者が採用になったり、なかなかうまくいきません。
8社目の不採用を受けた時には、いよいよKさんのモチベーションが心配になりました。
ところが、私の心配は杞憂に終わりました。
俄然やる気を見せてくれ、逆に元気な印象に変わっていったのです。
こうなったら私も意地です。
Kさんに合う会社を探して探して探して・・・!
10社目でやっと内定をゲットすることが出来たのです(感涙)
しかもこれまで受けてきた企業の中で最も条件も良く、業界では大手と言われるところでした。
長かった・・・1月から二人三脚で始めて5月に内定・・・。
Kさんのご両親も安心してくれたそうです。
それを聞いて本当に嬉しくなりました。
頑張ろうKさん!大変なのはこれからですよね!
≪石川かおり≫