就職・転職時に知りたい会社のカラー!自分にとって働きやすい社風とは?

2023年1月16日

以前のブログで、テレビ業界(番組制作)では多様なコミュニケーション能力が求められると書きましたが、改めて一例となるお話しを聞くことができました。

某テレビ番組制作会社の面接に同席した際、AD志望の応募者がこんな逆質問をしました。

「御社のカラーはどのようなものですか?」

所属しているスタッフのタイプや会社の特徴みたいなことが知りたかったのですが、面接官の代表からはこんな回答がありました。

「色々な個性のスタッフが集まっているので、一つのカラーでは表せない」
「ただ言えるのは、社内に限らず、番組制作の仕事は色々な人と接することになるので、相手のカラーに合わせることができるようになってほしい」

相手のカラーに合わないからといって及び腰になるのではなく、柔軟に対応してほしいという意味合いですが、こういったことができるのがコミュニケーション能力の一つになります。

番組制作の仕事は本当に色々な人と接するので、それが魅力でもあり、コミュニケーション能力が足りない人にはキツイ部分もあります。

例えば・・・。

・幅広い年齢層(子供からシニアまで)
・多様な性別
・言葉が通じない外国人との会話
・言葉数が少ない人からコメントを引き出す
・乱暴な人をなだめてこちらのペースに持っていく
・社会的地位の高い人と対等に話す

例を挙げたらキリがないのですが、とにかく普段接しないような人とも仕事をする機会は必ず訪れるはずです。

自分が苦手なカラーを持つ人とのコミュニケーションも避けては通れないわけで、仕事に入る前から覚悟を持っておきたいことでもあります。

会社のカラーを知るには?

一般的に、下記のような雰囲気が会社のカラー(社風とも言う)を表しています。

〇真面目な雰囲気(堅い)
〇フランクでカジュアルな雰囲気(明るい)
〇上にものが言えない雰囲気(トップダウンや年功序列)
〇成果主義で評価が明確(競争的)
〇体育会系のノリ(精神論が強い)
〇深い人間関係がある(家族的)
〇のんびりと波風が立たない雰囲気(事なかれ主義)

あとは、やることをしっかりやれば放任主義とか、前に前に行かないと置いてかれる環境である、飲み会が多いなど、会社によって様々なカラーがあるかと思います。

ただ、会社のカラー(社風)は人それぞれに感じ方にもよるところも大きくあります。

同じ会社の社員でも、Aさんは「風通しがよくて居心地がよい」、Bさんは「上司に言っても全然意見が通らなくてやりがいを感じない」なんてこともあります。

また、社員全員が会社のカラーに染まっているわけではないので、個別にギャップを感じることもあります。

とは言え、就職・転職先を決める時は、大まかにその会社のカラーを知りたいものです。

会社のカラーに馴染めずに、早々に離職という例も多々あります。

入社前に会社のカラーを知るにはどうしたらよいでしょうか。

入社前に会社のカラーを知るには?

会社のカラー(社風)を完璧に見極めることが難しいですが、いくつかのメッセージを捉えてある程度判断することはできます。

①求人広告(求人情報)の記事から知る
②会社のホームページから知る
③会社や代表・社員が発信しているSNSから知る
④口コミサイトから知る
⑤面接で逆質問して知る
⑥人材紹介会社(転職エージェント)から知る

これらすべてをチェックするのは就職・転職活動の基本です。

⑤と⑥はセットになると効率的です。

どんな逆質問をすれば会社のカラーを知ることができるのか、人材紹介会社と一緒に考えることができます。

人(社員)はそれぞれ個性があり、一概に「○○というカラー」と言うことは難しいとお話しました。

体育会系のノリがある会社でも、文化系の社員もいます。

会社(職場)という組織には、様々な個性が集まっているので、自分だけが合わないと思うのは少し違います。

会社や人に対して「合わない」と思う前に、自分にとって働きやすい社風(合うカラー)は何であるのか認識しておく必要があります。

そこを明確にしておくことで、「合わない」と感じた際に取る行動が変わってきます。

譲れないところ、やりづらいこと、違和感を覚えること、自分に合わない会社のカラーによりデメリットが大きくなった場合は、「転職」という手段があります。

まずは自分を知ったうえで、会社のカラーを探っていきましょう!

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<石川かおり>

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