人材紹介会社も困惑する!?良い人事・悪い人事が採用成功の分かれ目!

2021年10月4日

人材紹介会社は企業の採用窓口である、『人事(採用担当者)』と打ち合わせを行い、求める人材や労働条件などの募集要件について確認しています。

募集要件をただ確認するだけではなく、求人票に書かれていない裏情報的なことも、人事(採用担当者)との打ち合わせによって浮き彫りにする必要があります。

ただ、この打ち合わせが有意義なものになるかどうかは、人事(採用担当者)のキャラクターにもよります。

よく、『良い人事・悪い人事』イコール『採用力のある企業・ない企業』と言われます。

新卒・中途採用では、応募者が入社企業を決めたポイントとして「人事の印象が良い」という回答が上位にあがります。

逆に、人事の印象が悪いと、「この会社はダメだ」と思われる確率が高くなるというわけです。

人事は総合的な能力が高く、自社について一番詳しくないといけません。

会社によって、「人事部」や「採用担当者」を専任で置いていないところもあります。

社長が直接採用窓口になったり、取締役や上長クラスの方が採用を兼任したりするケースも多々あります。

そういった企業の方が、実は話が早かったりします。

また、人事経由で現場に確認を取る必要もありませんし、実際に現場で必要としている人物像が見えやすく、求職者(登録者)に説明すべきネタがたくさん拾えるからです。

人事は採用業務だけではなく、労務管理や評価制度の制定、教育研修など、たくさんの役割を担っています。

あくまでも、人材紹介会社から見た採用に関する一面だけではありますが、良い人事・悪い人事というものがあります。

人材紹介会社から見た良い人事・悪い人事

<良い人事とは>

キャリアトレインのクライアントの人事(採用担当者)は、優秀な方ばかりで本当に恵まれています。

まぁ・・・、20年近く人材紹介業をやっていると例外もありましたが、ほとんどの人事が下記のようなことができます。

■自社はどんな会社なのか客観的な視点を持ち、強みや特徴をきちんと打ち出すことができる
■自社の魅力や仕事のやりがいを、採用したいと思う人材に伝えて、入社意欲を高めることができる
■誰からの伝書鳩ではなく、自分の言葉でプレゼンテーションすることができる
■現場社員との連携を図り、周囲を巻き込んでいくことができる
■相手の気持ちを察知し、高い質問力で有効な回答を得ることができる

<悪い人事とは>

「悪い」というか、困ってしまう人事と言っていいでしょう。

人事の人となりが悪いなんていうのは論外ですが、一見よく見えても「ダメだこりゃ・・・」という人事も残念ながらいます。

■選考理由が曖昧で、応募者へのフィードバックができないうえ、次の人選に繋がらない
■上司や現場の顔色ばかり窺い、自分の意見や採用に対する熱意がない
■どれだけの媒体や人材紹介会社に求人を出すか、それだけで採用業務をやった気になっている
■とにかくレスが悪く、仕事が遅くて機を逃してしまう
■退職者が出るのは社員の問題、劣悪な労働条件でも改善しようとしない

困った人事の会社には、求職者(登録者)を紹介しづらいというのが本音です。

人事(採用担当者)の最近の傾向

ここ数年で、企業の人事(採用担当者)にも変化が見られるようになりました。

時代の変化に合わせ、人材紹介会社も対応していかなければなりません。

▼人事業務をアウトソーシング
自社の社員ではなく、採用業務を外部に委託する企業も増えています。

▼採用システムですべて完結
企業指定の採用管理システムを使用し、応募から選考~内定~入社まで、人事(人間)とコミュニケーションを取らずに完結することも。

▼人事部のリモート勤務
コロナを機に、人事部は基本リモート勤務になる企業が多発。対面よりも効率的なコミュニケーションが求められるように。

これからも色々な手法で採用が行われるようになると思います。

求職者(登録者)の不利になることはもちろん、不安に思わせることがないように、人事の方と良好な関係を築いていけたらと思います。

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<石川かおり>

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