人材紹介会社が心から推薦したい求職者

2018年8月13日

応援したい

「単純な疑問なんですけど、人材紹介業って大変ですよね?」

先日、キャリアトレインの転職サポート面談でお話しした求職者の方にこんな質問をされました。

この方は一般企業で営業として活躍しているので、人材紹介の仕組みをよくご存じでした。

この方の質問を簡単に言い換えると、「人材紹介料はたいした金額ではないのに、よく会社として成り立ちますね」ということです。

別に感じ悪いわけではありません。営業さんとしては不思議に思う部分かと思います。

この方に限らず、これまでにも何度か同じ質問を受けたことはあります。

人材紹介業は、自社の社員をどこかの会社に派遣する人材派遣業とは違います。

求職者(サポート登録者)を希望する会社へ推薦して、正社員として採用してもらって初めて成立します。

人材紹介の仕組み

求職者からお金は一切頂きませんが、採用が成立した会社から人材紹介料を頂戴しています。

キャリアトレインはマスコミ・エンタメ業界に特化しているので、守備範囲はハッキリ言って狭いです。

つまり、そうそう採用がジャンジャン決まるわけではありません。。。

それでも、夢のある業界だと信じ、また希望を持ってきてくれる求職者の為になれば、というわけです。

人材紹介会社の頑張りどころはいくつかありますが、私としては企業へのファーストアプローチとなる推薦時に熱くなります。

決して嘘はつかず、求職者を魅力的に見せる大事な場面です。

当然、求職者がその企業に入りたいと希望するからこそ頑張るわけです。

しかし、そういった想いを感じることが出来ない求職者もいるのです。

「履歴書作って」

企業へ推薦させて頂くことをお断りした求職者がいます。

某エンタメ企業への応募を希望した番組制作ディレクターのAさん(39歳)

担当番組を掛け持ちしていてかなり多忙な様子でした。

しかし、転職の意思はあるようで、キャリアトレインの転職サポートに応募がありました。

まずはAさんの情報(履歴書や職務経歴書)が必要となります。

ところが、箇条書きであまりにもザクっとした経歴がメール本文で送られてきました。

Aさん「これで履歴書作ってくれません?」

さらに、、、

Aさん「職務経歴書とかわかんないんで、作ってください」

新卒だって、20代前半の方達だって、わからなければ調べるなりして履歴書と職務経歴書を頑張って作っています。

キャリアトレインでは、求職者が作成したものを添削アドバイスはしています。

でも、最初から作ってなんて、、、ビックリしちゃいました。

「本当にやりたいのかわからない」

一応、番組制作アシスタントディレクター(AD)職を志望し、キャリアトレインの転職サポート面談にいらしたBさん(26歳)

番組制作に興味はあるけど、迷っていると言います。

確かに、番組制作は強い意志がないと務まらない仕事ではあります。

挑戦することに、迷ったり、不安に思うこともあるかと思います。

ところが、Bさんはもうちょっと手前のところでハッキリしない部分がありました。

Bさん「番組制作が本当にやりたいことなのかわからないんです」

Bさんとは数回の面談を重ね、何時間も話し合いました。

それでも、Bさんから「頑張ってみたい」「挑戦してみたい」という前向きな言葉を最後まで聞くことが出来ませんでした。

Bさんご自身がわからないのであれば、私はもっとわかりません。

求職者が望むからこそ

システマティックな人材紹介会社はどうだか知りませんが、キャリアトレインでは心から応援したいと思えるような求職者しか推薦しません。

お給料などの生活の為というよりは、好きなことに挑戦したいという方が集まるマスコミ・エンタメ業界に特化しているから、ということもあります。

本気でやってみたいという気持ちがないと務まらないからです。

また、人材紹介会社が求職者にお願いして“転職して頂く”わけではありません。

求職者本人が望むからこそ、人材紹介会社は精一杯援護射撃させて頂いています。

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≪石川かおり≫

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