×『就社』○『就職』！？内定倍率1000倍の企業しか受けない間違いだらけの就活

2013年11月6日

フジテレビジョン　倍率809倍（内定者数21人）
エイベックス　　　倍率500倍（内定者数20人）

ニッポン放送　　　倍率1924倍（内定者数1人）！？

上記は2012年新卒内定倍率ランキングTOP10入りしたマスコミ系企業です。
※週刊東洋経済調べ

とんでもない倍率と驚くべき極少内定者。

しかも内定者は東大、慶大、早大、一橋・・・。
日本のTOP大学ばかりが並びます。
マスコミ系企業を受ける新卒は、

「とりあえず受ける」

テレビ局・ラジオ局・大手エンタメ企業。

マスコミ内定をあおる広告では「倍率1000倍で勝つ為の・・・」みたいな物もあります。
何年か前の某テレビ局では何と倍率7000倍だった！なんて・・・。
真偽の程はともかく、それほど狭き門だと言うことはわかります。

毎年、夏の終わり頃から、
キャリアトレインにも来春卒業予定者（新卒）からの、
就職サポートの応募が増えていきます。

就職サポート面談で、受けている会社名を伺うと、
だいたい出てくる会社は決まっています。

都内テレビ局の〇〇

大手芸能プロダクションの〇〇

大手番組制作会社の〇〇

全部合わせても10社いくかいかないかしか受けていません。

某大手番組制作会社ではエントリーだけで1万人を超えるようです。

エントリーシート（書類選考）で2千人に減り、
一次面接で1千人くらいになり、
内定者は30人くらい。

こんな倍率の会社を数社受けたくらいで、
「就職出来ないかも・・・」
と不安に思っている新卒もいます。

大手・有名・人気企業を数社受けただけで『就活した気』になってしまうのです。

燃え尽きるのが早すぎます！

番組制作会社言えば、番組制作会社は全国で推定1,200 社もあります。
（平成19年総務省調査放送番組制作業（放送番組及びコマーシャルの制作を行う業)

一般社団法人全日本テレビ番組製作社連盟という団体に加盟しているのは、約120社。

新卒採用や求人活動を行っている会社となると、都内で400社くらいになるのです。

確かに、中小企業と大手の差はあります。
待遇やチャンスの大きさ・早さには違いを感じざるを得ません。

テレビ局の局員ならば、アシスタント時代もそこそこ、
あっという間に上の立場になるという現実はありますが、
テレビ局社員は異動がつきものです。
番組制作をやりたくてテレビ局に入っても、まったく別部署へ異動もあります。

先日面談した新卒の男性は、
「ずっと番組制作がしたい」からテレビ局は受けていないそうです。
番組制作会社1本で就活中です。
目的意識もハッキリした優秀な新卒なので、
大手番組制作会社も受かると思います。
キャリアトレインには情報収集と可能性を広げる為に来社しました。

この方のように、自分が何をしたいのかをハッキリさせた上で、
動いた方が就活にも良い影響が出るのではないでしょうか。

『就社ではなく、就職』

やみくもに大手を受けて落ち込む前に、考えてみてはいかがでしょうか？