もどかしい!!withコロナ時代の非対面営業
新型コロナウイルスの影響で、キャリアトレインの就職・転職サポートにも様々なショックが起こっていますが、私自身は何がキツイってこれ、、、
「営業活動がままならない」こと!
就職・転職サポートで求職者(登録者)の皆様と接するのはもちろん大好きなのですが、もとより私は営業職としてのキャリアが長く、企業に出向くのが大好きなのです。
マスコミ・エンタメ業界の企業は多忙なので、意味もなくお邪魔することはNGですが、採用の相談や人材の提案など、企業の人事担当者や社長に直接お会いしてお話する機会は多々ありました。(はい、過去形)
面接同行も大好きで、同席出来なくても受付まで登録者を案内して、企業の人事担当者に挨拶して帰るなど、とにかく“直接会う”ことで交流を深めてきました。
ところが、今や新型コロナウイルス対策で人と人との接触を極力制限しなければなりません。
求職者(登録者)の皆様とは対面以外でサポートする流れが自然になってきましたが、対企業にも同じような対策をしなければなりません。
○部外者・取引業者の入館自粛!
○テレワーク導入で社内に人がいない!
○打ち合わせは万全な体制を整えなければならない!
○新規企業へ対面して説明が出来ない!
○社内の雰囲気や社風などを直接感じることが出来ない!
直接的に、「来ないで欲しい」と言われたわけではありませんが、企業から自粛・テレワークの案内が届き、世の中の流れを考えてもこれまでのように簡単に訪問出来るはずがありません。
緊急事態宣言が出ているのに、アポなし営業を行っていた人材紹介会社もあるようですが、社員の安全を守る為に対策を講じている企業には迷惑!?
しかし、企業に訪問しなければわからないこともあるのです。
企業訪問の目的
人材紹介会社にも色々ありますが、キャリアトレインが求人企業を訪問する目的は大きく3つあります。
①企業に訪問し、直に感じたことを登録者に伝える
②詳細な求人内容を人事担当者からヒアリングする
③企業の課題や問題点があれば感じ取る
人材紹介のシステム的には、求人をメールか何かでもらって→登録者にピラっと渡して→エントリーして・・・と流れ作業だけでクロージングすることは可能です。
求人のもらい方は気心の知れた企業ならばメールだけでも全然問題ありませんが、問題は登録者への説明です。
ただ求人を見せるだけなら求人サイトと変わりありません。
どういう企業で、こんな社員やこれまで採用された方がいて、面接ではこんな話をした方が良いなど、人材紹介会社が直接見聞きして感じたことを伝えなければ、登録者が「この会社に入りたい!」と心から思えるでしょうか?
血の通った就職・転職サポートがキャリアトレインのモットーであり、営業としての役割だと考えています。
世間では非対面営業の対策として、ITを駆使することが主流になりつつありますが、そういうことはシステム命の大手人材紹介会社にお任せしたいと思います。
安全・便利・効率はwithコロナ時代にさらに求められますが、対面と非対面の両方の良さを組み合わせて、企業に対しても血の通った営業を忘れずに以前のような繋がりを保てればと切に願っています。
<石川かおり>