「土曜日もお休みを希望しておりますので、
今回ご紹介頂いた求人は難しそうです。申し訳ございません。」

これはテレビ番組のデスク希望の女性からの返信メール。

ある大手番組制作会社の番組デスクの求人が発生したので、
その情報をお送りしたのですが、
休日条件が『日曜、祝日』という求人でした。

番組デスクは番組制作のお仕事ではありますが、
アシスタントディレクター(AD)やディレクターなどのポジションとは違い、
デスクワーク(事務)の業務を主に任せられます。
よって、比較的きちんとお休みが取れるのですが、
会社によっては週休2日とはいかないところもあります。

はてさて、では上記のメールをくれた女性には困ったものかというと、
まったくそんなことはありません。

むしろ、このように希望条件をハッキリと伝えてくれること程、助かることはないのです。

アシスタントディレクター(AD)希望者が週休2日は絶対と言われてしまうと、
職種の特性的に難しいので、希望自体を考え直してもらう必要がありますが、
番組デスクなら決して無理なお話しではありません。

希望条件に合った求人を案内すれば良いのですから、
人材紹介会社にとっては大助かりです。
一番困るのは、いくら求人を案内しても完全スルーの求職者です。

人材紹介会社は正社員・契約社員の求人を紹介する会社です。

人材派遣会社と違い、求人を数打ちゃ当たる形式で、
どんどん求職者に紹介して当てはめていくものではありません。

そういった人材紹介会社もあるかも知れませんが、キャリアトレインは違います。
一人一人の希望・適性を見極め、丁寧に求人を紹介しています。
退職率が決して低いとは言えないマスコミ業界に特化している為でもあります。

だからこそこれはと思う求人を求職者に案内するのですが、
何も反応して頂けないと、何が違うのかわからないままになってしまうので、
求人案内のしようがなくなってしまうのです。

キャリアトレインの就職・転職サポートに登録してから時間が経ってしまった求職者もいます。
そのような方達はすでに新たなお仕事を始められているのかも知れません。

色々な事情があって求人は欲していないという方もいるかと思いますが、
まさに就活・転活中の方は求人を通して接点を持って行きたいと思っています。
仕事を探す上で大事なポイント上位に来るのは、

【フィッティング(試着)】です。

『こんな会社に入社した』とバーチャルにイメージするのです。

・土日休み
・残業は1日1時間程度
・子供を産んでも働ける
・月給が5万円上がった
・転勤はない
・少数精鋭で裁量の幅が広くやりがいがある
・大きなプロジェクトに関われる

入社後のイメージはつまり希望条件なのです。

イメージして、そんな会社はなかなか見付からないというのであれば、
譲れる条件、譲れない条件を整理するのです。

合わない服、すなわち合わない会社を選ぶ前に、自分の希望条件を整理しましょう。

せっかく人材紹介会社を利用するのならば、
じゃんじゃん希望を伝えちゃえばよいのです。
相談しているうちに“気付き”もあるかと思います。
間違った方向性に囚われて転職がうまくいかない方もいました。
転職の道先案内人にここは一つお任せあれ!