仕事モード?オンとオフが微妙なマスコミ・エンタメ業界

2020年3月4日

社員旅行

テレビ番組制作会社では、社員同士の仲が良い会社ほど、仕事とプライベートのオンとオフとの切り替えがハッキリしないことがあります。

例えば、先日お邪魔した番組制作会社では会社のキッチンで夕飯を作ってみんなで食べて帰るそうです。

毎日がパーティーじゃないですが、仕事は終わっているのに会社に残ってみんなでワイワイ楽しんでいます。

もちろん強制ではないので、帰りたい社員は帰れば良いのです。

ただ、毎日ではないにしろ、社員全員が代わる代わる参加している恒例行事?になっているそうです。

これこそ“社風”を感じる1つだと思います。

こんな雰囲気が苦手で遠慮したいという方には合わないかもしれませんね。

以前のテレビ業界では、仕事が終わらなかったり、家に帰っても引きずることが多く、ネガティブな意味でオンとオフとの切り替えが出来ないとも言われてきました。

昨今の働き方改革で、そのような環境も随分改善され、仕事の合間や隙間を見つけて楽しもうとする会社が増えてきました。

この会社以外にも、新年会や忘年会などの定番行事はもちろん、社員の誕生日会、クリスマス、野球やサッカーチーム結成など、オンとオフを意識せず社員同士で交流を図る会社は多々あります。

マスコミ・エンタメ業界の社員旅行

社内や近場で簡単に交流を図ることはよくありますが、会社によっては年に1回ペースで社員旅行を決行するところもあります。

社員数数名の会社から数百人規模の会社まで、やるところはやります。

昨年聞いた各社の社員旅行は、、、

■番組制作会社A社
社員数:130名
旅行先:グアム
日程:2泊3日
運動会などの遊びも有りつつ、数秒のVTR制作課題も出る研修型社員旅行。

■番組制作会社B社
社員数:35名
旅行先:台湾
日程:2泊3日
社員全員は無理だったのですが、海外番組チームのみロケ終わりに滞在を延長し合間社員全員。

■エンタテインメント企業C社
社員数:110名
旅行先:箱根
日程:1泊2日
余興のゲームやサプライズ有りのお楽しみ型社員旅行。

この他にも、セブ島やベトナムに行った会社や鬼怒川や熱海などの国内も数社聞きました。

「上司や会社の人達と旅行なんて行きたくない」という方もいるかと思います。

しかし、なんだかんだで行ってしまえば楽しいものです。

仕事の延長と捉えていても、いつもとは異なる非日常の時間を共有することで妙な団結感が生まれたりします。

冒頭にお話した夕飯をみんなで作って食べる会社に面接に行ったAD希望者は地方からの上京組でした。

面接官は食事会の話をしながら、「ひとり暮らしでも寂しくないよ(笑)」とおっしゃっていました。

本当にそうですね、私も安心しました。

“社風”の良さを何で感じるのかは人それぞれですが、オープンな気持ちで楽しめれば良いなと思います。

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<石川かおり>

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