転職先で嫌われる5つの理由!新たな職場でうまくいく秘訣とは
転職者を受け入れる側に問題があることはよくありますが、転職者の問題で転職先での「人間関係」がうまく築けないこともあります。
転職先で嫌われてしまう人は、残念ながらどこにでもいます。
受け入れる側と転職者側のどっちが悪いとは言えないこともありますが、せっかく入った会社でいきなりつまずいてしまうのは誰も望んでいないことです。
随分昔になりますが、キャリアトレインの転職サポート経由でポストプロダクションに編集アシスタントとして入社した女性がいたのですが、入社日当日に企業から「あの子は無理」と言われて入社を見送るという事態になってしまったことがあります。
本当はこんなことは許されないのですが、本人の希望もあり、入社はなかったことになりました。
きちんと面接をして採用したくせに、「無理」とは何だ!と私は企業に対して怒り狂った記憶があります。
入社初日で決めつけるのが早すぎますし、指導や教育もしていないうちからそんな判断をするなんて信じられません。
しかも理由は、、、
「挨拶ができない」
本人に聞くとそんなことはなく、少し声が小さいので誤解があったのかと思われます。
例え、挨拶がきちんとできていなかったとしても、注意すればよいことではないでしょうか?
挨拶以外には、やれ「笑顔がない」だの、「暗い」だの。
入社初日で緊張もしているだろうし、この企業は一体何を求めているのか。
このポストプロダクションとはこの一件以来、お付き合いはなくなりました。
これは極端な例とは言え、転職者の態度や行動などにより、受け入れる側に良い印象を与えることができないことはあるものです。
転職してすぐは余裕もないため、本来の良さを出せずにいる人もいるかと思います。
好かれよう好かれようと頑張り過ぎてしまうのも違いますし、仕事のパフォーマンスもいきなりは発揮できません。
どの業界・職種でも嫌われてしまうことは大体共通していることも多いのでご紹介します。
転職先で嫌われる人の特徴
社会人でなくても、アルバイト経験などでもあるかと思いますが、新しく入ってきた人に「?」と思った経験がある皆さんもいるのではないでしょうか。
各職場でやり方の違いはありますし、お互いに受け入れるまでは時間がかかるものです。
それは仕方ないとして、基本的に転職者(新しく入ってきた人)が気をつけた方がよいことはあります。
こんなことをすると、受け入れにくいと思われる可能性もあります。
①前の職場と比較する
「前の会社では○○だった」といちいち言う。
転職先のやり方を否定するような発言をする。
②プライドが高い
新たしい職場でも謙虚さがなく、マイルールを貫こうとする。
確認しない自分だけで判断してしまう。
③学ぶ姿勢が見られない
新しいものを受け入れられない。
メモを取らないのでミスが出る(また同じことを聞く)。
④人によって態度を変える
年齢が同い年や年下であっても、新たな職場では先輩です。
上司にはごまをすり、年下や女性に対して横柄。
⑤成果が出せない
即戦力に求められるのは仕事の成果です。
成果を出す自覚がないのは一番問題です。
私は受け入れる側としてこんな経験があります。
会社員時代、人事異動で一緒に働くことになった年上の社員がいたのですが、業務を教えるなかで、いちいち「効率が悪い」と言うのです。
求職者一人ひとりに合わせてサポートする人材紹介の仕事は、効率を考えたら確かに悪いことはたくさんあります。
他部署でのノウハウと新たな職場で活かそうとするのは大歓迎ですが、未経験の仕事に就いたのだから、基本的なことを受け入れてから自分のやり方を披露してほしかったと、今でも残念に思います。
無意識なのか、意識的なのかわかりませんが、新たな職場に馴染もうとせず、我ばかりを通そうとする人もいます。
転職先のルールなどを尊重したうえで、まずは「いったん受け入れる」というスタンスで臨むことが、転職先でうまくいく秘訣ではないでしょうか。
<石川かおり>