さて問題です。就職活動でもっとも重要なのは? A:業界研究 B:企業研究 C:職種研究
正解は、“全て重要”です。
何だよっ(怒)!と思われた方、すみません。
ただ、人によってはどこに重きを置くのか、はたまたどれから始めるべきなのか、実はこれがけっこう重要なのです。
ここからは特にマスコミ業界における就職活動についてのお話です。
マスコミ業界未経験者にとって、もっとも重要なのは“職種研究”だと考えています。
職種研究とはつまり、その仕事の中身についてもっともっと理解を深めると言う事です。
キャリアトレインの応募者は、当然ながら大半がマスコミ業界希望者です。
その中でもいわゆる“業界経験者”にとっては、業界研究も職種研究もそれほど重要度は高くありません。
これらは実務経験を通じて理解が出来ていたり、感覚として身に付いているためです。
彼らにとってはその経験を持って「どの会社に入るか」と言う点が重要なのです。
一方で未経験者にとっては、
・どう言った職種を希望するのか
・その職種は一体どんな仕事をするのか
・その仕事は本当に自分の希望する内容なのか
・その仕事内容は自分の生き方と合っているのか
・5年後、10年後、その職種は自分にとってどのようなキャリアとなっているのか
こう言った内容がしっかりと定まっている事が非常に重要です。
マスコミ業界で働きたい
テレビ関係の仕事に就きたい
ADか芸能マネージャーになりたい
とっかかりとしてはこのような動機もアリだと思いますが、この状態はまだまだ具体的なお仕事にエントリー出来る段階ではありません。
職種研究がしっかりと出来ていなければ、志望動機もぼんやりとした内容になってしまいます。
また、まだマスコミ業界に対してなんとなく興味を持っているだけ、と言う事であれば、もちろん“業界研究”も必須です。
特にやりたい事が見つからず、何か好きな事を仕事にしたいと考えた結果、身近にある“テレビ”を選択する方も少なくありませんが、これはあまり積極的な職業選択とは言えません。
さまざまなイメージがあるマスコミ業界ですが、やはり単なる興味本意ではなかなか続けていく事は難しいのです。
マスコミ業界だけでなく、他業界も知った上でマスコミ業界に魅力を感じる事が出来たなら、もっと自信を持って就職活動に取り組んで頂けると思います。
テレビ局を受ける
話は少しそれますが、毎年「テレビ関係の仕事がしたい」と言って地上波キー局と言われるテレビ局を受けまくり、全滅して落ち込んでいる学生を見かけます。
ただ、そう言う学生に限って実はあまり目標が定まっていなかったりもします。
テレビ局の採用倍率は数百倍から1,000倍超などと言われます。
これらの高倍率を突破できるだけの、それなりの確固たる自信や高い目標があったなら落ち込んでしまうのもやむを得ないかも知れません。
しかし、よくよく聞けば何がしたいと言う以上に単に「テレビ局で働きたい」とか「局の高待遇に惹かれて」と言う程度の話だったりもするのです。
建前はともかく、それらが本当の理由だとすればまずテレビ局の選考を通過する事は出来ないでしょう。
制作会社を受ける
テレビ番組の多くは、制作会社と言われる数多くの企業がその制作を手掛けています。
制作会社は会社によって数人から数百人規模のスタッフで構成され、多くが自分たちの得意とする制作ジャンルを持っています。
テレビ局と比較すれば待遇は落ちますが、最近は若年層の業界離れを受け少しでも待遇を改善しようと努力している企業も増えています。
マスコミ業界は経験がモノを言う業界です。
始めから第1希望の会社に採用される事は難しくても、経験者となれば話はだいぶ変わってきます。
未経験者→→→自分のキャリアにつながる経験を積める環境を選ぶ
経験者→→→積んだ経験を武器に、より希望に近い会社 or 自分を高く評価してくれる会社を選ぶ
マスコミ業界の就職活動・転職活動は、自分の立ち位置により方法が大きく異なります。
ご興味のある方はぜひ一度ご相談ください。
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