毎月、何名～十何名の就職・転職をサポートさせて頂いていますが、大半の登録者（求職者）は熱意に溢れ、ごく常識的な方々ばかりです。

しかし、中には困ってしまう行動をとる登録者もいます。

下記は人材紹介会社あるあるでもあり、他の人材紹介会社も経験有りかと思います。

ここ数か月の間では、こんな困ったことがありました。

こんな登録者（求職者）は困る

人材紹介会社は何かの学校ではないので、登録者（求職者）に対して一から十まで注意をしたり、お願いすることはありません。

登録者の判断に委ねる部分も多いのですが、それが登録者の為にならない場合は阻止しなければなりません。

そんな中で、これは止めて欲しいと人材紹介会社が切にお願いしたいことがあります。

■他社の選考を隠してしまう

転職活動では「御社しか受けていません！」と嘘をつく必要はありません。
むしろ他社の選考もあることを明確に伝え、状況を詳しく説明するくらいの丁寧さが必要です。
他社も受けていることをキャリアトレインにも隠してしまい、キャリアトレイン経由で受けた会社から、いざ内定を貰ってから辞退することになってしまった登録者がいました。
内定辞退は問題ないのですが、他社も受けていることを知らずに企業もキャリアトレインも動いていたので、ガッカリ感は半端ありませんでした。

■紹介した企業に勝手に応募してしまう

キャリアトレインが紹介した企業に、登録者が直接応募してしまうのは、ルール違反だと想像出来るかと思います。
人材紹介会社は登録者（求職者）から一切報酬を頂かずに、就職・転職をサポートさせて頂いています。
紹介した企業に登録者が入社したら企業から成功報酬を頂くシステムです。
成功報酬を頂戴しなければ、健全な会社として登録者をサポート出来なくなります。
そして、何よりも一番悲しいのは、勝手に直接応募されることによって、登録者との信頼関係が崩れることです。

■レスが遅い

登録面談を終えて、登録者は様々な選択をすることになります。
エントリー企業の選択、本当にこの仕事で良いのだろうか、など。
悩んだ末に決断する登録者もいますが、あまりにも時間がかかり過ぎると状況も変わってしまいます。
ある登録者は、約束の期限から2ヶ月経って突然志望動機文が届きました。
面談時に紹介した企業へのエントリーを進めて欲しいという意思表示ですが、すでにその企業の募集は終了していました。

人材紹介会社との縁

上記の登録者の方達は、もちろん悪気があってこのような行動をとったわけではありません。

ちょっとした考えの違いや、先を読むことの大切さが足りなかっただけです。

それでもやはり、大半の登録者がこのような行動をとらないということを考えると、縁がある登録者とそうではない登録者がいるかもしれません。

『縁』『運』『タイミング』は何かにつけて重要ですが、就職・転職という場面では左右されると言っても良いかと思います。

登録者の就職・転職がスムーズにいくように、少しのズレにも気を抜かずに対応していきたいと思います。

≪石川かおり≫