求人情報と入社後の労働条件が違う!!トラブル回避する3つの確認ポイント

2021年10月13日

先日、キャリアトレインの転職サポートの登録者からこんな相談がありました。

「転職サイトに載っている求人情報は虚偽があったり、入社した際の待遇が違うこともあると聞いたのですが、応募しても大丈夫なのでしょうか?」

本当にあってはいけないことなのですが、転職サイトや求人票の記載内容と、実際の労働条件が違うという話は結構よく聞きます。

このようなトラブルは、2018年1月の職業安定法改正により減少傾向ではありますが、最新のハローワークの調査では実際にこれだけの申出があります。

【申出等の件数は6,811件】

<内容別件数>
第1位:「賃金に関すること」(30%)
第2位:「就業時間に関すること」(23%)
第3位:「職種・仕事の内容に関すること」(17%)
第4位:「選考方法・応募書類に関すること」(13%)
第5位:「休日に関すること」(12%)

参考:平成30年度のハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る申出等の件数(厚生労働省)

マスコミ・エンタメ業界でよく聞くのは、下記のようなトラブルです。

「全然休みがなかった」
「正社員になれると聞いていたのに契約社員のまま」
「残業代が出なかった」
「給与が求人票の額より少なかった」
「聞いていた仕事内容と違った」

などなど。

このような企業には、しかるべき対応をすれば是正指導などが行われますが、実際に被害を受けて入社した方にとってはあとの祭りです。

初めての就職なのに、夢を打ち砕かれた方。

前職を辞めて転職した方。

地方から就職の為に上京してきた方。

様々な事情で意気揚々と就職・転職を叶えた方にとって、いち企業の仕業だとしても、世の中や社会に裏切られた気持ちにさえなるものです。

では、どうしたらこのようなトラブルを回避することができるのでしょうか?

「実際の労働条件が違う!」を防ぐ3つの確認

こうしたトラブルを回避ために重要な確認ポイントがあります。

①面接で確認
求人情報と異なる説明があった場合、ここで引き返すこともできます。
あくまでも入社に前向きな姿勢を見せつつ、質問や確認することがポイントです。

②内定後に確認
「こんなことを聞いたら不採用になるかも」と、面接時に労働条件は聞きづらいこともあります。
内定が出てからならば何も怖くはありません。内定承諾後であっても、条件の相違に気がついたら入社を取りやめることも選択できます。

③労働条件通知書(雇用契約書など)で確認
書類は万全でない可能性もあります。求人情報や面接で説明を受けたことが記載されていなかったら質問できるようまとめておきましょう。

言った言わないを防ぐため、書面やメールでの確認がベストです。

キャリアトレインのような人材紹介会社経由の入社では、求人条件の「点検」「確認」を徹底し、相違がないことが前提です。

あまり声を大にして言ってはいけないのですが、マスコミ・エンタメという特殊な業界では、労働基準法に抵触するような条件の企業や仕事もあります。

そのような場合、登録者(求職者)にすべてをお伝えしたうえで、選考を進めています。

そもそも、本来・・・、そのような求人依頼を受けることもNG、そういった企業へ人材紹介を行うこともNGなのですが・・・(うぐぐ)

就職・転職サポートには、「実際の労働条件が違う!」を防ぐためのサポートも含まれます。

企業にしつこいと思われようとも、確認を徹底したいと思います。

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<石川かおり>

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